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トラウマの現実に向き合う の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/06/19

著者の本は、何冊か読んできたが、この本は、中でも何度も読み返したいと思った。図書館から借りて読んだが、購入を決めた。 心に留めておきたい大切なことが沢山書かれてあった。タイトルのトラウマという言葉に直接興味を惹かれない人も手に取ってみてほしいと思う。 身近な人や自分自身も自覚...

著者の本は、何冊か読んできたが、この本は、中でも何度も読み返したいと思った。図書館から借りて読んだが、購入を決めた。 心に留めておきたい大切なことが沢山書かれてあった。タイトルのトラウマという言葉に直接興味を惹かれない人も手に取ってみてほしいと思う。 身近な人や自分自身も自覚していないトラウマを抱えているかもしれない。そんな相手からジャッジメントを受けることはないだろうか。そんな相手にジャッジメントを下していないだろうか。 ジャッジメントはトラウマを産み、トラウマがあると自己防衛のためにジャッジメントを下すようになる。この構造がわかり、自分自身を今一度見つめ直し、他者に対する言動を変えていきたいと思った。

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2023/05/30

専門家がジャッジメントしてしまうことから抜け出すための仕組みが必要なのだろう。 気付き、手放すための安心できる場が。 専門家はやたらと同業の専門家に厳しい。これが続くシステムではジャッジメントの横行を止めることは難しいのではないか。 ある事例検討会で「専門家が事例検討会で傷つく...

専門家がジャッジメントしてしまうことから抜け出すための仕組みが必要なのだろう。 気付き、手放すための安心できる場が。 専門家はやたらと同業の専門家に厳しい。これが続くシステムではジャッジメントの横行を止めることは難しいのではないか。 ある事例検討会で「専門家が事例検討会で傷つくのは当たり前だ」とする発言を聞いたことがある。本当にそうだろうか?傷つけられるただそれだけで本当に良い支援者となれるのだろうか?患者さんに必要だといわれている環境が、良い支援者になるためにも必要だとは考えられないのだろうか。

Posted byブクログ

2022/04/17

アセスメントとジャッジメントを混同してしまうことはままあることだ。 そこに自覚的にいられるかどうかが、 人と共にあれるかの分岐点であるだろう。 私達はどれだけ学び、分かっていても、 自分の世界観をもって、他者を理解しようとしてしまう。 だからこそ、人の発する一語一語に丹念に...

アセスメントとジャッジメントを混同してしまうことはままあることだ。 そこに自覚的にいられるかどうかが、 人と共にあれるかの分岐点であるだろう。 私達はどれだけ学び、分かっていても、 自分の世界観をもって、他者を理解しようとしてしまう。 だからこそ、人の発する一語一語に丹念に耳を傾け、その言葉に込められた思いを丁寧に紐解いていけるといいなと思う。 そして、他者だけでなく、 自らにゆるしをもてることが、 この上なく大切なことだろう。

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2022/02/09

治療者に向けた書かれ方をしているが、本書冒頭にもあるように、当事者にとっても非常に得るものが多い。 当事者向けの本だと、押し付けのように感じてしまう事も少なくないが、治療者向けに書かれていることから、自らの状態を客観視することができ、自らへの接し方について学ぶところが多かった。 ...

治療者に向けた書かれ方をしているが、本書冒頭にもあるように、当事者にとっても非常に得るものが多い。 当事者向けの本だと、押し付けのように感じてしまう事も少なくないが、治療者向けに書かれていることから、自らの状態を客観視することができ、自らへの接し方について学ぶところが多かった。 ジャッジメントを手放す。 コントロール感覚の回復をめざして。

Posted byブクログ

2021/05/27

トラウマの捉え方、考え方、ジャッジメントの考え方、なぜ手放す必要があるのか等、わかりやすく紹介されています。 文庫サイズなので手に取りやすいですし、読みやすい文章ではありますが、中身は濃密で読み応えがありました。支援者として繰り返し読みたい一冊です。

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2021/02/05

素晴らしかった。日本の精神医療は一度目の診察で名前をつけられる(ジャッジメントされる)ことは見直すべき

Posted byブクログ

2019/01/04

もう少し早くに知りたかったという思いがある。 大小あれどもトラウマを経験してきている人たちにちゃんと理解もなく、かわいそうな人たちとして自分から何かしてあげようと手を差し伸べたりしてしまったからだ。 コントロール感覚を持たせてあげることとジャッジメントを手放すということ、安心を...

もう少し早くに知りたかったという思いがある。 大小あれどもトラウマを経験してきている人たちにちゃんと理解もなく、かわいそうな人たちとして自分から何かしてあげようと手を差し伸べたりしてしまったからだ。 コントロール感覚を持たせてあげることとジャッジメントを手放すということ、安心を与えることが大事であるということをいたく痛感した本であった。 私の経験上、特に女性にPSTD気味の人が多い気がするし、もう少し信頼と距離感を大事にして接してあげれば良かったと思う節がある。 同じことを起こさないためによく自分の中に落とし込んでおきたい。

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2017/03/04

[図書館] 読了:2017/3/4 p. 204 「ゆるし」とは、「トラウマ体験者としての自分へのジャッジメントをやめる」ということだと思う。とても適応が大変な変化ではあったけれども、自分自身に傷がついたわけではなく、自分は大変な変化を乗り越えながらもプロセスを前進している存在...

[図書館] 読了:2017/3/4 p. 204 「ゆるし」とは、「トラウマ体験者としての自分へのジャッジメントをやめる」ということだと思う。とても適応が大変な変化ではあったけれども、自分自身に傷がついたわけではなく、自分は大変な変化を乗り越えながらもプロセスを前進している存在なのであり、そこにジャッジメントを下すことには何の意味もない、と心から知ることが「ゆるし」ということなのだと思う。

Posted byブクログ