イラスト・ストーリーで身につくロンリのちから の商品レビュー
高校の演劇部における問題場面の解決方法を考える、という流れで論理的思考について学習していく。 前半は三段論法や逆の主張などの数学の論理に近い話題が続き、後半は話の平行線状態を避ける、合意形成の方法などのコミュニケーションの話題が中心になってくる。数学で論理の学習をしたものの、あま...
高校の演劇部における問題場面の解決方法を考える、という流れで論理的思考について学習していく。 前半は三段論法や逆の主張などの数学の論理に近い話題が続き、後半は話の平行線状態を避ける、合意形成の方法などのコミュニケーションの話題が中心になってくる。数学で論理の学習をしたものの、あまりピンときていないくらいの高校1年生くらいの子におすすめしたい。 ただし、わかりやすく、読みやすい(1時間程度で読了)反面で、場面例として上がるものはやや極端な(実際は、ここまで論理的飛躍が明らかな会話ってないよね……と感じるような)ものがある印象だった。現実の議論で目にする論理飛躍は、この本に出てくる例が複合的に絡まっているものが殆どだろうから、本書に出てくる例はあくまで論理飛躍を確認する「視点」程度で考えておくとよいと思う。
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NHKの高校講座ベースで作られており、ストーリー調で話が進むのでとても読みやすい。 三段論法や水掛け論など、聞いたことのある論法が具体例を持って解説されている。 飛躍の論理は気をつけたい。 強いていうなら印象的だったのは、否定の論理。 「Aが好き」の反対は「Aが嫌い」だが、否定と...
NHKの高校講座ベースで作られており、ストーリー調で話が進むのでとても読みやすい。 三段論法や水掛け論など、聞いたことのある論法が具体例を持って解説されている。 飛躍の論理は気をつけたい。 強いていうなら印象的だったのは、否定の論理。 「Aが好き」の反対は「Aが嫌い」だが、否定となると「Aが好きではない」となる。 この反対と否定の違いを意識しておきたい。
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なるほど、しかしとただしの使い方にはそんな意味があったのか。分かってはいても言葉にはできないことが多いから、そして仕事上でもそうだし、この仕事を辞めたとしても、人生終わるまで、言葉の使い方と言葉の意味の把握というのはほんと大事だよな。 最後の合意形成も、人と人の対立にしてはいけな...
なるほど、しかしとただしの使い方にはそんな意味があったのか。分かってはいても言葉にはできないことが多いから、そして仕事上でもそうだし、この仕事を辞めたとしても、人生終わるまで、言葉の使い方と言葉の意味の把握というのはほんと大事だよな。 最後の合意形成も、人と人の対立にしてはいけないという話は大いに参考になったように思う。
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☆三段論法 前提は本当に事実か、導き方に飛躍はないか ☆「しかし」は後に続く言葉が強調される、「ただし」は前に言う言葉がより強調される このレストランは美味しい。しかし高い。 このレストランは美味しい。ただし高い。 ☆なぜなら+理由、だから+結論 ☆水掛論にならないために①理由を...
☆三段論法 前提は本当に事実か、導き方に飛躍はないか ☆「しかし」は後に続く言葉が強調される、「ただし」は前に言う言葉がより強調される このレストランは美味しい。しかし高い。 このレストランは美味しい。ただし高い。 ☆なぜなら+理由、だから+結論 ☆水掛論にならないために①理由を挙げて意見を言う②相手の挙げた理由を検討する ☆「風が吹けば桶屋が儲かる」は暗黙の了解のもとに! ☆否定は、そのこと以外のすべての可能性を含んでいる(好きの反対は好き) ☆合意形成 意見の対立を人と人の対立にしないこと、自分の意見も客観的に見る必要がある、それぞれの意見のよいところを考える、AかBかに決めるのではなく、もっと柔軟に
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話し合うことの大事さを感じた。言葉の難しさに気づいた。意見と人は別物なこと、客観的に意見をみること。そのことが、自身に新たな考える力を与えること。 言葉は難しい。言葉だけでは答えが出ないこともある。インチキな言葉もある、たくさん。 もう少し、論理関連の言葉の本を読みたいと思った。
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先に映像を全部見ていたのでわかりやすかった。 自分の考え方を感情ベースではなくもっと論理的にしたいと思って読んだが、今までわからないまま使っていた言葉も多かったと反省した。 特に「否定」については全く違った。 深く知ると数学の世界のよう。 この本を入門書に、もっと深く論理の世界に...
先に映像を全部見ていたのでわかりやすかった。 自分の考え方を感情ベースではなくもっと論理的にしたいと思って読んだが、今までわからないまま使っていた言葉も多かったと反省した。 特に「否定」については全く違った。 深く知ると数学の世界のよう。 この本を入門書に、もっと深く論理の世界に踏み込んでみたい。
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この手の本を読んだのが初めてなので良書かどうかは判別不能。論理について何となく分かったような気はします。
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ロジカルシンキングと銘打っているがその実文章の誤りや表現の間違いも触れている。ロジカルと言語は切り離せないことがよくわかる。でも多くわかりやすい部分もあるが突っ込んだ説明がないので物足りない節がある。
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本書はNHKの高校講座、『ロンリのちから』を書籍化したもの。日常で使える論理のみに絞って解説してあるので、論理学を真剣に学びたい人には本書は向かない。しかし、そもそも論理は日常生活でどのように関わっていて、論理を学ぶとどのようなメリットがあるのかを知りたい方、また、論理を日常生活...
本書はNHKの高校講座、『ロンリのちから』を書籍化したもの。日常で使える論理のみに絞って解説してあるので、論理学を真剣に学びたい人には本書は向かない。しかし、そもそも論理は日常生活でどのように関わっていて、論理を学ぶとどのようなメリットがあるのかを知りたい方、また、論理を日常生活で生かしたい方には、うってつけの書だろうと思う。
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三段論法 誤った前提・危険な飛躍 逆さまのロンリ 接続表現・ことばをつなぐ 水掛け論・理由を言う 暗黙のロンリ 仮説形成 否定のロンリ 類比論法 合意形成
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