第二次世界大戦外交史(上) の商品レビュー
図書館で借りた。 岩波文庫の白(政治)の本。かつての総理大臣芦田均が記した、第二次世界大戦の外交史。 「元首相が書いた本って…どんなやねん」なんて軽い気持ちで読んでみたが、良い意味で裏切られた。とても読みやすく、そして大局的で奥深い印象。 第二次世界大戦の話は他の本だけでなく、ド...
図書館で借りた。 岩波文庫の白(政治)の本。かつての総理大臣芦田均が記した、第二次世界大戦の外交史。 「元首相が書いた本って…どんなやねん」なんて軽い気持ちで読んでみたが、良い意味で裏切られた。とても読みやすく、そして大局的で奥深い印象。 第二次世界大戦の話は他の本だけでなく、ドラマやテレビ、学校での授業など繰り返し私の脳に刷り込まれているので、大雑把には把握しているつもりだったが、まだまだ勉強が足りないぞと言い聞かされたような衝撃を受けた。 「第二次世界大戦の教科書」としてお薦めしたい本だ。日本側の一方的な視点だけでなく、米ソ英はもちろん、様々な国の事情でどうだったか、各々の観点での外交事情が記されている。 戦前の人が書いた本ではあるが、読みにくさはほぼない。送り仮名が古めかしかったり、国名などの一部の漢字が一瞬考える程度だ。ホワイトハウスが「白堊館」とか。
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のちに 内閣総理大臣になった 芦田均 の第二次世界大戦の記録簿。チャーチルの第二次世界大戦記より わかりやすい 初読で 理解できた テーマは *第二次世界大戦時の世界と日本の関係性 *軍部の暴走、統帥権の濫用 *政党と世論の無力さ *降伏に至る経緯 上巻は 1939年9月 ド...
のちに 内閣総理大臣になった 芦田均 の第二次世界大戦の記録簿。チャーチルの第二次世界大戦記より わかりやすい 初読で 理解できた テーマは *第二次世界大戦時の世界と日本の関係性 *軍部の暴走、統帥権の濫用 *政党と世論の無力さ *降伏に至る経緯 上巻は 1939年9月 ドイツのポーランド侵攻(第二次世界大戦勃発)から 1941年(昭和16年)11月 ハルノートを受けて 東條内閣の日米開戦論へ。
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