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しまなみ誰そ彼(1) の商品レビュー

4.2

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2016/05/13

東京レインボーウィークのLGBTを知る100冊、レインボープライドブース出展を後から知って慌てて買って読んでみたけど……うーん………… そういう売り方するからにはやっぱ昨今のLGBTムーブメントの文脈に沿ったものなんだろうけどなんだかリアリティがない… 鎌谷先生は隠の王とても...

東京レインボーウィークのLGBTを知る100冊、レインボープライドブース出展を後から知って慌てて買って読んでみたけど……うーん………… そういう売り方するからにはやっぱ昨今のLGBTムーブメントの文脈に沿ったものなんだろうけどなんだかリアリティがない… 鎌谷先生は隠の王とても好きで読んでてどういう作風なのかは知ってるしファンタジックな書き方は先生の個性だと思うんだけどそれが題材に合ってない気がするのが一つ。 しかしそれ以上にセクシュアルマイノリティの書き方自体になんかリアリティがないんだよなあ… 本当に感覚的な部分だけど、私の感覚ではもっと深刻ではなくて日常の一部でしかないんだけど、でも不意打ちで致命的な一撃を食らわされるみたいな感じで、そういうのをもっと描いて欲しいし、すでに書いてる人がいるんだから過度な期待ではないでしょうという…… やはり描き方が大げさな気がする。 鎌谷先生は隠の王でも少年ノートでも少年同士の親密な関係を描いてたし同人でBLをやっていた記憶があるけど、今回の作品を書くに至ったきっかけが知りたいなあ… あとがきに書いてある東小雪さんとひろこさんからの影響なのかな? そして東京レインボープライドにブース出展してたけどコミック関連のブース出るの初めてだと思うんですけど…………深くはつっこむまい。 しかし、LGBTってくくりで描かれたマンガって私が知る限りはこれが初めてなのでその価値はすごく大きいと思います。今後の展開に期待。

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2016/03/18

壁を壊そうと思っても一歩踏み出すのは大変なエネルギーがいる。まずは釘一本から、っていう表現が素晴らしいと思った。

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2016/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゲイである自分を認められなくて苦しむ主人公が出会った不思議な女性&人々。LGBTを扱っているんだけど、それだけじゃなくて、安らげる場所を作り出していくお話。 主人公が好きな同級生ははたしてどちら側なんだろう…(まだ接触はないけど)両想いであってほしい。。ただのBLだったらくっつくんだろうけど、どうだろ…?

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2016/02/19

BLが友達にばれて、それを隠そうとするのが辛くて、談話室の人々に助けられたりするはなし。そもそもBLってところにgっとくる。百合も出てくるのにgっとry

Posted byブクログ

2016/01/21

感動してなのか何なのか、3回ぐらい泣いた。なんでだろう…… 心のつかみ方がサイコーに巧い……これ、多分小説で書かれても泣けないんだろうなと思う。鎌谷先生が漫画で描くから泣けたんだろうな。

Posted byブクログ

2016/01/17

難しい問題を題材として扱ってきたなぁ。高校生ぐらいの子が同性を好きになる。ちょっとしたきっかけから周りにからかわれるが、違う違うと言い続けなければならないその心境。顔で笑って心で泣いてる。自分を否定してるわけだしね。ビアンのカップル、彼女たちにもまだまだ壁がある。何も知らない親に...

難しい問題を題材として扱ってきたなぁ。高校生ぐらいの子が同性を好きになる。ちょっとしたきっかけから周りにからかわれるが、違う違うと言い続けなければならないその心境。顔で笑って心で泣いてる。自分を否定してるわけだしね。ビアンのカップル、彼女たちにもまだまだ壁がある。何も知らない親に先手をうたれるのも辛いよね。古い家屋を解体する作業も含めて、登場人物たちは己の壁を打ち壊して前に進んでいくのか、進まざるをえないのか。謎な人がいるけど、彼らもいろんな悩みを抱えてるのかな。誰かさんのとこに集まるぐらいだしね。

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2016/01/15

新たな傑作が生まれた予感!スメルズライクグリーンスピリットが好きな方なら共感するんじゃないかな。BLではなくLGBT。だからゲイであることをすぐ受け入れられないで悩んで葛藤する思春期の少年のリアルがそこにある。軸になるのは主人公の高校生とクラスメイトになるのだろうけど談話室に集ま...

新たな傑作が生まれた予感!スメルズライクグリーンスピリットが好きな方なら共感するんじゃないかな。BLではなくLGBT。だからゲイであることをすぐ受け入れられないで悩んで葛藤する思春期の少年のリアルがそこにある。軸になるのは主人公の高校生とクラスメイトになるのだろうけど談話室に集まる人々それぞれの性や生き方の群像劇でもある。今回はまだたすくが自分の性癖を受け入れるところまで。BLでは当たり前のことが非常に重くて心にずっしりくる。泣けた。

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2016/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ぶっしのぶっしん」で知った鎌谷悠希さん。 尾道を舞台に自分の「性」」を見つめる物語。 鎌谷ワールドはそのまま、非日常として捉えられがちな性的マイノリティに関することを「日常」として描いています。

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2015/12/30

ストレートの人間が自分を解って貰う為に「実は性交渉の時に縛って貰うのが好きなんです」とか一々言うだろうか。それと同じくらい、周囲に判って貰う為に一々言うか言わないかで悩まなければならないのだ。同性愛者である事を言うか言わないか、そう言う低いラインでマイノリティの人は闘っているんだ...

ストレートの人間が自分を解って貰う為に「実は性交渉の時に縛って貰うのが好きなんです」とか一々言うだろうか。それと同じくらい、周囲に判って貰う為に一々言うか言わないかで悩まなければならないのだ。同性愛者である事を言うか言わないか、そう言う低いラインでマイノリティの人は闘っているんだなぁ…性癖や恋愛対象を職場や学校で公にする必要はない、何故必要に駆られるか、それはその人が誰かを愛したり好きになったりするからだ。その想いは純粋だからだ。 BLとは違い、物語はゆっくり進む。主人公の少年を表現するのに周囲の登場人物の状態を見せる、と言う手法で、BLの描き方ではない。行間と言うかコマの空白を読む雰囲気で表現する手法でもあるので、1巻5話分でこの流れはかなりゆったりしている様にも思える。 主人公のたすくが好きだと自覚した同級生の男子とどういう風に関係性を築けるかが落としどころになると思う。BLだと(こんなだろうな)ってある程度予測を立てながら読むが、一般誌なので、BLで行える予想の範囲内じゃない事を祈る。

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2015/12/27

鎌谷悠希の最新作。これは凄い!Gファンタジーで描いていた頃も才能の一端を垣間見せていたけど、「少年ノート」でいよいよその才能が開花し、そして本作品にまで繋がった。過疎地の空き家問題と、LGBTという2つの難しいテーマを見事に融合させ、魅力的な「場」と「空気」を表現する手法は見事と...

鎌谷悠希の最新作。これは凄い!Gファンタジーで描いていた頃も才能の一端を垣間見せていたけど、「少年ノート」でいよいよその才能が開花し、そして本作品にまで繋がった。過疎地の空き家問題と、LGBTという2つの難しいテーマを見事に融合させ、魅力的な「場」と「空気」を表現する手法は見事としか言いようがない。第1巻にして名作となることが決定したも同然であり、とにかく続きを早く読みたい。

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