ルーデンドルフ総力戦 の商品レビュー

エーリヒ・ルーデンドルフ(著者),伊藤智央(訳者)

2016/01/23

技術的な補助手段を使う必要のある主体は結局、人であり、人は常に最も重要であり続ける。命のかよわない物質に運搬される人間が、命のかよわない物質を敵に近づけ、それに敵を破壊する力を授ける。世界大戦で「技術が技術に対して」使用されたように、攻撃用の技術的手段に防衛用の技術的手段で対抗することはこれまで常に成功してきた、とルーデンドルフは指摘している 。また陸軍の戦略的単位は歩兵師団であるとも指摘している。