生きものたちの秘められた性生活 の商品レビュー
うーん。 内容は自分で観察、考察したものではなく、インタビューや書籍を参考にして自己解釈を入れた感じのもの。 世のマスコミに対して、茶化してるなんて言いながら自分が一番茶化してるんじゃない? まぁ、軽妙な書き方で万人受けしやすい感じ。
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この内容で図版が全くないのは非常に苦しいのでは? 私はネット検索をしたりしながら、面白い記述であるなと思う部分があったが、そこまでして読みたいと思う人は少ないのでは?
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みんな大好き、セックスの話。 たとえばパンダの子どもはなかなか生まれなくて、あいつら性欲なさすぎ、と揶揄されがちだ。でも本当か? たしかに雌のパンダが受胎できるタイミングは少ない。だけどそれでもこれまで自然界で繁殖してきたのだ。パンダの精子数は一部のクマの20倍もあるというし...
みんな大好き、セックスの話。 たとえばパンダの子どもはなかなか生まれなくて、あいつら性欲なさすぎ、と揶揄されがちだ。でも本当か? たしかに雌のパンダが受胎できるタイミングは少ない。だけどそれでもこれまで自然界で繁殖してきたのだ。パンダの精子数は一部のクマの20倍もあるというし、むしろパンダは少ないチャンスをモノに出来るヤツらなのだ。人間がちょっかいを出すから絶滅しそうになってる。 セックスネタは人気だが、それが人気動物だと拍車をかける。ティラノサウルスのセックス、なんていうネタに著者も飛びつくのだが、ペニスの大きさばかりが目立ってヘソを曲げる。ペニスが大きい動物、をググるとたくさん出てくるが、ヴァギナが大きい動物はちょっとしか出てこない。学術検索ではどちらもほぼ同数なので、ようするにニュース系編集者とかがペニスの大きさ好きなんじゃねえかって。 という感じで、この本はどの動物のチンコがでけえ〜、などと関心する本、ではなくて、動物のセックス好きの著者の思考を追いかけて愉しむ本である。「カエルのセックス、ぜったい見るぞ」とホワイトボードに書き込み二重丸で囲み、ビデオを仕込んでストーキングする。そういう著者。 とはいえ、ウミイグアナのマスターベーションだとか、カモの同性死姦だとか、まあ興味深い動物の性生活も出てくるので、一粒で二度おいしい。いやいや、やっぱりそういう「下ネタ」を超えたところにこの本の良さがある。本当だってばよ。
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