ゲゲゲのゲーテ の商品レビュー
太平洋戦争で南方の島に送られた水木さんが持って行ったのがゲーテ。漫画のここかしこにゲーテに触発された真理が散りばめられているのが驚きだ。
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ゲーテから発せられた思想が水木しげるに濾過されるとドライさとユーモアさのある言葉になる。 才能ない奴が漫画家やっても云々とか、紙芝居、貸し本、少年誌と生き残ってきただけ凄みがある、
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ゲーテと水木しげる。水木しげるの哲学のルーツが述べられている。言葉もなるほど元気をくれる前向きなものだった。戦争を生き抜いた人の言葉として重いものがあるし表現者としての明るさ、大事なものをしっかりみていた軌跡が感じられてよかった。
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水木しげるも大した人だ。ゲーテとの対話をもっとちゃんと読み直そう。 驚嘆するものだけを追え。 自分を解放するには、自分を理解すること。
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私はゲーテの本は読んだことがない。この本では水木先生の心に響いた言葉が抜粋されている。水木先生自体が個性的な人物なので独特な部分もある気がするが、私には、「否定的であることは無に通ずる。」この言葉が一番響いた。
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戦争で死ぬ意味について考え続けた著者は、多くの哲学書などを読み漁ったが、一番感銘を受けたのはゲーテと聖書だったそう。 どちらも暗記するほど熟読したそうだが、岩波文庫の『ゲーテとの対話』上中下巻は戦地にまで携帯している。 ぼくは両書とも未読だが、御大がそこまで絶賛されているなら、ぜ...
戦争で死ぬ意味について考え続けた著者は、多くの哲学書などを読み漁ったが、一番感銘を受けたのはゲーテと聖書だったそう。 どちらも暗記するほど熟読したそうだが、岩波文庫の『ゲーテとの対話』上中下巻は戦地にまで携帯している。 ぼくは両書とも未読だが、御大がそこまで絶賛されているなら、ぜひ読まねば…。
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ー最近の若い男は、3分の1くらい下駄で叩いてやりたいような感じだ。ー 水木サンらしい表現でピシャリと言ってくれていて、この一言だけでファンになります。 ー水木サンが幸福だといわれるのは、長生きして、勲章をもらって、エラくなったからなのか? 違います。好きな道で奮闘して、食いきっ...
ー最近の若い男は、3分の1くらい下駄で叩いてやりたいような感じだ。ー 水木サンらしい表現でピシャリと言ってくれていて、この一言だけでファンになります。 ー水木サンが幸福だといわれるのは、長生きして、勲章をもらって、エラくなったからなのか? 違います。好きな道で奮闘して、食いきったからです。 周りには水木サンの幸福菌に感染した人たちも多く居ます。幸福は感染するんです。ー 幸福は感染する、その通りだと思います。
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妖怪作品もさることながら、「水木サン」の話しや、考え方、生き方について書かれたものをみると、ほんとうにすごい人だったことがよくわかります。 「ゲゲゲの女房」をみるまで、片手で描いていたことも知らず、テレビアニメでかわいくデフォルメされたあとの目玉おやじのほんとうの意味もしりません...
妖怪作品もさることながら、「水木サン」の話しや、考え方、生き方について書かれたものをみると、ほんとうにすごい人だったことがよくわかります。 「ゲゲゲの女房」をみるまで、片手で描いていたことも知らず、テレビアニメでかわいくデフォルメされたあとの目玉おやじのほんとうの意味もしりませんでした。 手にとりやすい、子ども向けの作品の裏には、妖怪の姿を通じて、哲学や宗教、人一人の生を超えたところにある時の流れや真理について考え、描き続けて生きたすさまじい日々があります。 巻末の「剣豪とぼたもち」も秀逸です。 「妖怪は伝承があるから、勝手に創作しちゃいかんのです」 とても、重たいひとことです。
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水木サンが選んだゲーテの格言。 この本でゲーテについて理解できるわけではなく、あくまで格言集。 とはいえ、水木サンが選んだゲーテというだけで、なんだか有難い気持ちになります。実際の内容も有難くて、時間をおいて何度も読み返したい一冊です。
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ゲーテの言葉の中から年齢と同じ93の名言をピックアップしてくれています。 ゲーテはたくさんの名言を残しているので、全部読むのは大変ですが、こうやって選んでくれると楽でいいですね。 この本はさらにそこへ水木さんの名言も追加されています。 自然体で、自由に生きた水木さんがいっぱいでし...
ゲーテの言葉の中から年齢と同じ93の名言をピックアップしてくれています。 ゲーテはたくさんの名言を残しているので、全部読むのは大変ですが、こうやって選んでくれると楽でいいですね。 この本はさらにそこへ水木さんの名言も追加されています。 自然体で、自由に生きた水木さんがいっぱいでした。
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