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パクリ経済 の商品レビュー

3.2

8件のお客様レビュー

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2024/03/01

2024年3月「眼横鼻直」 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2024/0301-15355.html

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2018/11/25

"アパレル業界は世界中で毎年1兆3000億ドルもの売上高をあげている この数字は、映画、ソフトウェア、本、レコード音楽産業すべての売上を合わせたものよりも大きい フォーエバー21は韓国移民が創業 評判でまとまっている事業は、現金を与えることで駄目になってしまう ジ...

"アパレル業界は世界中で毎年1兆3000億ドルもの売上高をあげている この数字は、映画、ソフトウェア、本、レコード音楽産業すべての売上を合わせたものよりも大きい フォーエバー21は韓国移民が創業 評判でまとまっている事業は、現金を与えることで駄目になってしまう ジョブズは改変屋の面の方がずっと強い P255~P256 コピーはイノベーションを刺激し、経済活動を活発させる 日本では落語がその代表"

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2018/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アイキャッチな表紙にワクワクするような小見出し。騙されてはいけない。10ページも読み進めて疲労感を覚えた方は、ひとまず本を裏返しにして解説を読むといい。骨子と、そもそも日米間の著作権に対する考え方の相違から、本文で述べられていことが必ずしも日本社会に重ねられないという指摘を頂戴できるからだ。ただし本文は多大な労力を重ねた調査論文であり、訳者はその重厚さを緩和し、なんとか読者を脱落させまいと語り口の工夫も感じさせる。ネットの充実で知財法云々語られる昨今、社会の繁栄や経済の発展が、権利を守ること一択ではなされないことを証明してくれる力作。

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2017/08/27

あんまり新しい情報はなかったです。アメフトのI formationとかの流れはちょっとおもしろかった。

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2016/06/24

これは面白かった。様々な例が出てくるがそれがいちいち面白い。 日本人としては、ゼンリンを頭において読んでいた。ゼンリン地図を購入せず、図書館で社員にコピーさせればいいと考える会社には、何が有効か。日本型の雇用では「社員が図書館へ行ってコピーをする時間は無駄、ゼンリン地図を購入し、...

これは面白かった。様々な例が出てくるがそれがいちいち面白い。 日本人としては、ゼンリンを頭において読んでいた。ゼンリン地図を購入せず、図書館で社員にコピーさせればいいと考える会社には、何が有効か。日本型の雇用では「社員が図書館へ行ってコピーをする時間は無駄、ゼンリン地図を購入し、社員には本来の仕事をさせる」という考え方は生まれにくい。

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2016/04/10

何故一部のプロダクトには著作権が認められなくても創造意欲がなくならないのか? ファッション:ブームが毎年来るので先行者利益は確保できるからOK 料理のレシピ:料理だけでなく店での体験自体はコピーできないのでOK コメディ:パクった奴には一発ぶちかまして二度と共演しないからOK ...

何故一部のプロダクトには著作権が認められなくても創造意欲がなくならないのか? ファッション:ブームが毎年来るので先行者利益は確保できるからOK 料理のレシピ:料理だけでなく店での体験自体はコピーできないのでOK コメディ:パクった奴には一発ぶちかまして二度と共演しないからOK というクールな洞察です。

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2016/03/13

 著作権法のもとになっている考え方である「コピーは創造性の息の根を止めてしまう」という主張は本当か? 本書はファッション、料理、アメフト、フォント、金融など他人が自由にコピーできる分野において〈驚くくらい創造性が繁栄している〉ことを示す。著者が書く「著作権侵害のパラドックス」はな...

 著作権法のもとになっている考え方である「コピーは創造性の息の根を止めてしまう」という主張は本当か? 本書はファッション、料理、アメフト、フォント、金融など他人が自由にコピーできる分野において〈驚くくらい創造性が繁栄している〉ことを示す。著者が書く「著作権侵害のパラドックス」はなぜ起こるのか? 〈創造性はしばしばコピーと共存できる。そして条件次第では、コピーが創造性の役に立つことさえある〉というその条件とは?  コピーが自由に許されているからこそ、ファッションは「流行」を高速回転させることができる。アメフトの戦術は著作権法で保護されないが、実行するには選手たちをトレーニングしてその戦術に適応させる必要があり、十分に先行者利益を得られる。こうしたひとつひとつの分野においては、たしかにと肯くことも多い。  記述は平明で、説得力に富む。なんでもかんでもコピーOKと言っているわけではなく、きちんと論拠を示している。巻末の「解題」も親切。日米の著作権法の違いはあるとはいえ、非常に示唆に富む。    

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2016/01/10

イノベーターに一定の法的利益を付与することで、創造へのインセンティブが維持されているとするのが通説(イノベーション独占理論)。しかしある種の業界では、各種の制約によりイノベーションの保護の度合いが極めて弱いにもかかわらず、創造性も発展性も失われていないという。これは何故だろうか?...

イノベーターに一定の法的利益を付与することで、創造へのインセンティブが維持されているとするのが通説(イノベーション独占理論)。しかしある種の業界では、各種の制約によりイノベーションの保護の度合いが極めて弱いにもかかわらず、創造性も発展性も失われていないという。これは何故だろうか? 本書はこの問いに、ファッション、料理、コメディー等を例にとりながらこうした業界が創造性の後退を迂回するために具備する6つの特徴を挙げながら答えていく。そして、偶発的に生じたイノベーション単体を保護するより、業界の中からより多くのイノベーションが生まれ出るような状況=「多様性」を維持するほうがロングランで見て有益であると説く。業界特有の制約が却って多様性を生み出し、その中から業界全体を益するイノベーションが生まれるというのは逆説的で面白いし、また例えば生物の進化の前提として相当の多様性が要求されることとの連想も惹起され、知的興奮を得るのには十分。 末尾の邦人解題者が指摘するように、知的財産権に関し各国が保護対象としている概念の違いはあるにせよ、著作権や特許、商標などの普段身近にありながら深く知る機会の乏しい知財につき、様々な事例に触れながら基礎的な知識を得ることができるのも良。但し長い、長過ぎる。同一内容が意図的に繰り返されており、いかにもくどい。三分の一くらいで同じことが書けるのではと思うのだが。アメリカの出版業界は目方で原稿を買い取ったりしているのだろうか。

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