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もうひとつのプロ野球 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2017/08/21

筆者の調査(取材)力えぐいなあ、内容もえぐいなあ、知らんことばっかりで無知は罪やなあ、とか思いながら読んでたら、最後にビックリした。機内で飲んでたコーヒー吹き出すかと思った。(本人の名誉のためか)仮名で登場する元“ノマド・リーガー”がほとんどなのに、実名で載ってた。きてるねえ。

Posted byブクログ

2016/05/02

痛みや挫折を経験しないように育ち、頑張れば必ず夢は叶うと教えられた子供たちは、人間にはいくら努力しても手に入らないものがあることを感覚的に身につけられない。なるほど、プロ野球選手も独立リーグならハードルは高くない。お笑い芸人も吉本NSCに入るまでなら同様にだ。読まれるかどうかをさ...

痛みや挫折を経験しないように育ち、頑張れば必ず夢は叶うと教えられた子供たちは、人間にはいくら努力しても手に入らないものがあることを感覚的に身につけられない。なるほど、プロ野球選手も独立リーグならハードルは高くない。お笑い芸人も吉本NSCに入るまでなら同様にだ。読まれるかどうかをさて置けば、ブログやFBで言いたいことや自慢したい画像は流し放題だ。 他人にどう思われるかということにさえ鈍感になれれば、案外、今の世の中、プチ自己実現は叶う、というかそんな気持ちになれそうだ。本書は野球の夢を捨てきれない若者とそれを取り込んでビジネスにしてしまう怪しげな大人たちを取材している。 しかし、FBやらブログで自己愛に満ち溢れた他人からどうでもいい情報やら画像を垂れ流し、馴れあいで『いいねボタン』を押し合ういい年した大人たちも五十歩百歩だろう。安っぽい自己承認欲求を満たすだけなら、いくらでも手段はある。他人からすればどうでもいい自己愛に満ち溢れたSNSを見せ合う。お互いに『いいね』で呼応し、それでおしまい。何者でない誰かが、あたかも一廉になれた気になれるお手軽でインスタントな自己実現は若者だけに限った話ではないのだ。

Posted byブクログ

2016/02/22

 日本にしろ、アメリカにしろ、本当にプロの世界に足を踏み入れたことが無い。そんな若者が、何かひとかどの者の振りをし続ける。その虚しさと恐ろしさ。  夢を手に入れるためには、実力も、努力も必要だという当たり前のことから、目を背けるな。  自分が活躍できる場は、誰もが知っている場所で...

 日本にしろ、アメリカにしろ、本当にプロの世界に足を踏み入れたことが無い。そんな若者が、何かひとかどの者の振りをし続ける。その虚しさと恐ろしさ。  夢を手に入れるためには、実力も、努力も必要だという当たり前のことから、目を背けるな。  自分が活躍できる場は、誰もが知っている場所ではないかもしれない。しかし、そこで一流になることは可能なはずだ。

Posted byブクログ