文化庁国語課の勘違いしやすい日本語 の商品レビュー
自分自身が間違った言葉の覚え方をしていることに気づけました。 一つ一つが短くてかなりサクッと読めてわかりやすいです。 とても勉強になりました。
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「国語に関する世論調査」を担当している「文化庁国語課」による正しい言葉の意味について解説した本。 「情けは人のためならず」や「気が置けない」など、意味が間違われやすい言葉として定着したものもありますが、「憮然」や「確信犯」など、本当の意味を知らなかった言葉も多くあり、勉強になり...
「国語に関する世論調査」を担当している「文化庁国語課」による正しい言葉の意味について解説した本。 「情けは人のためならず」や「気が置けない」など、意味が間違われやすい言葉として定着したものもありますが、「憮然」や「確信犯」など、本当の意味を知らなかった言葉も多くあり、勉強になりました。 本来の意味とは違うからと言って、誤用と決めつけるのはよくないと思います。しかし、他人(特に年齢が上の人)とコミュニケーションをするとき、意味を取り違えていると、相手を怒らせたり、会話が成り立たなかったりするので、言葉の正しい意味も学ばないといけないんですね...。言葉の使い方には注意です。
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発刊当初とっても話題でどこでも品切れ状態だった本。ネットで在庫ありをみつけて入手したら満足して、そのまま積読になっていました。 本来の意味ではない使われ方も多い言葉を選んで、使われ方を分析した本。自分でも本来の意味が分かっているのもあれば、そうではない意味で使っていたり、はたまた...
発刊当初とっても話題でどこでも品切れ状態だった本。ネットで在庫ありをみつけて入手したら満足して、そのまま積読になっていました。 本来の意味ではない使われ方も多い言葉を選んで、使われ方を分析した本。自分でも本来の意味が分かっているのもあれば、そうではない意味で使っていたり、はたまたよく知らない言葉も。 逆に言うと、ここにある言葉を使うと、相手に正しく意図が伝わらない可能性もあるんだよなとも感じる。 とは言え、言葉は生き物。難しいね。
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日本語は絶えず変化していくものだから、その最中にある言葉を集めているという点において、読んで損はない一冊。 知っていることが大事で、誤用する人に対してどう接するかは別問題…。
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文化庁国語科の勘違いしやすい日本語。文化庁国語科の著書。知らず知らずのうちに勘違いして誤った使い方をしている言葉は多いと思います。私自身も覚えたての言葉や難しい言葉を得意気、自慢気に使ってしまいがちだけれど、その中には勘違いして間違えて使っていたものもありました。"役不...
文化庁国語科の勘違いしやすい日本語。文化庁国語科の著書。知らず知らずのうちに勘違いして誤った使い方をしている言葉は多いと思います。私自身も覚えたての言葉や難しい言葉を得意気、自慢気に使ってしまいがちだけれど、その中には勘違いして間違えて使っていたものもありました。"役不足"や"姑息"、完全な勘違いで使っていて反省です。でも私に限らず、役不足や姑息に限らず、勘違いした日本語を使っている人は少なくないのではないでしょうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文化庁に国語課というのがあるんだ…と思いつつ読んだ。 なるほど、常用漢字表とかはここが用意してくれているのか。 国語の改善・周知と教育普及が目的の様子。 勘違いしやすい、意味を間違えて使用しやすい言葉を、勘違いの事例をもとに確かめる。 では、本来の意味はどういうことなのだろう?と辞書で確認する。 大体、本来の意味が一番最初にあるのだけれど、誤用も「最近では」とか付け加えられて記載されている。 実際には国民がどう意味を理解しているか、データもある。 さっきの事例で勘違いはどう発生したのか?なぜ誤用されるようになったのか、きちんと書かれている。 と、いう事例→確認→統計データ→原因というパターンで1冊になっている。 コラム的で、気になったところから読むのも良い。 なるほどー、私も誤用の意味で使っていたわ…というのもたくさんあった。 周りの人はどうなんだろう、とちょっと試してみたくなる気持ちもある。 私が正しい(本来の?)意味で使用していたところで、相手が異なる意味で理解していたら望むコミュニケーションができないなあ。 調べたら、文化庁HPでも「ことば食堂」というページがある。 本に記載されていたものもあった。動画でも紹介しているらしいので、また見てみると面白いかもしれない。
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ショック…!かなりの数を間違えて覚えていました。 文脈だけで意味をわかったつもりでいるのはよくないですね。 一つ一つのことばの解説がシンプルであっさりしている分読みやすいです。 世代別でどれくらい勘違いしているか?というのもわかって面白い。 自分は正しい意味を知っているけれど、世...
