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暗くて静かでロックな娘 の商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2025/01/14

感動系の話が多かった。 『日本人じゃねえなら』『サブとタミエ』『反吐が出るよなお前だけれど……』は独特な軸の世界でユーモアの効いた作品だった。

Posted byブクログ

2024/07/10

相変わらず、救いのなさげな話が多い… お下劣な言葉も多数  お◯◯◯  き◯◯◯ とか、 放送禁止用語と思われるの多いわ〜! 前に読んだのもタイトルが、  「デブを捨てに」 もうタイトル自体があかんやろ!って思いながら、即購入。 今回は、タイトルは、そうでもないけど、中身はね。 ...

相変わらず、救いのなさげな話が多い… お下劣な言葉も多数  お◯◯◯  き◯◯◯ とか、 放送禁止用語と思われるの多いわ〜! 前に読んだのもタイトルが、  「デブを捨てに」 もうタイトル自体があかんやろ!って思いながら、即購入。 今回は、タイトルは、そうでもないけど、中身はね。 10個の短編集。 どれも、やりきれんというか何というか … 何編か紹介…(꒪ཀ꒪) 「日本人じゃねえなら」(꒪ཀ꒪)  日本の排他性を描いてるんやろうけど…  「やめろ!おまえそれでも日本人か!」  「莫迦野郎。俺もおまえも、もう人間ですらねえジャネエか」  ってオチ…  う〜ん 「ドブログ焼き場」(꒪ཀ꒪)  火葬場ね!  タイトルだけで、ええやろ…(꒪ཀ꒪) 「おばけの子」(꒪ཀ꒪)  最悪!  めっちゃめっちゃな虐待!  弟は…ビニール袋の…  お姉ちゃんも…  オチが…  「ねえ?これで結婚届出していいのね」    いやいや、そんなオメデタイ状況やないやん! (꒪ཀ꒪) (꒪ཀ꒪) (꒪ཀ꒪) (꒪ཀ꒪) (꒪ཀ꒪) (꒪ཀ꒪) クズというか、それ以上やな。 身も蓋もなさ過ぎ…(−_−;) あちら側の世界へ、イザナってくれます〜 (꒪ཀ꒪)

Posted byブクログ

2022/09/12

暗黒騎士 平山夢明 堪らん。 お洒落なカフェにてコーヒーを片手に文庫本を構え、煙草を燻らす私がまさかこんな暗黒書物を楽しみ脳内エレクトリカルパレードしてるとは誰も思っておらなんだろぅ。 ある時代、ある場所 のお話 解説のお言葉を借りるなら「無国籍」な正に非現実を堪能出来る...

暗黒騎士 平山夢明 堪らん。 お洒落なカフェにてコーヒーを片手に文庫本を構え、煙草を燻らす私がまさかこんな暗黒書物を楽しみ脳内エレクトリカルパレードしてるとは誰も思っておらなんだろぅ。 ある時代、ある場所 のお話 解説のお言葉を借りるなら「無国籍」な正に非現実を堪能出来る素敵な書物。しかし、これまた解説のお言葉を借りるが、決して市場で売り買いされているアイテムではなく、確実に終盤サブクエストダンジョンの最奥で手に入る魔の書物。所持するだけで呪われるアレだ。 以降、内容の解説をしても手に取らない限り確実に「??」となるのは明白。なんなら読み込んでも理解するのが難しいので、誰得なのか知らんこっちゃねぇと半ばヤケクソでお気に入りを描き殴ります(* ´ ˘ ` *)笑 「悪口漫才」 死体の腐臭の表現。 【腋臭の男と水虫の男が生魚を互いの躯に塗って日光浴をしているような臭い】わからないけど絶対臭い。なんか漂ってきた気がしてしまう。 モラハラを超えたモラ神カホルは炎上だ!!! 「どぶろく焼き場」 ダイアナの口の悪さが最高。台詞を書いたらネット警察に逮捕されそうなので割愛...無念...。 彼女は学生時代シンナーのやりすぎで前頭葉が溶けているという触れ込みで訳の分からない単語を連発する〈 跨り上がって〉きた女とだけ。 ジュパッチ!むきむき!ジュパッチ!むきむき 「暗くて静かでロックな娘」 【禿が自慢のオヤジの頭みたいにピカピカに光った便所...って膝をついて告白を始めたくなる気分】 汚いトイレから出てきた事への弁解。 ここら辺で静かなカフェで一人ニヤついてたのは私です。犯人ココです。 いやぁ、訳が分からないですね ーーーーーーーーーーーーー 「チョ松と散歩」「おばけの子」にて泪を零した貴方は完全にコッチの世界の人です。いらっしゃいませ。ごゆっくりと。 神経毒作用があり徐々にHP削られるので連続して読める作家様ではありませんが、今回も大変ウハウハさせていただきました。また忘れた頃にこんにちはしたいと思います。

Posted byブクログ

2021/05/26

2021/5/26読了。 短編集であり、救いがない話とある話がまぜこぜに綴じられているのでハラハラする。 あんまり共通項はないが、大体主人公や関係者が貧乏だったり職がなかったりする。荒廃した世界観と小気味良いセリフや例えがなんとも癖になる。

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2021/02/03

10編の短編集 子供が絡む話が多いような。中でもおばけの子はただただキツめの虐待で辛かった。 逆にチヨ松と散歩は心温まる感が平山さんにしては珍しい。 面白かったけどオススメするレベルではなかった。 それか私が平山さんに、とんでもないオチを求めすぎてるのか、、笑

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2020/10/10

笑える短編から文芸よりの短編までいろいろ。 表題作は物悲しさとやるせなさとおかし味を感じる。 こういう短編を書いてみたいという誘惑にかられる引きずり込まれるような魅力がある。

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2020/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

