住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本(2016) の商品レビュー
私が読んだのは2016年版。当時は消費税8%への変わり目でその話題にも触れていた。 市場動向や税の要件に合わせて毎年新しいのが出ているらしい。 質問形式、見開き2ページで一つ一つのテーマが長くなりすぎずまとめられている。 様々なケースでの試算も多く、図を交えておりイメージがつかみ...
私が読んだのは2016年版。当時は消費税8%への変わり目でその話題にも触れていた。 市場動向や税の要件に合わせて毎年新しいのが出ているらしい。 質問形式、見開き2ページで一つ一つのテーマが長くなりすぎずまとめられている。 様々なケースでの試算も多く、図を交えておりイメージがつかみやすい。 どんな借り方返し方、税金があるか?を知るにはとてもわかりやすい本。 ただし自分にどれが合っているかは、家族や専門家に相談して将来をよくよく考える必要がある。何せ大金。長い期間をかけて返済していくのだ。 35年ローンなんて簡単にいうけど、35年後の自分が、家族が、社会がどうなってるか本当に想像できるだろうか? 逆に35年程過去に遡ってみればバブル期なんて最高変動金利8.5%を叩き出していたらしい。恐ろしや。 なんせ住宅関連のお金は選択肢が多すぎると思う。 どの銀行にする?金利は固定か変動か?元利均等?元金均等で最初頑張る?繰上げ返済はする?するなら期間短縮か金額軽減?親から援助してもらう?それなら贈与税の特例にする?それとも相続時精算課税にする?…その他諸々。そして毎年毎年変わる税の要件…プロでもわからなくなるよ。 組み合わせのバリエーションは∞。 しかも人生に影響する程の大金。だから皆さん迷うのだ。少しでもお得で有利な方法はどれかと。 しかし、初めから一番お得な方法がわかってたら、皆その方法で借りる。 でも実際には各々の買える金額、年齢、家族構成その他諸々の条件によって全くバラバラなわけだ。 ★結論1:住宅ローンはどれが有利かは一概にわからない。 ★結論2:お得だけを求めすぎると迷子になって一生家は買えない。 ★結論3:安定安心を求めるなら、全期間固定金利一択。 とりあえずは自分のライププランを整理した上で各プロに相談するのが一番だと思った。 まあ人生が計画通りに進むとも限らないのだけど。
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