君と時計と嘘の塔 第一幕 の商品レビュー
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主人公の綜士は幼馴染みの芹愛に好意を抱いている でも小学生の頃に起こしたある事が原因で芹愛と話す事は愚か彼女の視界にすら入れない 高校で親友を得てそれなりな日常を過ごしていた彼だが、ある日日常が一変する 「夕方に駅で芹愛ちゃんが死んだの」 愛しい彼女の死の翌日、綜士はなぜか一カ月前にタイムリープする 学校に行くと親友がいない 存在が元からなかったかのように 前半は説明だけど、とにかく綜士のキャラが好きになれない 芹愛にした事は許せないし、今こうなったのも自業自得 おまけにストーカースレスレの事をしているちょっと気持ち悪い主人公 嫌悪感抱くけど後半は少し応援したくなる
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タイムリープ・ミステリー。 時の揺れ、「時震」の現象を追う三人の高校生。 タイムリープのきっかけは「絶望」。 大事な人が消えていく中で、後悔し続けながら好きな人を守れるのか。 性格の違う三人の関係性が絶妙。 面白い!最後の絶望まっしぐらな感じの引きが凄い。 第二幕「搭の雨」へ
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君と時計と噂の塔一幕(講談社タイガ) 著作者:綾崎隼 発行者:講談社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 この世界から「存在が消されている」という事実に一人だけ気付くのだ。時計部なる部活を作って時空の歪みに真相...
君と時計と噂の塔一幕(講談社タイガ) 著作者:綾崎隼 発行者:講談社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 この世界から「存在が消されている」という事実に一人だけ気付くのだ。時計部なる部活を作って時空の歪みに真相を追いかける物語。
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終盤の想ってる人が目の前で亡くなってしまうシーンでとても肩に力が入ってしまった…。しかも目が合ってしまうなんて…。個人的に1番衝撃的なシーンだったので印象に残っています。 そしてお母さんが消えてしまうシーン。読んでる時にそう言えば最初の方に雛美はタイムリープによって大切な人が消えたって話してたな…と嫌な予感がしながら読んでいて案の定的中してしまったのがううぅ…ってなってしまいました…
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4部作の序盤。 以前に1部だけ購入したが、続きが気になるけど手元にないのもな……と思い、全部揃えてから読み始めた。正解。
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「自分を守るために嘘をついたから」 自分の地位を守るため。 この年頃だとクラスでの自分の立ち位置やスクールカーストを気にする者にとっては、重要な出来事だったろうな。 ただ彼が自分の本当の気持ちに気付くのが遅すぎたせいで、もう彼女に気持ちを伝えるどころじゃないだろうな。 「赦され...
「自分を守るために嘘をついたから」 自分の地位を守るため。 この年頃だとクラスでの自分の立ち位置やスクールカーストを気にする者にとっては、重要な出来事だったろうな。 ただ彼が自分の本当の気持ちに気付くのが遅すぎたせいで、もう彼女に気持ちを伝えるどころじゃないだろうな。 「赦されるには重過ぎて」 消えた友人と時間軸のズレ。 これだけの事を地震の直後に確認した彼は相当頭の回転が早く、こんな事がなければ確実に留年などしていなかったろうな。 時間軸のズレから起きたとはいえ、人一人が消えたという事実をどうやって見つけるのだろう。 「哀しい未来の輪郭を」 同じ時を歩む人。 時間軸のズレどころか、自分が気付かぬうちにタイムリープしていたなど誰が気付くだろうか。 彼女は何度も経験したあげく、何度も大切な人の死を見て何度も大切な人が消えていった苦しみを一人で抱えていたなんて強い人だな。 「すべての痛みを受け止めて」 偽りの言葉の裏には。 彼と彼女どちらの言葉を信じるべきか分からないが、確かな事は彼女の言葉に幾つか偽りがある事だけだな。 自分は時間軸のズレしか気付いていなかったはずの先輩が、どうしてここまで彼女の生死に拘るのか気になるな。 「隣り合うこの世界は今も」 失敗した先にあった未来。 自殺などしないと公言し何処も不自然な様子のなかった彼女が、何故あの時自ら足を踏み出したのだろう。 彼女は家族が次々とと言っていたが、彼の元から消えたのは友人の前にも居たのかもしれないな。
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想い人が死ぬと同時にタイムリープが発生し、改変後の世界では自身の周囲にいる最も親しい人間が消失するというアイディアは興味深い。失敗が許されず、親しい人間をまるでシューティングゲームのような残機としてカウントするのは面白いが、作品全体に漂うのは不協和音のような陰鬱さとウエットな感情...
