オメガバースプロジェクト Season2(1) の商品レビュー

アンソロジー(著者)

2020/03/17

前回のシリーズが面白かったので今回も購入しました！
正直、表紙は前回の方が好みだったので、どうかな〜と思っていたのですが、中身で言ったら全体的に此方の方が自分の好みに合っているらしく、出だしの時点から面白いと思える作品が8割を占めている感じでした。
その中でも特に印象に残ったのは以下の5つの作品になります。

『僕のハイスペック彼氏様』よつあし
トップバッターの作品でした。正直、これが一番面白いです！(色んな意味で)
8割ギャグな内容で、系統で言ったらどことなく毛魂一直線先生の『そんな目で見てくれ』や、桐乃まひろ先生の『既婚者ですけど、何か?』に近い感じがします。
とにかくギャグ好きには堪らない内容で、いきなり何の脈絡もなく暴れ牛が現れたくだりは意味不明過ぎて思わず笑ってしまいました(笑)
まさか初っ端からこんなキレッキレの内容の作品が来るとは思ってなかったので良い意味で期待を裏切られましたね…(笑)
会話も面白いし、テンポも最高に良いので、次が大いに期待出来る作品です。
最後まで面白かったらコミックスを買ってしまうかも…。

『ただいま、おかえり』いちかわ壱
既に出来上がってて子供も居るα×Ωの男夫婦のお話でした。
凄く甘々なお話で、子供を挟んで愛し合ってる感じがひしひしと伝わって来て読んでて幸せな気持ちになれました…。
子供も凄く可愛いくて癒されます。ただ、Ωの差別問題に重点を置いた作品なのか、ちょっと不安な要素もあったりします。
最後に登場したキャラも何やら敵(？)っぽいですし、これから一波乱起こりそうな予感…！！
どういう風に物語が進んで行くのか、気になる作品です。

『かしこまりました、デスティニー』さちも
掲載されている作品の中では結構シリアス強めな印象でした。
α×Ωの主従関係モノ？で、どちらも仲は良くない(特にαはΩを嫌っている)
のですが、どちらも本能的に惹かれ合っていて…みたいな内容です。
もしかして番なのかな？最後はΩに発情期が来てしまい、既にお互いが求め合わずにはいられないといった雰囲気なので、次は濃いえっちシーンが見られそうで楽しみです(笑)

『揺れる尾の先』あずみつな
絵はちょっと荒っぽいですが、展開も作風も個人的にはかなり好みな部類に入る作品でした。主な登場人物は善良な真面目系上司(α)と、同期の友人(多分β)、それから同じ職場で気弱な後輩(Ω)の3人で、Ω→α←βっぽい雰囲気のお話でした。このお話も結構シリアスで、これからドロドロした展開が待ち受けているような予感がします。
最後、Ωの子がただの会社員じゃない事が分かり、αも望まぬ形でヒートを起こしてしまいましたが…それでも行為には及ばず、ギリ未遂で終わったので少しホッとしました。次で3人の関係がどう変化するのか楽しみです。

『きんきゃらら』河馬乃さかだち
河馬乃さかだち先生は前回の作品が私の中で大ヒットだったので今回も期待して読みました…が、これはまだ好みかそうじゃないか分からない感じです…。少なくとも一話だけではまだ萌えません。
登場人物はチャラチャラしたクズ系ホスト(α)と、尽くしたがりの恋人(Ω)、αの尊敬する作家(？)で、最終的にこの作家にαが掘られてそのまま呆気無く捨てられてしまうのですが、この先、どういう風に展開が転ぶのか全く予想出来ません…！とにかく作家が謎過ぎる…！(笑)
現時点では萌えないけど、ストーリー的には凄く気になるのは確かです…。
とりあえず、次のお話に期待します…！