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見果てぬ日本 司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦 の商品レビュー

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2022/02/28

作家の作品論を日本論と絡めて評論。 ラインナップは面白そうだったが、中身はちょっと偏っているのではと感じた。

Posted byブクログ

2019/01/28

小松左京と科学を絡めたゾロアスター教と破滅のビジョン、司馬遼太郎が志向する馬賊と理想像が持つ無責任さ、小津安二郎の持つ強靭さが描かれる。筆者の人生観も投影されているように思う。司馬遼太郎に対する辛辣な見解は納得できる。

Posted byブクログ

2017/03/14

小松左京,司馬遼太郎,小津安二郎を並べて評論している面白い本だ.司馬は好みでないので斜め読みしたが,特に小津の話が良かった.たまたま「東京物語」を見たので印象が強かったこともあり,小津の戦地体験が作風に大きく影響しているとの解説は納得できるものだ.日本兵の行動形態に「最後の五分」...

小松左京,司馬遼太郎,小津安二郎を並べて評論している面白い本だ.司馬は好みでないので斜め読みしたが,特に小津の話が良かった.たまたま「東京物語」を見たので印象が強かったこともあり,小津の戦地体験が作風に大きく影響しているとの解説は納得できるものだ.日本兵の行動形態に「最後の五分」まで辛抱するという神髄を見て,それを戦後の作品に反映させた由.ただ,文章量が多すぎ,やや饒舌的なところもあって閉口した.

Posted byブクログ

2015/12/22

なかなか面白い内容でした。 小松左京・司馬遼太郎・小津安二郎 それぞれ、割と好きな作家であり、映画監督ですが 特に共通性が思いつきませんでしたが。 未来・過去・現在を考えることを通して 日本という形を考えるという視点がとても面白かった と思います。 それぞれが、日本の特徴。持たざ...

なかなか面白い内容でした。 小松左京・司馬遼太郎・小津安二郎 それぞれ、割と好きな作家であり、映画監督ですが 特に共通性が思いつきませんでしたが。 未来・過去・現在を考えることを通して 日本という形を考えるという視点がとても面白かった と思います。 それぞれが、日本の特徴。持たざる国。戦争。定住性や しがみつく生き方。それぞれの思想の限界。 をいろんな視点で考えて、作品や思想が成立している というところをあぶり出しているところが、 ”なるほど!!”と思える部分です。

Posted byブクログ