昼の夢の終わり の商品レビュー
歌は 今を唄ってこその歌のような気がして 今しか歌えない この瞬間に どんな言葉を残そうか 生きる死ぬの境目が時の中で零れ落ちていくことに 誰も気づかないこのとの刹那に 本当は生きていて 残された言葉は 祈りのような気がして 生きていていいと言われたような気がする 風の音...
歌は 今を唄ってこその歌のような気がして 今しか歌えない この瞬間に どんな言葉を残そうか 生きる死ぬの境目が時の中で零れ落ちていくことに 誰も気づかないこのとの刹那に 本当は生きていて 残された言葉は 祈りのような気がして 生きていていいと言われたような気がする 風の音 葉の光と影の揺らめき 蝋燭のように危うくても確かに消えない 太陽の強さを 感じることが 辛くても そのままで 唄えば それは一つの救いとはいえないか 海辺に打ち上げられた形になれなかった貝殻を その手ですくいとってやるだけで それは許しとはいえないか 生きていていいよ と歌ってくれる 残してくれた言葉が それだけで優しくて 泣きたくなる
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