彼女が灰になる日まで の商品レビュー
桑原銀次郎シリーズ4作目。 彼女シリーズ5作目(?)。 霊が取り憑いて自殺が連鎖するという興味ある内容のはずなのにそれを満たす展開をしないのはこの作者の持ち味か。 それでも待ち受けていた真相がそんなものかと思わせるレベルなのは何とも。 2023/3/23読了。
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結局、事件は解決していないし、宙ぶらりんのまま終わってしまった。 銀次郎さんの考えもコロコロ変わっていくし、その考えも掴みどころがなく、終始物語に置いてけぼりにされている感覚だった。 あの事件はなんだったのか?途中の登場人物の意味と絡みは? 元妻の再婚を破談にさせてしまった事件...
結局、事件は解決していないし、宙ぶらりんのまま終わってしまった。 銀次郎さんの考えもコロコロ変わっていくし、その考えも掴みどころがなく、終始物語に置いてけぼりにされている感覚だった。 あの事件はなんだったのか?途中の登場人物の意味と絡みは? 元妻の再婚を破談にさせてしまった事件とは? そもそも何で刺されたのか? フリーライターの業界を深堀するでもなく、巻き込まれた事件を深堀するでもなく、オカルト的な夢に追いつめられるでもなく、身の危険が迫るでもなく。 タイトルを回収したいがための長い文章だった印象だ。 世界に入り込むことができなかった私の力不足でした。
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このシリーズの最終巻。 いや、本当は続きも考えていたのかなぁ? 結局、元妻との関係がずっと続いている。 ずっと直接会わずとも、電話で繋がっている。 オカルトネタからどんどん現実的な話になっていくところが、 途中で面白くなっていきました。 どんでん返しは弱め。
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妙な話なので、途中は、どうなるのだろうと興味津津で読んでいったが結局よくわからず、すっきりしなかった。
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【あらすじ】 ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると、謎の男が現れた。男は「この病院で目覚めた人は自殺する」と告げる。過去に四人の患者が自殺したことを知り、調査を始めた銀次郎は、関係者の証言を辿る中で、彼らの企みに飲み込まれて行く。オカルトか、医療ミスか、それとも。次々と明らかになる衝撃の事実に目が離せないノンストップミステリー。銀次郎シリーズ、待望の第四弾! 【感想】
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フリーライターの桑原銀次郎が入江太一から,昏睡状態から目覚めた人に知里アシの霊が乗り移って自殺した人が連続しているとの話を聞き,話が始まる.アシの兄精治も絡んで複雑な関係を銀次郎が解き明かそうとするが,彼自身も昏睡状態が目覚めており,自殺候補者と目されている.これまでの人脈を頼り...
フリーライターの桑原銀次郎が入江太一から,昏睡状態から目覚めた人に知里アシの霊が乗り移って自殺した人が連続しているとの話を聞き,話が始まる.アシの兄精治も絡んで複雑な関係を銀次郎が解き明かそうとするが,彼自身も昏睡状態が目覚めており,自殺候補者と目されている.これまでの人脈を頼りに調査を進めるが,離婚した妻の聡美も医師として様々なアドバイスをくれる.入江の紹介で自殺した家族を持つ小松と芦屋に会い,銀次郎は考えを巡らすがなかなか真相がつかめない.最後に仕掛け人が判明するが,その過程で銀次郎の考えが展開していくステップが楽しめる.
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まさかの桑原銀次郎復活! ……なのはいいのだけれど。何そのとんでもない設定? いきなりオカルトミステリですか? 昏睡状態から目覚めた患者たちの相次ぐ自殺。その陰にささやかれるとある霊能者の存在。霊能者は本物なのか、それともただの暗示なのか、あるいは誰かの陰謀なのか。どれにしろ、せ...
まさかの桑原銀次郎復活! ……なのはいいのだけれど。何そのとんでもない設定? いきなりオカルトミステリですか? 昏睡状態から目覚めた患者たちの相次ぐ自殺。その陰にささやかれるとある霊能者の存在。霊能者は本物なのか、それともただの暗示なのか、あるいは誰かの陰謀なのか。どれにしろ、せっかく助かった銀次郎の命運がとんでもなく危うまれる状況。一難去ってまた一難とはまったくこのことです。 しかし。さまざまな調査と推理を経た後でたどり着いた真実は。ある意味、一番残酷なものなのかもしれません。タイトルの意味にもぞっとさせられました。
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<あらすじ> ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると男が現れ、 「この病院で昏睡状態から目覚めた人は自殺する」と言われる。 その男の奥さんは同じ病院で昏睡状態から目覚め、半年後に自殺したという。 しかもその奥さんの前にも3人、昏睡状態から目覚め自殺したという。 そこで銀次郎が過去自殺した人の親族に会って話を聞くと、 「知里アシ」という霊能者の女性の魂が乗り移っていると言い出す。 知里アシ自殺→1人目が目覚めた後すぐ自殺→2人目が目覚めた後すぐ自殺→3人目が目覚めた後すぐ自殺→銀次郎が目覚める という流れになっていて、それぞれ時間的に自殺した直後に次の人が昏睡状態から目覚めていることから、知里アシの魂がそれぞれ乗り移って自殺を図っていて、銀次郎にも知里アシの魂が乗り移っているはずだから、もうじき自殺するはずだ。という。 仕事始めに知里アシを調査することにした銀次郎。 そこで浮かび上がってきたのは自殺した人の親族達が、実は知里アシの信者なのでは?いうこと。 銀次郎に記事を書かせることで知里アシを有名にすることが目的なのか? 調査を進め至った結末とは? <オチ> 銀次郎の元妻・聡美が犯人だった。 銀次郎に嫌がらせをするために患者やその親族を操って仕組んだ計画だった。 「女は灰になるまで女。私はあなたを灰になるまで忘れない。そしてあなたを殺したい」
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“彼女”シリーズ第五段。 まさか続きが出るとわ。 前作途中で殺されたと思われていた主人公が息を吹き返し、しかもその復活劇自体が事件のトリガーになるとは、ミステリーシリーズの展開における発想は斬新で見事だと思う。 中身は普通であった。 若干ハードボイルドっぽい一人称の探偵活動だが、...
“彼女”シリーズ第五段。 まさか続きが出るとわ。 前作途中で殺されたと思われていた主人公が息を吹き返し、しかもその復活劇自体が事件のトリガーになるとは、ミステリーシリーズの展開における発想は斬新で見事だと思う。 中身は普通であった。 若干ハードボイルドっぽい一人称の探偵活動だが、ちょっと思想描写がクドイかもしれない。読みやすくはあるのだが。 しかし、これは続きが出たら間違いなく買ってしまう。レパートリーを楽しむ、あまり他にない楽しみがある。 3
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