想い人が死ぬと同時にタイムリープが発生し、改変後の世界では自身の周囲にいる最も親しい人間が消失するというアイディアは興味深い。失敗が許されず、親しい人間をまるでシューティングゲームのような残機としてカウントするのは面白いが、作品全体に漂うのは不協和音のような陰鬱さとウエットな感情が先走るばかりで、いまいち緊迫感や残酷さには欠けると思った。歪んだ関係はこの作者の持ち味なのであろうが、主人公には感情移入できず、タイムリープして想い人や親友を救うことに切迫した感情を感じないのもまた事実だ。やはり独りよがりな面が鼻についてしまって、高校生はまあこんなものなのであろうが、それにしてもその自分語りの多さが作品全体の足を引っ張っているように感じてしまう。また設定したルールがエグいわりには、タイムリープに付き物の理不尽さや残酷さも感じず、選択の重要性も現時点では無い。不意の事故で亡くすのと何も変わりがないように思ってしまった。オチも予想通りといえば予想通り、主人公の心に食い込んでいた親が消失したわけだが、これなら友人二人のどちらかが消滅したほうが面白かったように思う。同じくタイムリープしたヒロインはともかく、変わり者の先輩が例外というのはいただけない。まあ次巻以降に持ち越しのネタなのかもしれないが、第一巻の時点ではほぼ想定内の出来事ばかりで驚く部分はなかった。
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千歳先輩がいい。ロジカルなのに熱血。 タイムリープに関して明確な発生理由が存在していたり、単純に能力を持った人間が自由に発動させていないところが個人的に新鮮でいいなと思う。 いつか5年前に巻き戻って2人もやり直せたりするのかしら。それは無理なのかな。
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友人が消えた、に加えて、知り合った破天荒同級生の 家族までもが消えていっているという現実。 自分だけが憶えている、という状態が、ぞっとします。 自分が狂ったのか、はたまた周囲なのか。 手を貸してくれる先輩はともかく 同級生が謎です。 一体何を目的として、手を貸してくれているのか...
友人が消えた、に加えて、知り合った破天荒同級生の 家族までもが消えていっているという現実。 自分だけが憶えている、という状態が、ぞっとします。 自分が狂ったのか、はたまた周囲なのか。 手を貸してくれる先輩はともかく 同級生が謎です。 一体何を目的として、手を貸してくれているのか。 自分の家族が…と言われても、悲壮感がありません。 焦ってる感もないので、嘘なのだろうか、と 疑ってしまいます。 誰を味方にして、どうすればいいのか。 思考錯誤を繰り返せるのはありがたいですが 正直、あの光景を何度も…は、心が折れます。
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ある日突然一人の友達が世界から消えてしまい、いなかったことになっている。それは好きな少女が死んでしまったことから起こるタイムリープの副産物だった… タイムリープというSF的状況に巻き込まれた高校生たちが、その謎を解いて繰り返される世界から抜け出そうとする青春SFミステリ(?)。あ...
ある日突然一人の友達が世界から消えてしまい、いなかったことになっている。それは好きな少女が死んでしまったことから起こるタイムリープの副産物だった… タイムリープというSF的状況に巻き込まれた高校生たちが、その謎を解いて繰り返される世界から抜け出そうとする青春SFミステリ(?)。ありがちな設定だが、タイムリープのたびに大切な人が消えるというのは緊迫感があるし、なかなか面白かった。仲間になった先輩と同級生にも謎がありそうだし、続きが楽しみな展開である。
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