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プラド美術館の師 の商品レビュー

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2023/11/29

キリスト教関係、奇跡の話は好きなので面白かった。 西洋美術には秘密があるとよく言うけれど、見ても全然気づけないので、美術の観点からもこの内容は面白いと思う。画集を広げながら読み進めた。 ダン・ブラウンの謎解きのわくわく感はないけれど読後はほんわかした気持ちになる。他の作品も読ん...

キリスト教関係、奇跡の話は好きなので面白かった。 西洋美術には秘密があるとよく言うけれど、見ても全然気づけないので、美術の観点からもこの内容は面白いと思う。画集を広げながら読み進めた。 ダン・ブラウンの謎解きのわくわく感はないけれど読後はほんわかした気持ちになる。他の作品も読んでみたい。

Posted byブクログ

2016/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ダヴィンチ・コード」のような話かと思えばそうではなく、美術鑑賞用の裏話かと思うとそうでもない。 ストーリー仕立てにはなっているが、章ごとにプラド美術館に収蔵されている作品の中から選ばれた作品が、歴史の中でどのような思いや願いが込めて作られているのかを、その時代背景、とりわけ宗教的な位置づけを背景に詳しく説明されていて、一幅の絵の中にそれほどまでのドラマがあったのかと驚かされる。きっと今度から絵(特に宗教的なモチーフの作品)を見る時には、もっと作者(もしくはそのパトロン)が込めた意味を読み取ろうと思うようになるだろう。 ただ、ヨーロッパの目まぐるしく変わる政治的、そして宗教的な背景説明が多いので、世界史に疎いこちらとしては意味が分からない部分も多く残念。歴史に興味があればより一層面白かったろうに。 それにストーリー仕立てと言っても、骨格が中途半端でキャラも魅力が無くとってつけたような感じがするのは残念。 作者の膨大な絵画や時代背景に対する知識はわかるが、ストーリーテラーとしては今一つ。

Posted byブクログ