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経済を読み解くための宗教史 の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2016/06/21

人々のアイデンティティと生活という視点から経済と宗教を見ていて面白いです。時事に強くなれそう。貧困と人種と環境とアイデンティティーと…ひとりの人を構築するものが複雑で、現代の問題を解決するためにも宗教を知らないとわからないことってたくさんある。宗教の成り立ちについての説明もあって...

人々のアイデンティティと生活という視点から経済と宗教を見ていて面白いです。時事に強くなれそう。貧困と人種と環境とアイデンティティーと…ひとりの人を構築するものが複雑で、現代の問題を解決するためにも宗教を知らないとわからないことってたくさんある。宗教の成り立ちについての説明もあって大まかな宗教史も学べて良いなと思いました。

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2016/04/29

ヨーロッパの大学 教会や修道院付属で生まれる 神学、法学、医学の3学部 その下に人文学部、自由7科(文法、修辞、論理、算術、幾何、天文、音楽) ゴシック ゴート族のという意味 ゴート族はゲルマン人のこと イタリア人 古代ローマ風のロマネスク 中世の後期 ゲルマン文化を反映したゴ...

ヨーロッパの大学 教会や修道院付属で生まれる 神学、法学、医学の3学部 その下に人文学部、自由7科(文法、修辞、論理、算術、幾何、天文、音楽) ゴシック ゴート族のという意味 ゴート族はゲルマン人のこと イタリア人 古代ローマ風のロマネスク 中世の後期 ゲルマン文化を反映したゴシック様式 ルネサンス 英語のrenewal ソブリン主権 sovereign ラテン語のsuperanus 英語のsuper 古フランス語 soverain 教会が重要か、聖書が重要か カトリック、プロテスタント ブルジョア ドイツ語のブルク Burg(都市、城)に由来 城壁の中の従事者 城壁の中の住民 Burger フランス語のBourgeois 緋文字 scarlet letter サナニエルホーソーン 1850 不倫の上出産した女性を主人公 ピューリタンは不義の子を産んだ主人公は姦通adulteryの罪を表すAの緋文字の入った布を胸につけることを強要された ベルギーのアントワープ ダイヤモンドの町 世界で取引される60%がここで加工研磨 シオン エルサレムを指す古い呼称

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2016/02/14

本書の主張に沿って、キリスト教は貧者が富者の富を奪う「理屈」と捉えると分かりやすい。仲介者の教会に莫大な富が蓄積されているのがキリスト教内の分派を生むのだろう。

Posted byブクログ

2016/02/06

いきなり裏表紙にある言葉、神様は「利害調整機能」であるーは本当にインパクト大。 日本人がなかなか世界史を肌で感じて理解できない理由に、宗教に対する理解度不足があるとの指摘は、まさにその通り。これからグローバルに仕事のつながりを考える人、日本人としてできることをしっかりやろうと思っ...

いきなり裏表紙にある言葉、神様は「利害調整機能」であるーは本当にインパクト大。 日本人がなかなか世界史を肌で感じて理解できない理由に、宗教に対する理解度不足があるとの指摘は、まさにその通り。これからグローバルに仕事のつながりを考える人、日本人としてできることをしっかりやろうと思っている人に、非常に役立つ書だと思う。 私自身、世界史の教科書というより、日本人の在り方を考えるのにとても役立った。保存本になりそうです。

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2015/12/30

宗教を神聖不可侵とするのではなく、経済のコンテクストで理解するのが良い。 ユダヤ教の下では金貸し・利息によるリターン、債権発行により投資していくやり方、かつそれを厳密にコントロールする統制で、貧富の差が広がった。 その貧困層の不満がつのったコンテクストで、イエスの思想が崇められ...

宗教を神聖不可侵とするのではなく、経済のコンテクストで理解するのが良い。 ユダヤ教の下では金貸し・利息によるリターン、債権発行により投資していくやり方、かつそれを厳密にコントロールする統制で、貧富の差が広がった。 その貧困層の不満がつのったコンテクストで、イエスの思想が崇められるようになった。 宗教は、人々の経済的な利害関係から、生まれるべくして生まれていく。 ニーチェは、キリスト教がルサンチマン(弱者から強者への憤り)によって発展したと明言している。 また、イスラム教も、海のシルクロードの要所として一世を風靡したメッカで、拡大する貧富の差の中、貧困層を対象として生まれた。 ただし、ヒンドゥー教のように、経済力向上にマイナスに働く場合もある。(ただし、現在のIT世界のように匿名で自由に発言できる機会は増え、それが根付くカーストを超えて経済発展に寄与できる可能性がある。) ヨーロッパの田舎には辺鄙なところにも教会があるが、12-14世紀ごろのヨーロッパは教皇による緩やかな支配が続いており、カネ余りの好景気で、田舎へも富を配分する目的で、各区域に教会を建てることで、労働を生んだ。 経済の在り方は、宗教観の変化とともに変わっていく。 イスラム教が近代化しづらいのは、イジュティハードの門の閉鎖にある。イスラムでは、時間をカネに変えることは神への冒涜となる。

Posted byブクログ