花見ぬひまの の商品レビュー
江戸中期から幕末にかけて、女性たちの恋を描いた短編7作。 印象に残ったのは第五話「鬼となりても」。志燕尼の壮絶な生き様が心に残りました。 そして、第一話「おもしろきこともなき」と第七話「心なりけり」の繋がりが、乙な構成になっています。
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江戸時代、歴史に名を残した男たちの傍らで、熱く生きた女性たちがいた…。 7編からなる短編集は、短編では惜しいような、続編を読みたくなるような作品ばかりだ。 悪い癖で、歴史小説に知らない名前が出てくると、つい実在していたのか調べてしまう。 巻頭の望東尼を始め、何人かは実在の人物らし...
江戸時代、歴史に名を残した男たちの傍らで、熱く生きた女性たちがいた…。 7編からなる短編集は、短編では惜しいような、続編を読みたくなるような作品ばかりだ。 悪い癖で、歴史小説に知らない名前が出てくると、つい実在していたのか調べてしまう。 巻頭の望東尼を始め、何人かは実在の人物らしいが、作者がどうやって目をつけたのか、感心してしまう。まだまだ歴史には素材として魅力的な人々が残っているということか。
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