侠気 の商品レビュー
今回は親友となったかつて命を狙われた剣客猫田犬之助と、ともに大目付の隠密仕事の旅に出る。 剣侠、峡竜蔵ここにあり! そしてこの巻、最後の章では長く父親が割りとなって孫の竜蔵の成長を誰よりも愛情深くみま持っていた祖父の国学者中原大樹が亡くなるのだった。 自分に4歳の男児を持つ今、...
今回は親友となったかつて命を狙われた剣客猫田犬之助と、ともに大目付の隠密仕事の旅に出る。 剣侠、峡竜蔵ここにあり! そしてこの巻、最後の章では長く父親が割りとなって孫の竜蔵の成長を誰よりも愛情深くみま持っていた祖父の国学者中原大樹が亡くなるのだった。 自分に4歳の男児を持つ今、竜蔵はその愛情を振り返り、大きく傷つくのであった。 心情の機微、深くたっぷりと描き切った作品に涙目になってしまうのであった。
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岡本さとるさんの新・剣客太平記(三)「侠気」、2015.12発行、☆5つです(^-^) 剣に長じて、侠気ある者、これすなわち剣侠。狭竜蔵、今回も痛快かつ爽やかに暴れ廻ります。そして、いつもながら隠し味は「人の情」です(^-^)
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少し落ち着いたはずの道場主峽竜蔵が、自分の弟子や知り合った人々を手助けするために、奔走する。こんな先生がいたら周囲は大変でしょうね。でも道場の面々がいれば、怖いものなしなのかも。あの人が亡くなるとは。
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相変わらず爽快な気分にさせてくれる。 主人公の竜蔵も良い歳となり以前よりは少し落ち着いてきたようだが、難しいことなく一本気な物語が大変心地よい。 ここのところもっとも気に入っている娯楽小説だ。
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