平山文学で描かれる世界は大体三つに分けられると思う。 1.クズみたいな世界だけどどこか救いのある世界 2.マジで救いのない世界 3.穏やかな世界 圧倒的に多いのが1。本当に汚らしいしえげつない世界でも、最後には救いがある。救いらしいものがなくても、ほんの少しばかり希望を見出せる作品が多い。 ちなみに、この世界で登場人物たちが繰り広げる 節操もモラルも微塵も感じられない罵詈雑言や、行動の数々は一周回ってハイセンスなギャグのように感じる。 2の世界はもうホントに胸糞悪い。「おばけの子」は読んでてしんどくなった。 3はごく稀に見られる。「チョ松と散歩」は平山作品特有の、汚いのも、グロいのも全くない穏やかな世界だった。その分、その後の「おばけの子」は本当に反動がキツくて、読んでて辛いものだった。

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2020/02/23

相変わらずどの作品も面白いのですが、本書の特徴は過去作と比べて読んで切なくなる作品が多い点でしょうか。その最たるものは「チョ松と散歩」でしょう。びっくりするくらいハートフルな少年の幽霊譚で、ラストも綺麗にまとまっておりどこか清々しいです。まあ、これだったら別に平山さんが書かなくて...

相変わらずどの作品も面白いのですが、本書の特徴は過去作と比べて読んで切なくなる作品が多い点でしょうか。その最たるものは「チョ松と散歩」でしょう。びっくりするくらいハートフルな少年の幽霊譚で、ラストも綺麗にまとまっておりどこか清々しいです。まあ、これだったら別に平山さんが書かなくてもいいんじゃないっていう気はしなくもないのですが、従来の枠にはまらない作品という点では意味があると思います。一方でラスト2編「おばけの子」および表題作「暗くて静かでロックな娘」は切ないながらもいつもの平山節全開で、残酷さと身も蓋もないさまが描かれており、ストライクゾーンの狭さをものともしない従来のファンが楽しめる作品に仕上がっていると思います。 なお、個人的に読んでいて一番楽しかったのは「反吐が出るよなお前だけれど……」でした。ラーメン店を経営する老夫婦の掛け合いが規格外すぎて素晴らしかったです。モデルにしたであろうあのお店に行ったら思い出しそうな気が。

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2018/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 犬猫同然に扱われている兄妹。それに巣食う醜い大人である主人公は、どこに行っても日本人かどうか聞かれる。排他的な日本を皮肉っている話。舞台は川崎だろうな。 [サブとタミエ]  どうしようもなくクズなサブは彼女のタミエを身体障害者に寝取られる。底辺から抜け出すには金が大事。 [兄弟船]  イかれた兄のために弟は苦労する。だが、自分の底辺を人のせいにするなと怒られる。どちらの意見もわかるが、やはり弟が可哀想に思える。それぐらいの弱さはいいじゃない。 [悪口漫才」  運転中に子供から「誰だ?」と目を塞がれて人を殺してしまった。刑務所に入って、出てきても大した仕事はない。そして、また人を轢き殺した。  父の苦悩も分かる。一度の失敗は大きいな。 [ドブロク焼き場]  ビートたけしの漫才小説みたいな雰囲気。火葬場もクビになるから芸人になりたいと思う。  事務所の社長が、まんまDMCの社長。 [反吐が出るよなお前だけど]  口汚くお互いを罵り合いながらラーメンを作る。人が死にそうな体に悪いラーメンはリピーターが多くて行列ができる。夫婦の仲がちょっと良くなるよ人が少なくなっている。  言葉の応酬が気持ちいい。漫才みたいにテンポがいい。  グルメレポーターのヅカ石に対して書いてある「顔は笑うが目は決して笑わない。俺にとっては信用できない類の男だった」って発言はラジオでも言ってた。 [人形の家]  死にたい人のはぁちゃんと暮らす話。ゆるふわ映画でも作れそうな雰囲気だ。 人形の首を12個も入れてしまうシーンは、どういう風に壊れてしまっているかをよく表していた。 [チョ松と散歩]  オバケ煙突の爆破を朝の4時に二人で見にいく。  平山夢明らしからぬノスタルジックな作品でもある。父親には殴られるのはいつも通りだけど。 [オバケの子]  救いも何もない、胸糞悪いだけの話だ。虐待されて少女が死んで、親は天罰が下るわけでもない。  なぜ著者はこんな小説を書いたのだろうか?  虐待というのは創作の話だけではなく実際に起こっている。「おばけの子」が書かれたのが2012年。2018年にはこの小説に似た、非常に痛ましい幼児虐待事件があった。現実の方が小説より残酷だ。  私はトークショーで、著者が幼児虐待について言っていた事を今でも覚えている。 「虐待されている子供がいたら、優しく挨拶するだけでもいいです。何も出来ないからとか、見たくないからとかで無視しないで、優しくしてあげる。すると、その子が大人になった時に暗い闇の部分が少なくなり、普通に、犯罪もせずに生きられるようになるんです」  この言葉を聞いて、著者は幼児虐待児について深く知っているんだと思った。  著者は、幼児虐待なんて無くなって欲しいと思っている。なのになぜ、この様な小説を書くのかというと、こういう事が実際にあるというのを知ってほしいからだ。 [暗くて静かでロックな娘]  この話もサブとタミエみたいに底辺から上がりたい話だ。  なかなか上手くはいかないのが平山流だけど。  目も耳も聞こえない世界で、香りが世界の全てというロザは動物のようだ。愛し方も生き方も、死に方も。

Posted byブクログ

2018/10/28

ラーメン二郎をおちょくってる話が面白い。ラーメン二郎を食べた時に感じる率直な感想が物語になってて笑える。他は例によって残酷なのだがそんな印象に残らず。

Posted byブクログ