火星の人 新版(上) の商品レビュー
プロジェクトヘイルメアリーが面白かったのと、宙わたる教室で背中押され。 面白かったけど、私理系でないからか具体的なサバイバル手段で脳内落ちてしまって没入しきれず。これきっとちゃんとわかる人には面白いんだろうなあ。 ヘイルメアリーん時も同じ感覚。私には素養がない
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2024年12月18日、グラビティで、「図書カードをもらったのでおすすめの小説を教えてください」という女性がいて、この本をすすめてる人がいた。 「紹介だけしとくと、「火星の人」です!主人公は宇宙飛行士で火星に行くんですけど、突然きた嵐に巻き込まれ、仲間には死んだと思われて火星に置き去りにされてしまいます。しかし主人公は生きていて、植物学の知識を駆使して食糧などを確保していき(主人公は植物学者)、助けが来るまで頑張り生き延びる!みたいな話です。 すごく面白いのでもし興味があればおすすめです!ほんわり暖かい系ではないですけど、結構感動するし、仲間たちの友情など、素敵な場面たくさんあります!」
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上巻読了。 めっちゃ気になるところで終了。 急いで下巻を求めて本屋へ。 ない!? ふざけんな!紀伊〇屋!わしもネットで本を買うぞ!
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めちゃくちゃ面白かった…!これぞエンタメ小説…! あまり難しいことを考えずに、頭を空っぽにしてワクワクしながら楽しめる感じが好き。 私が前述した「難しいこと」が何を指しているのかというと、人の繊細で複雑な感情の機微を感じること、行間を読みとって言葉の残り香を感じ取ること、著者...
めちゃくちゃ面白かった…!これぞエンタメ小説…! あまり難しいことを考えずに、頭を空っぽにしてワクワクしながら楽しめる感じが好き。 私が前述した「難しいこと」が何を指しているのかというと、人の繊細で複雑な感情の機微を感じること、行間を読みとって言葉の残り香を感じ取ること、著者が提示する新たな価値観に対して自らの考えを問うこと、、等である。 この本には物理的な意味での「難しいこと」がたくさん描かれているので、それを読みにくい、と感じる人はいるかもしれない。 ただ、複雑な数学や化学、物語に出てくる部材の構造など、そこまで細かな内容を完璧に理解できなくても、「つまり今主人公のワトニーはこういう困難にぶち当たっているのね」、と大まかにでも理解できれば、この小説はとても楽しく読めると思う。 主人公のワトニーは、火星に一人取り残されて数年生き抜けなければ死ぬ、というかなり危機的な状況に追い込まれているのだが、終始ポジティブで、ユーモアに富んでいて、機転も利くし頭も良いけど、どこか抜けている。彼の状況は常に死と隣合わせなのだが、彼の言動と行動はセンスにあふれていて、何故かすごく笑える。 危機的状況の中で、グチグチ言いながらも、常に前向きに冷静さを忘れず(時にアホみたいなミスを犯しながらも)、一つずつ問題を解決していくワトニーはすごく魅力的な人柄だと思う。火星に取り残されるという大きなスケールの物語なのに、ジャガイモを栽培するとか酸素と水素から水をつくるとか、その中で起こるハプニング含め、やってることが物凄く地味なのも笑える。 彼が次はどんな困難にぶち当たって、それを彼なりの方法で解決していくのだろうかと、読んでいてワクワクする。何より笑える。 全世界が彼を助け出そうと、一つの目標に向かって一致団結している様子も平和で好き。 総じてめちゃくちゃ面白くて好きな小説だと思った。
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先にプロジェクトヘイルメアリーを読んでしまったのでどうしても比べちゃう。 こっちもめちゃくちゃ面白いんだけど、理科よくわからない人間としてはプロジェクトヘイルメアリー以上に状況が想像しにくい。でも主人公のジョーク言うところとか、フフッと笑えるところは好きなのでとりあえず上巻はすらすら読めた! 次下巻!てかなんてところで終わらせるんだ!
