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侠客の世界 江戸から昭和まで の商品レビュー

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2016/02/14

村松梢風(1889~1961)が編集・発行した個人雑誌「騒人」の「侠客奇談号」(大正15年11月号)を原本として新構成して編集したもの。 近代以降の侠客についてはあまり興味がなくて億劫だったし、寄稿執筆者によっては趣味が合わない、発行時代とのギャップによりややわかりにくい箇所が...

村松梢風(1889~1961)が編集・発行した個人雑誌「騒人」の「侠客奇談号」(大正15年11月号)を原本として新構成して編集したもの。 近代以降の侠客についてはあまり興味がなくて億劫だったし、寄稿執筆者によっては趣味が合わない、発行時代とのギャップによりややわかりにくい箇所がある。 けれども!国定忠治、番随院長兵衛と旗本奴、東西侠客伝など興味津々。まだまだ知らない魅力的な侠客がいたり、芝居で目にしていた登場人物が実は実在!?などなど。 とくに町奴と旗本奴の関係性や侠客の発生理由はいままでモヤモヤしていたので理解の整理がついた。芝居や講談ではこのへん押さえておかないと薄っぺらくなってしまうからね。 本が付箋だらけになってしまった。笑。

Posted byブクログ