ショック…!かなりの数を間違えて覚えていました。 文脈だけで意味をわかったつもりでいるのはよくないですね。 一つ一つのことばの解説がシンプルであっさりしている分読みやすいです。 世代別でどれくらい勘違いしているか?というのもわかって面白い。 自分は正しい意味を知っているけれど、世代によっては違う意味で使っている言葉もありました。 語源を遡ると、意味を間違えにくいのかなあとも思ったのですが、古文・漢文の知識が薄いと遡れる語彙数も減ってしまう。 やっぱり正しい言葉遣いと言語感覚の根幹に古文・漢文があるのかなあ。
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時代が変わるといろいろなものに変化がみられる。ファッション、街の風景、そして言葉。言葉で、本来持っていた意味が180度変わる例がある。例えば、「やばい」がそうだ。本来は悪い意味で使っていたが、今では若い人たちの間で、いい意味での評価を表す言い方として定着している。「これ、やばくな...
時代が変わるといろいろなものに変化がみられる。ファッション、街の風景、そして言葉。言葉で、本来持っていた意味が180度変わる例がある。例えば、「やばい」がそうだ。本来は悪い意味で使っていたが、今では若い人たちの間で、いい意味での評価を表す言い方として定着している。「これ、やばくない(語尾を伸ばして言う)」と言っている若い人の場合、どちらの意味か考える必要がある。 「敷居が高い」と言うと、「不義理なことや面目の立たないことがあって、その人の家に行きにくい」と言う意味を連想する。ところが本来の意味は違っていた。「高級過ぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい」と言う意味だと知って驚いた。 よくやるつもりでもないのにその場をごまかすための答弁で使わる表現に「やぶさかでない」がある。本来の意味は「何かをする努力をためらわない、喜んで何かをする」だった。どこからどうやって政治家や官僚を使うような意味になったのだろう。 見ていくと、本来の意味と現代社会で使われている意味では違いある。言葉は生き物と言うが、これから先、どのように変化していくのか気になるところ
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「気軽・おもしろい・オベンキョウになる」の三拍子揃った上に、休憩本適性も非常に高いふむふむ本だった! 文化庁国語課とは、「国語の改善及びその普及」を担当する部署、であるらしい。 「国語に関する世論調査」を実施(数年前に流行った『「確信犯」や『役不足』の本来の意味ってなんだ??』...
「気軽・おもしろい・オベンキョウになる」の三拍子揃った上に、休憩本適性も非常に高いふむふむ本だった! 文化庁国語課とは、「国語の改善及びその普及」を担当する部署、であるらしい。 「国語に関する世論調査」を実施(数年前に流行った『「確信犯」や『役不足』の本来の意味ってなんだ??』のアレだろう、たぶん。)して、意味や使い方に揺れが生じている言葉について、正誤を判定するのではなく「本来の意味」「本来とは違う使い方」を毎年取り上げていくことで、人との伝え合いをより的確なものにして欲しい…というのが、この本の意図であるらしい。 で。 実際に「国語に関する世論調査」で大きな揺れが生じていたり、世代間で理解している意味が違っていたり、誤解していると真逆の意味になったり…というような言葉をピックアップして、世論調査結果と本来の意味、語源の小ネタや誤用に至った理由の推測…などなど、大変親しみやすく、気軽にふむふむできた! お役所の調査を、一般書の形でフィードバックしてくれるという点でも大変素敵な本だったー!!
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「他山の石以って玉を攻むべし」(よその山から出た粗悪な石でも、自分の宝石を磨く役には立つという意味)。「他山の石」とは、他人の誤った言行やつまらない出来事でも、それを参考にしてよく用いれば、自分の修養の助けとなるということ。「対岸の火事」でもなければ、ましてや「他人の良い言行を自...
「他山の石以って玉を攻むべし」(よその山から出た粗悪な石でも、自分の宝石を磨く役には立つという意味)。「他山の石」とは、他人の誤った言行やつまらない出来事でも、それを参考にしてよく用いれば、自分の修養の助けとなるということ。「対岸の火事」でもなければ、ましてや「他人の良い言行を自分の行いの手本とする」という意味では決してない。文化庁は、毎年、新聞等で誤った日本語の用例を公表しており、そのたび、驚きの声をあげている。にもかかわらず、喫驚のそのそばから忘れている。一度理解したはずなのにいまだに勘違いしているもの多々あり、身の縮む思いであった。ちなみに「攻むべし」は「おさむべし」と読む。は~っ。
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