モリアーティ の商品レビュー
これはよかった。当方はホームズよりもポアロの方が好きだが、それでも本作は楽しめた。ミステリとしての面白さとスリルとサスペンス。どれをとってもさすがホロヴィッツといったところだろうか。 この展開には驚かされた。欲を言えば語りが少々しつこい事ぐらいだろうか(個人の感想です)。 ホーム...
これはよかった。当方はホームズよりもポアロの方が好きだが、それでも本作は楽しめた。ミステリとしての面白さとスリルとサスペンス。どれをとってもさすがホロヴィッツといったところだろうか。 この展開には驚かされた。欲を言えば語りが少々しつこい事ぐらいだろうか(個人の感想です)。 ホームズファンなら楽しめる一冊だ。
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やられました。 倒叙で叙述トリックかぁ。まぁタイトルからして当然と言えば当然の帰結なんだけど、全然気づけなかったな。 勉強が足りないね。
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コナン・ドイル財団公認のスピンオフ作品という事になるようで、正典に登場したスコットランド・ヤードの警部総出演のシーンもあって、ファン・サービスも確りされている。という訳で途中までは楽しく読めたが、結末がどうにもスッキリしない。次に『四つの署名』を読むときには複雑な心境になりそうだ。
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最初読んでいるうちは、本のタイトルを「モリアーティ」にするほど、重要な役割り果たしていなくない?と思ったけど、そういうことね…そりゃ確かにそうなる…
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解決に近づいた時、なんかしっくりこないところがあるなぁと思いつつ読み進めていくと納得。なんかそんな予感はしていたが、やっぱりそうなのか。 ホームズが好きな人は読んでいて楽しいと思う。いろいろな作品がオマージュされていて読んだことがない物を読んでみたくなる。
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ライヘンバッハでホームズとモリアーティは滝壺に消えた。 そして陰謀が動き出す。 ニューヨークのピンカートン探偵社からフレデリック・チェイスと名乗る男がライヘンバッハを訪れる。 アメリカの犯罪王の手掛かりを求めてきたのだ。 そこで、ホームズと親しかったジョーンズ警部と出会い、共同戦線を張ることにした。 イギリスに凶悪な事件が次々と起こりはじめる。 〇血を流さずにいられない。 〇ホームズかモリアーティか、そしてどちらなのか。 〇さいご、シンガポールのコナンくんを思い出した。怪盗キッドはやっぱあれはヒドイ。
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シャーロックホームズ財団公認の続編である『シャーロック・ホームズ 絹の家』を書いたホロヴィッツによる、シャーロックの宿敵モリアーティ教授についての長編作品。一筋縄ではいかないだろうと思いながら読み進め、予想したよりもかなり血なまぐさくギャング抗争のように屍が累々と積み重なっていく...
シャーロックホームズ財団公認の続編である『シャーロック・ホームズ 絹の家』を書いたホロヴィッツによる、シャーロックの宿敵モリアーティ教授についての長編作品。一筋縄ではいかないだろうと思いながら読み進め、予想したよりもかなり血なまぐさくギャング抗争のように屍が累々と積み重なっていくことに動揺しながら、半ば予想(というよりか予感)していた展開に慄き、全てが矛盾のないように緻密に計算しつくされていることに気づかされて宴たけなわの場面からついつい冒頭に遡ってなんと書いてあったかを確認したりして、読み終わった直後は「こういう顛末か、、、」と期待外れのような微妙な気持ちになりました。しかしながら、そのあとに収録されていた短編を読むにつれ、サー・アーサー・コナン・ドイルが生んだ類まれなる才能(シャーロックとモリアーティ)をリスペクトし原作にある姿から逸脱しないでかつ新しい物語を紡ぎ出すにはこういう構成・構築になっているのはあれこれいろいろ腑に落ちてきて、ホロヴィッツの作品は数作しか読んだことがなく英国での名だたる実績は良く知らないものの、さすが!と思わされました。レビューを書く時には出来るだけ未読の方への影響を最小限に収めるべく気を配っているつもりなのですが、そういう意味では非常にレビューを書きにくい作品でした。感嘆したところとか書き残したいことはあるのですがネタバレにはしたくないので書けないことが多すぎます。見事な作品でした。再読したいです。
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犯人はクライマックス付近から何となく分かってくるし予想通りだけど、それでも面白い。映画のように情景が目に浮かんだ。
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アンソニー・ホロヴィッツによるシャーロック・ホームズシリーズの2作目です 読み直し必至の作者らしい作品でした ホームズもワトソンも登場しない作品 アメリカの探偵とイギリスの警部のバディが事件の真相に迫るのですが、タイトルのこともあって、どちらかが偽物かもと言う匂いが序盤からプンプンしています どちらかと言うと警部の方が怪しいなと思わされて、騙されたままに種明かしという展開 モリアーティの存在も匂わされていたのに、私は見事にはめられました もう一人謎の人物がいるのが気になるが・・・
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ライヘンバッハの後のモリアーティ側の話。 ホロヴィッツのBBCドラマ「New Blood」が好きすぎてまたDVD見てたのだけど、そういえば本はアレックスライダーしか読んだこと無いな?と思って手に取った。 俺がモリアーティでした!っていう種明かしのあと、ほぼ最初から説明する必要あったか?って気持ちが。読んでる側に見た目の描写は無いとはいえモリアーティ若々しいね…っていうミスリードはズルいなぁ。 結局どっちも生きてましたー!ってオチはライヘンバッハ自体壮大な茶番になるわけだけど、ジムシャ萌えの私にはありがたいとすべきなのか。やっぱアーチ・エネミーはいないとね~
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