十二の贄 の商品レビュー
え……そ、それでいいの? と、思わず目が点。 わかってます、ミステリじゃないんだもんね。 でも、でもね、このシリーズ期待してたから……。 こういう方向性でいくことにしたのかなあ……だとしたら、ちょっとがっかり。 三津田さんのホラーシーンが好きなので、読み続けるとは思うけどね。
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※ちょっと辛口(・・;) 三津田作品は刀城言耶シリーズが断トツでお気に入りです。 だけど、本作の死相学探偵シリーズも、前者にはないキャラ萌え要素や、ライトに楽しめるエンタメ要素強めな作風が取っ付きやすくて読みやすいので、三津田作品にはハズレがないな〜と思っていたんです。 ...
※ちょっと辛口(・・;) 三津田作品は刀城言耶シリーズが断トツでお気に入りです。 だけど、本作の死相学探偵シリーズも、前者にはないキャラ萌え要素や、ライトに楽しめるエンタメ要素強めな作風が取っ付きやすくて読みやすいので、三津田作品にはハズレがないな〜と思っていたんです。 が。 本作は、死相学シリーズのライトな要素がかなり強調されていて、三津田先生の持ち味である「恐怖の描写」がかなり削がれている印象を受けました。 「十二人の被害者」設定を裏切らず、なかなか派手に被害者を量産しているんですが、いつもの「思わず背後を振り返ってしまいそうな」殺害シーンの恐怖の演出は残念ながら不発。 例えて言うなら、和製ホラー(見ないけど)の背筋がヒヤッとする怖さを期待してたのに、いざ鑑賞したらハリウッドのスクリームホラー(見ないけど)の驚かせる系だった時のガッカリ感。ホラー映画見ないけど。 十二というキーワードの解釈が一転した時は、ちょっと盛り上がれそうだったんですが、真顔で呪術とか持ち出されちゃうと…ちょっとコレジャナイ感が出ちゃいますね…。いや、そもそも前提がスーパーナチュラルな能力持ってる主人公なんだから、そこは受容すべきか…? シリーズが進んでいくにつれ、ミステリ色が薄れてファンタジーの色を濃くしていってるのも残念。あれだけ被害者をおっそろしいビジュアルで幻惑してて、その方法に説明がないのもなー。うーん。 おお…三津田作品をこんなに酷評したことないから、すごい違和感…。 ハードル上げ過ぎてる感はあるな、うん(自業自得 amazon師匠よりコピペ(^^)φ 中学生の悠真は、莫大な資産を持つ大面グループの総帥・幸子に引き取られた。7人の異母兄姉と5人の叔父・叔母との同居生活は平和に営まれたが、幸子が死亡し、不可解な遺言状が見つかって状況は一変する。遺産相続人13人の生死によって、遺産の取り分が増減するというのだ。しかも早速、事件は起きた。依頼を受けた俊一郎は死相を手掛かりに解決を目指すが、次々と犠牲者が出てしまい―。大好評シリーズ第5弾!!
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今回も黒術師の不気味な存在が垣間見えます。 ホラーとミステリの融合は、相変わらず見事です。 呪いや魔術的なことも、それなりに筋は通っているので、最後の謎解きにも納得です。 ホラー前提のミステリ作品で、本格ものの味わいもあります。 次回作も楽しみです。
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死相が見える探偵を主人公にしたホラーミステリ第五段。資産家の遺言のため特殊な状況に置かれた十三人の相続人が過ごす屋敷で事件は起こる。 序盤は重たいホラー感がよい。遺言状のため中学生が一族の墓地を訪れ、地下の暗闇を歩く描写は臨場感あってよかった。自分もお寺でこの手の体験したことある...
死相が見える探偵を主人公にしたホラーミステリ第五段。資産家の遺言のため特殊な状況に置かれた十三人の相続人が過ごす屋敷で事件は起こる。 序盤は重たいホラー感がよい。遺言状のため中学生が一族の墓地を訪れ、地下の暗闇を歩く描写は臨場感あってよかった。自分もお寺でこの手の体験したことあるけど本当に真っ暗なんですよね。周りに人がいなかったらかなり怖いと思う。 主人公登場からはかなり軽めのテイストとなり、和む描写や各キャラの漫才じみた絡みも増えて面白い。特にシリーズのマスコットとなった猫の僕にゃんの可愛さは秀逸。 事件解明は二転三転する推理が面白いのですが、不可思議な遺言、山の墓所、弥勒教、魔術書、謎の影、といったたくさんの魅力的な要素が盛り込まれたことに比して、解決はあっさりに感じられて少し残念。もっとじっくり長くしてくれてもよかった。といっても依頼者たちの死というタイムリミットがある中でスピード解決するのが死相学探偵の役目とも言えるので、しかたないかのかもしれませんね。 いろいろと関係性が変化してきたキャラクターたちの今後が楽しみです。
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死相学探偵シリーズ最新作。 主人公が登場するまでの冒頭〜序盤はホラーっぽいが、中盤以降はミステリ色が強くなり、前半と後半ではっきり雰囲気が別れている。キャラクター性は変わらず強め。 登場人物が多いので最初は少しややこしい。
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僕にゃんマジ天使!!! …それはさておき(笑)毎度呪術的な仕掛けで事件が起こるこのシリーズ。今回は十二なのでコレですかーなるほどー。(詳細については読むべし読むべし) タイトルの通り、十二人の生贄候補が出てくるため、登場人物が多くてどうなることかと思いましたが、思いの外スッキリま...
僕にゃんマジ天使!!! …それはさておき(笑)毎度呪術的な仕掛けで事件が起こるこのシリーズ。今回は十二なのでコレですかーなるほどー。(詳細については読むべし読むべし) タイトルの通り、十二人の生贄候補が出てくるため、登場人物が多くてどうなることかと思いましたが、思いの外スッキリまとめてきたのは流石。(最初はちょっと混乱したけどね) 今回、どっちかというとミステリー寄りでホラー的な要素少な目。遺産相続にまつわる歪な一族の設定とか、事件の原因となる呪術の仕掛けとか、影の存在とか、散りばめられたネタ諸々、かなり魅力的だったんだけど、なんだか所々駆け足な感じが否めなかったのは残念w(真面目に話を膨らませると大変なボリュームになりえる感じはするので、しょうがないっちゃしょうがないかー) サクッと読み終っちゃったので面白かったんだけどね、ちょっと物足りない。次に期待。 ところで、あの妹さんと俊一郎の組み合わせで行くのかと思いきや、作者があの曲矢刑事と俊一郎の組み合わせをぶっ込んでくるとは……侮れぬ……。
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