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8年以上積読してようやく読んだ。 自分以外のクルーは火星から先に帰還して、一人だけ取りされた宇宙飛行士が火星で生き延びられるのか、地球には帰れるのかという話。(どうせ生き延びられるし、帰れるに決まっている) マークだけがなぜ帰れなかったのか、帰還船の船長はなぜマークを残して帰還するという決断をしたのかといったあたりの細かい部分まで不自然な点がないようにシナリオが練り込まれているのはすごいと思った。科学的な考証も綿密になされているようである(たぶん)。 文章だけでは状況がイメージしきれない場面が結構あるのと、マークのセリフにジョークが多すぎるのがマイナス点。どちらもアルテミスやヘイル・メアリーでも同じなので著者の個性としてあきらめるしかない。図解があったりもっとハードな内容だったりしたらなおよいのになと思ったりはする。 火星に取り残された以上、計画よりもはるかに長く滞在しなければならないので、酸素、水、食料の確保が問題になる。そこは持ち前の楽天主義、植物学者としての能力、創意工夫によってなんとか解決していく。困難を乗り越える必要があったり、たびたびトラブルに見舞われたりするが、なんとか解決する。どうせ解決するのだろう思って読んでいるので、残念ながらハラハラしたりはしない。どのように解決するのかは一応興味深く見守る。 上巻の前半はマークが火星での生活を確立し、地球との交信を復旧させるまでで、マークの日記のようなもので構成される。地球との交信ができるようになってからは、NASAの人々によるマーク救出計画が主体となりマークはあまり出てこなくなる。一足先に地球に向かう他のクルーは途中までマークは死んだものと思っていてほとんど登場しない。 一時はあとは救出船が来るのを待つだけという状態にまでなったが、再びトラブルが起こり、地球からの食料補給も失敗し、このままでは飢え死には免れない、となったところで上巻が終わる。
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今、話題となっている「宙わたる教室」の原作本を読了したのですが、その中で出てきた、「火星の人」という翻訳本がすごく気になったので、普段はSF小説は全く読まない私ですが、今回購入して読んでみることにしました。 上下巻ともに読了しての感想ですが、ハラハラドキドキの連続で、本当に面白...
今、話題となっている「宙わたる教室」の原作本を読了したのですが、その中で出てきた、「火星の人」という翻訳本がすごく気になったので、普段はSF小説は全く読まない私ですが、今回購入して読んでみることにしました。 上下巻ともに読了しての感想ですが、ハラハラドキドキの連続で、本当に面白かったです。 火星での有人探査時のアクシデントにより、主人公のマーク・ワトニーが、たった1人で火星に取り残されるというところから物語は始まります。 食料も限られており、地球との交信も全くできない状況下で、マークは植物学者及びメカニカル・エンジニアとしての豊富な知識と柔軟な発想で、幾多の困難を乗り越えていきます。 本書は、マークの日々の日記形式の文章と、地球でバックアップするNASAの職員等の会話を描写したシーンが織り交ざっているのですが、断然、マークの日記形式の方が楽しめました。 なぜなら、マークはユーモアセンスが抜群で、絶望的な状況に陥っても、決して諦めなかったからです。ある意味、楽観主義者なのかもしれませんが。 そのあたりの描写表現がとてもうまいと感じました。 ただひとつ、私にとっては火星での探査設備等の用語自体を見るのが初めてだったので、うまくイメージできないものが多数あり、やや読みこなしに時間がかかってしまいました。 ここの部分は、私だけでなく他の方も同様なケースが多いと思いますので、冒頭に簡単なイラスト程度でも添えてもらってたらな~とは思いました。 まあ、些細なことですが。 この本を読んで、今後、映画化されている「オデッセイ」も観てみようと思っています。 あと、この本を読んだ後に、「宙わたる教室」の第3話「オポチュニティの轍」を原作本で読むか、NHKドラマ「宙わたる教室」第3話を観られることを強くお勧めします(既に観られている方は、本書を読んだ後に、再度観られるといいと思います。)。 私は、特にNHKドラマを観て、第3話の最後の方で涙が出てきました。 本書の感想とは全くの別にはなりますが、「宙わたる教室」の原作本もすごく感動しますが、NHKドラマの方も本当に良質なドラマで感動すると思いますので、皆さんも是非、読むなり、観ていただけたらと思います。 絶対に損はしないと思います。
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とっつきにくい! いきなり意味のわからない言葉が説明なしでドンドン出てくる。 「ソル6」ってなに? 「アレス2」?「ヘルメス」?「ハブ」、「MDV」、「MAV」? 「通信アレイ」に「EVA」 分からないままに読み進めたり、ググって(古い表現?)見たり。 とにかく手がかかる。 けれ...
とっつきにくい! いきなり意味のわからない言葉が説明なしでドンドン出てくる。 「ソル6」ってなに? 「アレス2」?「ヘルメス」?「ハブ」、「MDV」、「MAV」? 「通信アレイ」に「EVA」 分からないままに読み進めたり、ググって(古い表現?)見たり。 とにかく手がかかる。 けれども「面白い」のだ。 火星に1人残されて生きる道を探り出す。 孤独なはずなのに前向きで明るい。 以前観た映画「オデッセイ」の原作であるということを本書を購入してから帯で知った。 今Amazonプライム・ビデオで映画と並行して読み続けている。
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感想は下巻で! ハッピーで楽天的な性格は全てを好転させる。そして勿論、広範囲な知識も。 何度も出てくる「生きてるから勝ちだ」の台詞いいなぁ。
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著者アンディウィアーの『プロジェクト・ヘイルメアリー』では、地球との交信はなかったと記憶しており、本作『火星の人』でもワトニーが1人で日記を書き続けるのだろうと思っていた。 だからこそ、NASAがワトニーが生きていることを発見し、通信できたことが衝撃だった。あぁ、そのパターンもあるのかと、驚いた。 下巻への繋げ方も上手い。ワトニー救出のためのロケットは失敗に終わってしまい、落胆しているところにワトニーからこんな連絡が入ってくる。 「ワトニー:打ち上げはどうでした?」
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