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カレル・チャペック の商品レビュー

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2024/08/18

この作品はチェコを代表する作家チャペックのことを知るには最適です。「ロボット」という言葉の生みの親である彼の生涯や思想、作品をわかりやすく解説してくれます。 チャペック作品と合わせてこの本を読むことでよりチャペック作品を楽しむことができます。 とてもわかりやすく、読みやすい本...

この作品はチェコを代表する作家チャペックのことを知るには最適です。「ロボット」という言葉の生みの親である彼の生涯や思想、作品をわかりやすく解説してくれます。 チャペック作品と合わせてこの本を読むことでよりチャペック作品を楽しむことができます。 とてもわかりやすく、読みやすい本ですのでおすすめです。

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2024/08/14

ドイツやロシアといった大国の間で独立を模索する母国チェコを愛し、人類の可能性を信じた行動派の作家。「ロボット」など彼の作品に通底するものが何かを理解できたようで、この先に彼の作品を読むのが楽しみになった。

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2023/07/14

●『ロボット』や『山椒魚戦争』といった著作は知っているが読んだこともなく、どこの国の作家なのかも知らなかった。

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2021/01/16

重厚な文献調査に基づいてカレル・チャペックの様々な面を多角的な視点で描いた評伝。本書自体がカレルの文学的キュビズムを再現しているようにも思える。 作品や政治的・文化的活動から、人間愛や隣人愛を具体的かつ地に足のついた行動として実践できる人だったことがわかる。

Posted byブクログ

2020/08/16

今年行く予定だったチェコの文学者?であるカレルチャペックの生い立ち,活動,人間関係,趣味の世界を紹介する本。 戦争の狭間で母国が独立し,そして不当に侵攻されていく時代に,エネルギッシュに活動した人物だということが知れた。 今年は1900年代前半のドイツに関わる人の本を読むことが多...

今年行く予定だったチェコの文学者?であるカレルチャペックの生い立ち,活動,人間関係,趣味の世界を紹介する本。 戦争の狭間で母国が独立し,そして不当に侵攻されていく時代に,エネルギッシュに活動した人物だということが知れた。 今年は1900年代前半のドイツに関わる人の本を読むことが多いなぁ。ロボット,山椒魚戦争は読んでおきたい。

Posted byブクログ

2016/01/23

ズデーテン・ドイツ人問題はチェコとドイツの間で、深く刺さった棘のように、根の深い争点になっている。「ズデーテンSudeten」はドイツ語の名称で、チェコ語では「スデティ Sudety」、先住民のケルト語由来であり、本来はチェコの北部から東北部のポーランド国境にかけての山岳地帯を指...

ズデーテン・ドイツ人問題はチェコとドイツの間で、深く刺さった棘のように、根の深い争点になっている。「ズデーテンSudeten」はドイツ語の名称で、チェコ語では「スデティ Sudety」、先住民のケルト語由来であり、本来はチェコの北部から東北部のポーランド国境にかけての山岳地帯を指したが、ドイツ系民族の定住拠点と関連する政治的な意味を深め、適用範囲が拡大され、ついには西部のドイツとの国境周縁地帯まで含まれるようになった。実際にナチスに割譲された地域はチェコのドイツ人居住地の大半を占めていた。ヒトラーによる割譲要求には歴史的な事情もあった。これらの地域には12、13世紀からドイツ人が入植して、鉱山、製陶、紡績などの産業を開発し定住していた。周辺での民族的対立はそれほど目立たず、ドイツ人とチェコ人は隣接または混住して平穏に生活していたと思われる。しかし次第にドイツ系住民の優越性が高まり、階級的対立と民族的対立が絡み合い、とくに17世紀円半のハプスブルグ王朝の政権確立後はドイツ系の支配が決定的となった 。

Posted byブクログ