お面屋たまよし 七重ノ祭 の商品レビュー
妖面をかぶる代償として、荒魂化していく人たち。「こんなはずでは」と思う人もいれば、むしろ望んでその姿を手に入れようとする人も。荒魂化のカギは、面の力で得る姿に自分の人生を委ねようとするかどうか、かな。
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救われないエンドだからこそ、いっそ清々しいものがあるなと思った。 それにしても時代や文明を遡るほど子供の精神年齢って高まるのかな。そうでないと生きていけないからか。13、4歳で職能持ってちゃんと生きてる。
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あっという間に読了。 荒魂化しないで終わるとほっとする。 自分なら面を使いたいかな、どんなことに使うのかなと思うけど、思いつかず。それはしあわせなことなのかもしれない。
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シリーズ4作目。久しぶりにシリーズ読んだけれど、少し物足りない、かな・・・。もっと太良と甘楽を楽しみたいんだけど、人が顔を変えたいと思うシチュエーションを考えるとどのみち話が暗いというか・・・。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ四作目。ついつい、この話は荒魂化しないだろうか・・・と、ちょっとドキドキしながら読んでしまうんですけど、一話目は、父親の不器用な愛情に、二話目は、小天狗迅雷のかわいさに、ほっこり。そして、三話目は、年若い者たちの悲しい結末に、荒魂化すること以上に胸が痛みました。時代とはいえ、みなで和気あいあいとしているシーンなんかもあったから、余計につらかったです。藍姫のその後が、気になりますが、みなのためにも無事でと願います。続きのどこかで、元気な姿がちらっとでも見られたらいいな。
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シリーズ4作目。 すんなりハッピーエンドで終わらない結末が毎度なんともやるせない気持ちでいっぱいになり、ほのぼのとした明るさとの落差にやられる。。 人の業の深さを痛いほど感じるけど、同時に人の強さにもハッとさせられる。ラスト、暗闇に光が射し込むような感じで印象的。
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妖面、なりたいすがたになれるというそのお面は、面作師の中でも、腕のいい者だけが、作れるのだという。妖面は、諸刃の剣。面をはずせなくなれば荒魂化し、人として生きていくことができなくなる。それでもなお、人々は、今日もお面屋を訪れる――。 『他人のふり』……唯一の血縁である父とそりが...
妖面、なりたいすがたになれるというそのお面は、面作師の中でも、腕のいい者だけが、作れるのだという。妖面は、諸刃の剣。面をはずせなくなれば荒魂化し、人として生きていくことができなくなる。それでもなお、人々は、今日もお面屋を訪れる――。 『他人のふり』……唯一の血縁である父とそりが合わず、十年前に家を出た六助は、久しぶりに会った幼なじみに、父がそう長くはないと告げられ……。 『小天狗たちの争いごと』……太良と甘楽の偵察係を外されそうになった小天狗の迅雷は、ほかの候補者と競い合い、勝ち抜かなければならなくなって……。 『七人の従者たち』……同盟相手に裏切られ、領主である父と母、そしてこれまでの生活の全てを失った藍姫は、たった七人残った従者とともに、庇護を願って百蜂ヶ岳を目指す。 自分以外の誰かになれる特別な面、妖面がつむぎだす奇妙な縁を描いた、時代ファンタジー第4弾!
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今巻も3作全部たまらなく良かった。「小天狗たちの争いごと」では、太良と甘楽の二人が天狗たちに愛され守られているのが伝わってきて暖かい気持ちになった。アイドルのようだなw。「七人の従者たち」は、ただひたすらやるせない。無念の思いでいっぱいだ。藍姫には従者たちの分まで幸せに人生を全う...
今巻も3作全部たまらなく良かった。「小天狗たちの争いごと」では、太良と甘楽の二人が天狗たちに愛され守られているのが伝わってきて暖かい気持ちになった。アイドルのようだなw。「七人の従者たち」は、ただひたすらやるせない。無念の思いでいっぱいだ。藍姫には従者たちの分まで幸せに人生を全うして欲しい。
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