人狼への転生、魔王の副官(01) の商品レビュー
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こりゃあ、なかなか文章も構成も設定も上手い。人狼に転生したヴァイドは、魔王の第3師団の副官として、人間の交流都市の攻略をし、魔王軍とは思えない、強圧的でない巧妙な統治を進めていく。その進め方の匙加減やヴァイドの内面の描き方が面白いんだなあ。仲間との接し方もなかなか味があっていいねえ。そう、主人公のヴァイドが魅力的なのだ。先が楽しみだ。
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人狼への転生だが、前世の記憶のおかげで脳筋ではなく、人の気持ちもわかるので魔族と人との折衝でも大活躍する、副官ヴァイトのストーリー。 ネット判に加筆ありで読みやすくもなってます。 書き下ろし『ヴァイトの少年時代』少年時代の日常と師匠ゴモロヴィアとの出会い。 イラストもいいです。本...
人狼への転生だが、前世の記憶のおかげで脳筋ではなく、人の気持ちもわかるので魔族と人との折衝でも大活躍する、副官ヴァイトのストーリー。 ネット判に加筆ありで読みやすくもなってます。 書き下ろし『ヴァイトの少年時代』少年時代の日常と師匠ゴモロヴィアとの出会い。 イラストもいいです。本文がイメージしやすいし、魔人な皆さんもカッコイイ。カラーなビーグル犬人族かわいい!、もっと露出をプリーズ。
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タイトルの通り、ファンタジー世界で人狼に転生した、魔王軍で副官を務める主人公の物語である。と言ってもダークヒーロー物ではなく、魔王軍において人間の心情を推し量れる貴重な人材として制圧した拠点であくせく働く、ある種の内政物であり、軍記物である。 元はネット小説であり、この感想を...
タイトルの通り、ファンタジー世界で人狼に転生した、魔王軍で副官を務める主人公の物語である。と言ってもダークヒーロー物ではなく、魔王軍において人間の心情を推し量れる貴重な人材として制圧した拠点であくせく働く、ある種の内政物であり、軍記物である。 元はネット小説であり、この感想を書いている時点でも精力的に投稿されておいでなのだが、この書籍化に当たって加筆部分が多数見られる。特に目につくのは、拠点としているリューンハイトの太守アイリアのヒロイン化が顕著なところだろうか。 その上で、主人公の幼少期も書き下ろされているのだから、読者としては頭が下がるところである。執筆に割かれるだろう手間暇は、ちょっと想像を絶するところがある。 内容のまとまり良く、ストーリーのテンポ感も優れている。それでいて、キャラを描けていないわけでもない。イラストも世界観に似つかわしく、魅力的である。 シリーズとしても魅力的な作品だが、この一巻のみで評価しても星五つは固いだろう。続巻も期待して待ちたいところだ。
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