スタンダップダブル! の商品レビュー
久しぶりにあっという間に読み切った。「不思議な守備を見せる」神別高校を「そんなことあるわけないじゃん」と思っていたのに気がついたら”彼らならできるんだ„って応援する気持ちに変わっていた。 絵里が言う。「きっと、人は、自分を信じてくれる、自分のことを少しでも思ってくれる人がいるだけ...
久しぶりにあっという間に読み切った。「不思議な守備を見せる」神別高校を「そんなことあるわけないじゃん」と思っていたのに気がついたら”彼らならできるんだ„って応援する気持ちに変わっていた。 絵里が言う。「きっと、人は、自分を信じてくれる、自分のことを少しでも思ってくれる人がいるだけで、それに気づいてそのありがたさを噛みしめることができたのなら、どんな状況になっても救われるものなんだと思う」 オイラにもそんな奴がひとりいる。面と向かってそんな話はしたことはないけど、感謝している。奴が凹んだ時は今度はオイラがそばにいてやる。 神別高校野球部とそのまわりにはそんな関係の人たちがたくさんいる。それも”そんなことあるわけないじゃん„なんだけど、気がつくと”そうあってほしい„に変わっている。こんな人たちに出会えたら元気出ちゃうだろうなぁ。そういう人にオイラもなれたらいいな。
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ヤバイヤバイ、最後はホント泣きそうになった。 施設で育った仲間が目標をひとつに前身あるのみ。 甲子園に行くんだ。 離れ離れになった仲間のために、自分たちを守り育ててくれた人にその勇姿を見せるために! 東京バンドワゴンで出会った小路幸也さん。 血のつながりが無くても家族のように暮ら...
ヤバイヤバイ、最後はホント泣きそうになった。 施設で育った仲間が目標をひとつに前身あるのみ。 甲子園に行くんだ。 離れ離れになった仲間のために、自分たちを守り育ててくれた人にその勇姿を見せるために! 東京バンドワゴンで出会った小路幸也さん。 血のつながりが無くても家族のように暮らす人々の思いが凄く良く出ている。 この「スタンダップ・ダブル」も同様な環境の人々を描いて最高。 うまいなあ。 甲子園出場決定で終わる本作だけでも充分なのだけれど続編の「甲子園ステージ」もどのような結末(優勝するか否かではなく、人々の関係と思いが)になるのか楽しみ。
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みんながやさしくてあたたかい。 Bottom of the Extra-Inningの、タムリンからの最後の指示とその後の場面に胸が熱くなった。
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小路さんの本だ。とある理由から甲子園を目指す野球チームの、ちょっと不思議な雰囲気もある話。 2016/10/1
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なるほど。小路氏がスポーツ小説を書くとこうなるのか。 少年時代に多くの男子が憧れる魔法のような能力を、小説家として一定の評価を得た後にさらりと描いてしまうところがいいですね。 とても楽しい一冊で、続きがあると知って嬉しくなりました。
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北海道大会を戦う高校球児たちの話。 不思議な守備の秘密はわかりかねるが スポーツに打ち込む少年たちには頑張ってほしいと思わされる。 夏の甲子園で野球人生変わっていくこともあるもんね。
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9回裏で泣いてしまった。まだまだゴールは先だけど見て欲しい人に見て貰えたね。共に想いを共有できるね。全国に散った仲間に伝えよう。風を運ぼう。
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31歳を目前に北海道支局に飛ばされた全国紙スポーツ記者の前橋絵里は不思議な強さで勝ち上がっていく弱小校、神別高校野球部に興味を持つ。 弱小校が勝ち進んでいくストーリーでは突出した豪腕投手や強打者がいるのが定番だけど、この神別高の場合はひと味違う強さで興味深い内容だった。 続編に続く形で終わっているので、綴喜を読んでみたいと思った。
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