時の止まった小さな町 の商品レビュー
切ないほどの過去、それも封建時代への郷愁。 そこで戦争が起きたことを知っているからこそ、よけいにその郷愁が単なるノスタルジーだけじゃない、切実なものに感じる。 たまたま近い時期に読んだヨーゼフ・ロートを思い出した。
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剃髪式の続編。前作は母マリシュカが語り部だったが、本作はフラバル(子供)が語り部。 ペピン伯父さんと主人公の父親のフランツィンの兄弟がとてもキュートだ。100年ほど前のプラハの東約50キロほどの所にあるヌィンブルクという人口1万人ほどの小さな町に住む愛すべき人物たちの日常生活の断...
剃髪式の続編。前作は母マリシュカが語り部だったが、本作はフラバル(子供)が語り部。 ペピン伯父さんと主人公の父親のフランツィンの兄弟がとてもキュートだ。100年ほど前のプラハの東約50キロほどの所にあるヌィンブルクという人口1万人ほどの小さな町に住む愛すべき人物たちの日常生活の断片が、なぜこんなにも愛おしく感じられるのだろう。そんな彼等が大きな時代のうねりの中で僅かな楽しみを見いだして生きていく姿は切なく、もの悲しいものがある。 ペピン伯父さんの酒場でのはしゃぎぶりがとてもイイ。大きなオッパイにはね飛ばされる伯父さんと爺さんたちがメッチャおもろい。
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