貴公子の想い人 の商品レビュー

アン・アシュリー(著者),古沢絵里(訳者)

2016/05/09

荒野で世間から隔離されるように世をひねた老貴婦人と暮らしてきたルースは、老貴婦人の死とともに、彼女の死の真相を探ることになるのだが…
ルースを当初犯人だと思い込んだヒューゴとの誤解は早々にとけて、お互いすれ違いつつもほのぼのしているので、前半の緊張感を考えると、後半がちょっと物足りなくなる。
ミステリー要素もあくまで添え物的なものだと知らずに読むと、結末も物足りないかも。
優しくてちょっぴり痒い安定のクオリティー。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5063.html

2016/02/17

気持ちが通じ合ってないのがもどかしくってたまらなく、並行してサスペンスが起きて…のいつものアン・アシュリー
2014年の作品で、昔と比べれば愛人の影がなくなって、ほんのちょ～っとだけ情熱的になったかも。おいくつなのか分からないけど、いまだに書き続けてくれててほんと嬉しい！
口調もヒストリカルらしいちょっと古めかしい感じが、雰囲気たっぷり！と思ったら古沢絵里さんだった。ヒストリカル大御所は古沢さんか細郷妙子さんでお願いしたいわ～