影憑き の商品レビュー
全くもって使えない、気の小さい放蕩息子が、黒い影に憑かれた状態で皆塵堂にやってくる。遊び仲間が次々不審な死に方をして… 他のみんなの冷たさがw
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古道具屋皆塵堂シリーズ最新作。 放蕩三昧の三人の馬鹿息子が(簡易)勘当されてそのうちの一人が皆塵堂に。 いつもながらのとぼけた味わいととにかく読みやすい語り口です。ただ冒頭の三馬鹿が割と不快感のある感じだったのがなんとなくなあ、と。面白かったのは面白かったんですけどね。これまで...
古道具屋皆塵堂シリーズ最新作。 放蕩三昧の三人の馬鹿息子が(簡易)勘当されてそのうちの一人が皆塵堂に。 いつもながらのとぼけた味わいととにかく読みやすい語り口です。ただ冒頭の三馬鹿が割と不快感のある感じだったのがなんとなくなあ、と。面白かったのは面白かったんですけどね。これまでの登場人物が基本的にみんな善人だったから今回の円九郎さんのように(流されるタイプではあるものの)自分から悪事を働く人っていなかったからかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回、皆塵堂にやってくるのは、大店の放蕩息子・円九郎。峰吉に「役立たず」と言われても仕方ないと思うほど、ダメダメな奴です。皆塵堂での恐ろしい体験が、少しは効果あったようだけど、まだまだですね。次は、隣の米屋に預けられるということで、次回も登場するのかな?そんな円九郎のダメさ加減には、あきれるばかりでしたけど、レギュラー陣は、相変わらずで、なんやかんやと笑わせてもらいました。特に、峰吉のSっぷりがね~冴えてたわ~。猫ちゃん巡りをするかわいい一面もまたよかった。そして、太一郎・・・、子猫祭りかぁ(笑)
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小道具屋皆塵堂シリーズ、6作目。 今回の皆塵堂の居候は、周囲に流されやすく、楽な方に逃げてばかりの大店の放蕩息子。典型的なダメダメお坊ちゃんなので、ちょっとイライラさせられるけれども、彼に対する皆塵堂のメンバーの荒療治もなかなかで、楽しかったです。ていうか、今回の怪異話、結構怖...
小道具屋皆塵堂シリーズ、6作目。 今回の皆塵堂の居候は、周囲に流されやすく、楽な方に逃げてばかりの大店の放蕩息子。典型的なダメダメお坊ちゃんなので、ちょっとイライラさせられるけれども、彼に対する皆塵堂のメンバーの荒療治もなかなかで、楽しかったです。ていうか、今回の怪異話、結構怖かった。ホラーとユーモアのバランスが絶妙で、大好きなシリーズです。もちろん、にゃんこもいいスパイスで、最後の太一郎が駆け込んでくる場面は笑った。これまでの居候と同様、円九郎も今後出てくるのかな。自分の大店に無事戻れる日はやってくるのかしら(笑) と、思っていたら、次作で完結??という情報を見てしまった。嫌だぁ~(泣)
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日本の家屋(江戸期)を舞台にした いつもの読みやすいエンターテイメント 陰翳礼讃ではないけれども 日本人の心の奥底には 「陰」「影」にたいする 怖れ と 憧れ が あるのでしょう そのベースが あるからこそ 書き手 読み手 の 心地よいキャッチボールが 生まれるのでしょうね
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L 古道具屋皆塵堂6 今回の主役はありがちなドラ息子(性根はまだ腐ってない)の円九郎の祟られる話。 またもや皆塵堂に不本意ながら居候。 そして例の蔵を開けてしまったり、余計なものを見てしまったり大騒動。 話の流れは、いつもと一緒なのだが、過去のメンバー+猫が相変わらず登場(もし...
L 古道具屋皆塵堂6 今回の主役はありがちなドラ息子(性根はまだ腐ってない)の円九郎の祟られる話。 またもや皆塵堂に不本意ながら居候。 そして例の蔵を開けてしまったり、余計なものを見てしまったり大騒動。 話の流れは、いつもと一緒なのだが、過去のメンバー+猫が相変わらず登場(もしくは名前だけ)して、うまく思い起こしながら、楽しみながら読み進めることができる。 ちょいちょいユーモアが散りばめられているのもいいし、今回も良い霊もおります。 幼くして亡くなった円九郎の兄に、もうちょっと光をあててほしかったなぁ。 あ、猫がまた増えるようです。
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シリーズ6作目。 今回は、何をやらせても駄目な放蕩息子、円九郎が皆塵堂に預けられます。彼に付きまとう“影”の正体とは・・・。 と、いうことで今回も相変わらず、安定の読み心地です。 ちなみに、巳之助の名(迷?)セリフ。「・・・男が約束の刻限に遅れてもいいのは、人の生き死にに関わる...
シリーズ6作目。 今回は、何をやらせても駄目な放蕩息子、円九郎が皆塵堂に預けられます。彼に付きまとう“影”の正体とは・・・。 と、いうことで今回も相変わらず、安定の読み心地です。 ちなみに、巳之助の名(迷?)セリフ。「・・・男が約束の刻限に遅れてもいいのは、人の生き死にに関わる時と、出がけに猫が膝の上で寝ちまった時だけだ」が、個人的にツボでした。
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輪渡竣介さんの古道具屋 皆塵堂シリーズの第6作目。 常連の登場人物たちが、まったくぶれることなくいつもと同じような行動で、いつもと同じような活躍をするので、安心して読むことができる。 同じような活躍ばかりだと普通は飽きてしまうのかもしれないが、このシリーズでは常に霊の影がちら...
輪渡竣介さんの古道具屋 皆塵堂シリーズの第6作目。 常連の登場人物たちが、まったくぶれることなくいつもと同じような行動で、いつもと同じような活躍をするので、安心して読むことができる。 同じような活躍ばかりだと普通は飽きてしまうのかもしれないが、このシリーズでは常に霊の影がちらちらするので、そちらへの恐怖心と好奇心がマンネリ化をうまい具合に打破してくれる。 今回の主人公である円九郎の駄目さ加減は、まったくもって同情の余地がなく、感情移入が少しばかり難しかったので★ひとつマイナス。
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