1,800円以上の注文で送料無料

名作小説 親鸞(三) の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2016/07/05

同じ学問所で勉強していた平家方の子で叡山にも居た修験の弁円、それと盗賊天城四郎の2人が親鸞を敵とする構図ができあがってきた。それと、綽空(親鸞)の妻帯のくだりは本人が望んで慈円の姪で九条兼実の娘、玉日を娶る。源家のかなり濃く良い血筋で元比叡山エリートでありながら現念仏僧で、元摂政...

同じ学問所で勉強していた平家方の子で叡山にも居た修験の弁円、それと盗賊天城四郎の2人が親鸞を敵とする構図ができあがってきた。それと、綽空(親鸞)の妻帯のくだりは本人が望んで慈円の姪で九条兼実の娘、玉日を娶る。源家のかなり濃く良い血筋で元比叡山エリートでありながら現念仏僧で、元摂政関白の月輪の娘を妻とするというかなり”高貴”でエキセントリックでかなり特異な人というのが全面に押し出された3巻。妻帯後善信と名変。後鳥羽上皇の寵愛を受ける松虫と鈴虫という女房が2人、後宮から逃げて念仏僧に匿われた事件により、死刑とされるも減刑、遠流決定。そのどさくさに天城四郎が改心し仏弟子となる、、なんとなくどさくさと敵を吸収していく親鸞だが、妙な端折りも多く不完全燃焼気味の叙述が増えて来て、微妙にナニな感じ。

Posted byブクログ