戦国はるかなれど(下) の商品レビュー
豊臣秀吉の最古参の家臣として、実直に生き抜いた堀尾吉晴。豊臣家の外交官として、しっぱらいの巧者として、本当に魅力的な武将ですね。
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2020.3.28 読了 こんな人がいたの 知らなかった。 丁寧に描かれており、よくわかった。
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戦国末期の武将の堀尾吉晴の人生を描いた歴史小説の後編。 秀吉の天下取りから始まり、吉晴の死までが描かれていますが、これまで彼の功績を時系列で俯瞰したことが無かったので、大変勉強になりました。 また、上巻を呼んでいる時に、愛知県大口町の堀尾跡公園にも行く機会があり、奇縁を感じました。 公園の縁起では金助は吉晴の従兄弟とあったのに対し本作は長男となっていましたが、本文末に公園の紹介や、巻末に金助との間柄の説明があり、十分納得できました。
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松江城が国宝指定となったこの年、あたかもそれを祝うかの如く松江城を築城した堀尾吉晴伝が発刊された。著者の講演を聞いたのは松江開府400年祭の中間年の2009年だったが、その時はよもや吉晴伝を書かれるとは思わなかった。当時、多くの松江市民にとって松江の殿様は松平であり、開府の祖たる...
松江城が国宝指定となったこの年、あたかもそれを祝うかの如く松江城を築城した堀尾吉晴伝が発刊された。著者の講演を聞いたのは松江開府400年祭の中間年の2009年だったが、その時はよもや吉晴伝を書かれるとは思わなかった。当時、多くの松江市民にとって松江の殿様は松平であり、開府の祖たる堀尾の認知度は高くなかった。吉晴が改めて脚光を浴び、大手前に銅像が建立されたのは武者行列や開府記念事業の功に違いない。それに加えて、築城に至る歴史を紐解き、吉晴を顕彰するに相応しい歴史小説が編まれたことに感謝したい。
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