「もの」と交易の古代北方史 の商品レビュー
目次 序 言 序論 「もの」研究の潮流と古代北方史―問題の所在と分析視角― はじめに 一 歴史学における「もの」研究の動向と古代対外関係史 二 「もの」と交易の政治・外交的意味―「唐物」研究の動向を中心に― 三 古代北方史における「もの」と交易 おわりに 第一部 ...
目次 序 言 序論 「もの」研究の潮流と古代北方史―問題の所在と分析視角― はじめに 一 歴史学における「もの」研究の動向と古代対外関係史 二 「もの」と交易の政治・外交的意味―「唐物」研究の動向を中心に― 三 古代北方史における「もの」と交易 おわりに 第一部 通史:交易・交流からみた古代北海道史 Ⅰ 古代日本と北海道・東北北部の交易・交流 はじめに 一 古代王権・国家と北方の諸集団―七・八世紀― 二 朝貢交易システムとその転換―九世紀― 三 十・十一世紀の津軽海峡世界 おわりに Ⅱ 古代北海道とサハリン・北東ユーラシアの交易・交流 はじめに 一 考古資料からみた「北周り」交流 二 渤海の興亡と北東アジア諸集団の動向 三 契丹聖宗期における北東アジア情勢の転換―十世紀末~十一世紀初― 四 十・十一世紀における擦文文化の北進とサハリン・アムール情勢 五 靺鞨・渤海・女真と日本海航路―ルートの問題― おわりに 第二部 「北の財」が結ぶ古代日本と北海道・アイヌ Ⅲ 平安貴族社会とサハリンのクロテン はじめに 一 日本古代のテン皮と渤海 二 重明親王・藤原道長のクロテン皮 三 「流鬼のクロテン皮」と古代日本 おわりに Ⅳ 古代北海道の太平洋側内陸部におけるシカ皮とワシ羽 はじめに 一 前近代日本におけるシカ皮の需要とエゾシカ皮 二 北海道太平洋側内陸部のワシ羽生産と交易 三 シカ皮生産とワシ羽生産の「あいだ」 おわりに Ⅴ 「粛慎羽」再考―平安期における「北の財」とエゾ認識― はじめに 一 「粛慎」の原像と日本社会での受容 二 十世紀の「粛慎」と「エゾ」 三 古代末・中世初期の「鷲羽」と「粛慎羽」 四 「粛慎羽」の実態とその由来 五 描かれた「粛慎羽」とその意味 おわりに Ⅵ 古代の「昆布」と北方社会―その実態と生産・交易― はじめに 一 日本列島近海におけるコンブの概要 二 古代中国の「昆布」とその実態 三 「軍布」とその実態―古代日本における「コンブ」認識の嚆矢― 四 寒流系コンブの流入と「昆布」表記の出現 五 北海道産コンブ交易のはじまり―七世紀後半~八世紀― 六 コンブ交易の変容と三十八年戦争―八世紀後半~九世紀初頭― おわりに 結 論 「もの」と交易の古代北方史―まとめと展望― 一 各章の概要と課題 二 奈良・平安期の日本と「北の財」 三 「アイヌ史」における「もの」と交易 あとがき 索 引(人名/事項/遺跡/地名/動植物/研究者名)
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