仏教が教えてくれる「お別れ」のしかた の商品レビュー
数ヶ月前に母が他界し、死者が四十九日のあいだにどんな裁きを受けるのか知りたくりました。Amazonで検索しているときに、何故か本書が気になって手に取りました。 本書では、現代人の法要への向き合い方や親族をはじめ自分の周りの人たちとの付き合い方のヒントを学べました。これまで自分は、...
数ヶ月前に母が他界し、死者が四十九日のあいだにどんな裁きを受けるのか知りたくりました。Amazonで検索しているときに、何故か本書が気になって手に取りました。 本書では、現代人の法要への向き合い方や親族をはじめ自分の周りの人たちとの付き合い方のヒントを学べました。これまで自分は、親族と顔を合わせるのが面倒だと感じ、法事にはほとんど参加していませんでした。また、周りの人との付き合いも、その場限りのものだと考えていて、簡単に片付けていました。 この本から、過去に一緒にいた時間が短かったとしても、私に心に残る「贈り物(決して物ではありませんが)」をくれた人がいることを知ることができました。 本書では「人と会って別れるときには、必ずまとめをする」とあります。この『まとめ』とは、その人との出会いに感謝の気持ちを伝える言葉(と私は解釈しています)です。 半年ほど前に転職のために遠方へ行ってしまった人がいます。別れの際にメッセージカードをいただいて、そこには勇気づけられる言葉が、私のために書いてくれていたのです。と同時に、大したことが出来なかった自分が恥ずかしくなりました。 本書には感謝しています。対人関係に対して、自分の考え方を180度変えてくれた一冊です。
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仏教は、日本人は、「身近な人の死」を上手にのりこえて、自分自身が生きていく糧としてきました ――著者 「今」をよりよく生きるために、「お別れ」をどう考えるか。 ◎「逝く人」に何をしてあげられるか? ◎人は「たくさんの縁」の中で生きている ◎節目節目で「けじめ」をつける ◎古く...
仏教は、日本人は、「身近な人の死」を上手にのりこえて、自分自身が生きていく糧としてきました ――著者 「今」をよりよく生きるために、「お別れ」をどう考えるか。 ◎「逝く人」に何をしてあげられるか? ◎人は「たくさんの縁」の中で生きている ◎節目節目で「けじめ」をつける ◎古くからの習俗には、それぞれ深い意味がある ◎「葬儀」にまつわるリアルな話 ◎「まだそのあたりに居そうな気がする」心理 ◎次の生での救いを願うために ……etc. ベストセラー『気にしない練習』の著者が語る、お葬式の「泣ける話」「ちょっと笑える話」、そして「感動する話」。 [著者紹介] 名取芳彦(なとり・ほうげん) 1958年、東京都江戸川区小岩生まれ。密蔵院住職。真言宗豊山派布教研究所研究員。豊山流大師講(ご詠歌)詠匠。密蔵院写仏講座・ご詠歌指導など、積極的な布教活動を行なっている。 主な著書に、ベストセラーとなった『気にしない練習』 『般若心経、心の「大そうじ」』のほか、『実践編 般若心経 こだわらない生き方』 『「正しいこと」にとらわれなくても大丈夫』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)、『心がすっきりかるくなる般若心経』『3日間で驚くほど心が晴れる本』『これがわかれば』など多数がある。 日本テンプルヴァンHPにて「名取芳彦のちょっといい話(全200話)」も好評。
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