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世にも奇妙な君物語 の商品レビュー

3.7

154件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2015/11/26

本家である世にも奇妙な物語を彷彿とせる短編集。各話毎に現代社会をあらゆる角度から突いていて、ゾッとさせられる。個人的には、第2話のリア充裁判が一番震えた。

Posted byブクログ

2015/11/25

タモリさんの顔と曲が浮かぶくらいすぐ映像にできますよってお話ばかり。 第5話を朝井さんの考えたキャストそのままで是非演じてほしいです。 朝井さんみたいに若い世代が今流行りの事象に疑問を呈してブラックにもっていくとは…嬉しいです。昔話を残酷と捉えて結末変えるのはおかしい、とはっきり...

タモリさんの顔と曲が浮かぶくらいすぐ映像にできますよってお話ばかり。 第5話を朝井さんの考えたキャストそのままで是非演じてほしいです。 朝井さんみたいに若い世代が今流行りの事象に疑問を呈してブラックにもっていくとは…嬉しいです。昔話を残酷と捉えて結末変えるのはおかしい、とはっきり言ってもらえると、このお話を手にとった全ての君がそれぞれのこれからを作っていける、未来も安泰って信じられる気持ちになります。 なんかブラックだけどユーモアあって便利なことに必ずしもとって変わるだけが正しいとは限らないと考えさせられるとこもあって面白かったです。

Posted byブクログ

2015/11/23

笑いながら一気に読みました。 世にも奇妙な物語が好きな作者が世にも奇妙な物語に採用されたい、と言う事で書いた小編達のまとめ、だったっけ。 いかにも世にも奇妙な物語っぽい、世にも奇妙な物語らしい、奇妙な世界。小説ならでは、って言うのは脇役ってことなのかな。脇役バトルロワイアルは細...

笑いながら一気に読みました。 世にも奇妙な物語が好きな作者が世にも奇妙な物語に採用されたい、と言う事で書いた小編達のまとめ、だったっけ。 いかにも世にも奇妙な物語っぽい、世にも奇妙な物語らしい、奇妙な世界。小説ならでは、って言うのは脇役ってことなのかな。脇役バトルロワイアルは細かいところまで気を配ってドラマあるあるをまとめてくれて、とても面白かった。 あと、結局妄想世界っぽい落ちになったリア充裁判は、姉の境遇がなんだかとてもエロくて、気になってしまったよ。

Posted byブクログ

2015/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第1話 シェアハウさない 貧乏学生や恋愛目的の若者が住む形態が多いだろう。だがフリーライターの浩子が知り合ったシェアハウスの住人達は、20~40代までの定職についた大人たち男女4人。 彼らがシェアハウスに住む理由とはー? 1話目から怖いよ~!住人達の真相を知った時のゾワゾワ感・・・ ちょっと気になる表記が「住ませて」の箇所。「住ま”わ”せて」じゃないのかな?誤植?? 第2話 リア充裁判 20××年4月、「コミュニケーション能力促進法」成立。18歳以上の就労前の市民が無作為に「能力調査会」=リア充裁判の対象者に選ばれる。 かつて勤勉だった姉がここで不合格となり、ハロウィンコスプレ・サンタコスで鍋パ・ユニフォームを着てスポーツバーで試合観戦…「コミュニケーション能力」向上のための強制追試を受けさせられて、その後変わってしまった。 そんな姉と同じく勤勉に生活してきた妹・知子の元にも遂にリア充裁判の参加ハガキが。 こんな制度あったらイヤだなぁなんて、誰もが一度は妄想したことあるんじゃないだろうか。 知子が最後に訴えてハッピーエンド、ではなかった。オチはやっぱり世にも奇妙な~、だね。 FacebookもInstagramもやってない。twitterも呟かずに情報収集利用、LINEとmixiしかやってない私は間違いなく裁判にかけられてしまう。。。恐怖!! あ、でももう三十路だから大丈夫か; 第3話 立て!金次郎 向き不向きは関係なく、すべての子どもが平等に輝けるようにポジションを分け与えるべき。金山孝次郎が務める幼稚園には、PTAからこのような考えが寄せられ、教師陣は年間行事に頭を悩ませる。中には自主的に一覧表を作成して、自分のクラスの子どもたちを平等に割り振る先生も。 若くて希望に満ちている孝次郎は、この風潮に疑問を持ちながら自分なりのやり方を貫くが、どうやらあの一覧表を使っているのは保護者も同じのようで…。 本を読みながら歩くのは危ない、なんて理由で二宮金次郎像を座らせてしまったクレームに笑った。どんだけ屁理屈なのw 幼稚園は子どもが初めて家以外の場所で社会生活を学び、成長を促す場所。いつから保護者の都合のいいようにあるべき場所になってしまったのか。モンスターペアレントは怖いな。 第4話 13.5文字しか集中して読めな 13.5文字のタイトル、3行の要約文、その後ニュース本文へ。ニュース配信会社で記事を担当している香織は、小学三年生の息子・直喜からも尊敬されている。「今度の授業参観、将来なりたいものについて発表するの。お母さんの仕事の話するから絶対に見に来てね」 一方、育児を手伝ってくれている夫の浮気を疑っていた香織。そんな母親の姿を直喜は授業参観でー。 ブラックユーモアが効いたラスト。子どもは本当に純粋なのかな~? 第5話 脇役バトルロワイアル 有名演出家の舞台、最終選考オーディション。主役オーディションのはずなのに、集まっていたのは脇役を務める俳優だけで年齢も性別もバラバラ。選考会場には演出家らは現れない。今日の審査方法ってー? 実在の俳優名が並び、読みながら彼らが頭の中で動き回っていた。「脇役っぽい動きをしたら即、不合格」法則に気づいた淳平が、あらゆる場面で先回りして考えていたのが面白い。頑張ったのになぁ…。ラストの台詞を言うのは悔しかっただろうに。 1~4話までの流れも汲んだ上での5話、朝井氏面白いよ~! 是非、本家でドラマ化を。

Posted byブクログ