金沢金魚館 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
個人的にはちょっと好みではなかった。おそらく主人公?のキャラクターに乗り切れなかったからだろう。「他人に自分のことがわかるわけはない」ということの極致(というと大げさか)がそこにあって、それはもちろんそうなんだろうけど、だからなんでも許されるのかというのもどうにもうまく落とし込めない。 そのせいか、結果的に主人公の彼が見ているものに対しても没入感は得られず、タネ明かしがあってもあまり感情が動かされない。淡々としすぎてしまうというか。 金沢が舞台ということで手にとってみたが、ファンタジーはやはり自分の身の丈に合わないんだなと改めて思った。
Posted by
時間の無駄。キャラクターの描写がないままセリフだけ進んでいく箇所が多く台本か?っと思うほど。例えば一章の土間さんが久しぶりに金魚館にやってくるシーンでセリフだけが進み、土間さんの描写がない。土間さんがどんな表情でこのセリフを言ったのか、娘がやってくるシーンなどの詳しい描写もなくセ...
時間の無駄。キャラクターの描写がないままセリフだけ進んでいく箇所が多く台本か?っと思うほど。例えば一章の土間さんが久しぶりに金魚館にやってくるシーンでセリフだけが進み、土間さんの描写がない。土間さんがどんな表情でこのセリフを言ったのか、娘がやってくるシーンなどの詳しい描写もなくセリフだけで進む。話のキモになるシーンでこりゃないだろうと思った。あと、イケメンの描写だけ燦々と書いているのに女の子だけ外見描写がないのも何だかなぁってなりました。モブやんけ。まだ男性向けのラノベの方が男女共に描写あるわい。
Posted by
知り合いが唯一読んだという本でおすすめだったので読んでみた。 金沢の街にある喫茶店を舞台にした優しい物語。 相手の過去や想いが視える薄荷くん。バイト(途中から契約社員)に勤める喫茶店に来る花純ちゃん、別流瀬店長、後輩の新人バイト小修丸くん、その他常連客や古井戸親族。彼らにまつわる...
知り合いが唯一読んだという本でおすすめだったので読んでみた。 金沢の街にある喫茶店を舞台にした優しい物語。 相手の過去や想いが視える薄荷くん。バイト(途中から契約社員)に勤める喫茶店に来る花純ちゃん、別流瀬店長、後輩の新人バイト小修丸くん、その他常連客や古井戸親族。彼らにまつわる出来事に真っ直ぐ正直に答えてしまう不器用さから自分の居場所に悩みつつ、まわりの気配りにも救われたり。 374冊目読了。
Posted by
なんとも、つかみどころのないかんじで。後半はとにかく、「花純ちゃん!早く!古井戸くんを救ってあげて!」って気持ちで読みました。続編もあるんだ。読んでみよう
Posted by
基本設定(超常能力を持つ、美形の店員がいる喫茶店で、常連の女子大生らが謎に挑む)から、一般的に連想されるのとはだいぶズレてるね。花純嬢はほとんどモブだし、古井戸くんは問題を解決するわけではない。お話の殆どは彼の居所探しみたいな感じ。それからミステリ要素は皆無に近く、そういうのもの...
基本設定(超常能力を持つ、美形の店員がいる喫茶店で、常連の女子大生らが謎に挑む)から、一般的に連想されるのとはだいぶズレてるね。花純嬢はほとんどモブだし、古井戸くんは問題を解決するわけではない。お話の殆どは彼の居所探しみたいな感じ。それからミステリ要素は皆無に近く、そういうのものを求める向きは当てが外れると思う。
Posted by
登場人物の外見が美しいことを表すだけの文章が多すぎる。キャラ設定についても「いい感じ」に「それっぽい」だけで、世界観に没頭できない。主人公の男が、年齢に対して精神が未熟で、自己中心的な言動をとるところが所々ありイライラする。「エモさ」を詰め込んだだけで内容が伴っていない、今流行り...
登場人物の外見が美しいことを表すだけの文章が多すぎる。キャラ設定についても「いい感じ」に「それっぽい」だけで、世界観に没頭できない。主人公の男が、年齢に対して精神が未熟で、自己中心的な言動をとるところが所々ありイライラする。「エモさ」を詰め込んだだけで内容が伴っていない、今流行りの鬼滅の刃と同じ印象を持ってしまった。 いいところといえば、金沢について少しくわしくなれるところ。金沢を文章化したらこう表すこともできるのだな、と思えるところがいつくかあった。コーヒーも美味しそう。 金魚館で働くことを通して例の子供っぽい主人公が、他者をに時間を費やすことや気持ちを思いやることを知って、今まで与えられてこなかった「自分だけの居場所」ができていくんだろうなぁと感じた。感想画を書くとしたらこのあたりかなぁ。
Posted by
カフェの従業員と、オーナーと、お客さん達の短編。 何故か人の過去が見えてしまう青年、が主人公。 正直なのは良い事ですが、この年になっても 口にしてしまうのはどうかと…。 もう少し世渡り上手になれば、と思うのですが その理想が隣にあれば、それはそれでイラつきます。 言い方、でしょ...
カフェの従業員と、オーナーと、お客さん達の短編。 何故か人の過去が見えてしまう青年、が主人公。 正直なのは良い事ですが、この年になっても 口にしてしまうのはどうかと…。 もう少し世渡り上手になれば、と思うのですが その理想が隣にあれば、それはそれでイラつきます。 言い方、でしょうか? 登場するまでは、ただの世間に流されてるけど 流されてない青年、だったのですが…。 どんどんとシリアスになっていく後半ですが 何だか駆け足っぽかったです。 人間、肯定されれば、それはそれで嬉しいですが 正直に生きよう、と生きてきたのですから こうなるのは当然では? とも。 とはいえ、あれが隣にいれば、反抗して 素直に、と思うのは普通かも。
Posted by
地元金沢のお話。 武蔵ヶ辻のあのお店のこととか、 兼六園など身近な場所のことが 描かれていて親近感が湧いた。 それと好みのカフェでのお話。 紅茶やコーヒー、ケーキの話題が出ると ついついこっちまで食べたくなる
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
金沢旅行に行って金沢が好きになった所だったので 手に取ってみたものの、とりあえず一言目の感想は 「残念」。 主人公が大学生なのに、言葉を選ぶ事を知らない所は 現代の若者の状況を実感させられる感じで、 主人公の想い人の女の子は魅力が全然感じられず (マスターの事が気になっていたかと思ったら、 いつの間にか主人公を気にしてる事になってるし) 主人公の双子の弟はとことん勝手なヤンデレ。 良い人だと思っていたマスターは、主人公が欲しかった のではなく、想い人(?)の血筋の双子のどっちかが 欲しかったという、主人公が可愛そうな状況で。 不思議な異能を持っているのなら、それを知っている マスターがちゃんと主人公を助けるために雇ったとか 良い面で雇ってほしかった。 金沢の名所の事が少しは書いてあるものの 風情が感じられず、物語の舞台が金沢である 意味があまり感じられない気がした。 もっとほのぼので金沢の街並みを思い出させる 作品だと思ったのになぁ…本当に残念でした。 なので★0つ。
Posted by
金沢は私の思い出の地でもあるので感情移入の舞台設定としてバッチリ。 物語は不思議な味わい。詳しく言うとネタバレになりますが、登場人物全員個性的でよく立っていました。 一花ちゃんのエピソードが一番お気に入り。
Posted by
- 1