子どものためのラ・フォンテーヌのおはなし の商品レビュー
ラ フォンテーヌ (原著), マーガレット ワイズ ブラウン (著), アンドレ エレ (イラスト)
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13話の短編集。詩ではなく文章。分かりやすい表現で読みやすく、総ルビで「子どものための」という看板に偽りなし。挿絵はアンドレ・エレ。19世紀の作品とは思えない普遍的で鮮やかな絵で古臭さを感じさせないのも良い。「イソップ」としてよく知られる物語から、聞いたことのないものまでバランス...
13話の短編集。詩ではなく文章。分かりやすい表現で読みやすく、総ルビで「子どものための」という看板に偽りなし。挿絵はアンドレ・エレ。19世紀の作品とは思えない普遍的で鮮やかな絵で古臭さを感じさせないのも良い。「イソップ」としてよく知られる物語から、聞いたことのないものまでバランスよく選ばれている。 フランスの詩人ラ・フォンテーヌの寓話集が元だが、自分としては「ラ・フォンテーヌ」と言われても馴染みはなく、別の本(『イソップ絵本はどこからきたのか 日英仏文化の環流』)で、イソップ寓話をヨーロッパで伝えた人物だと読んでいなければ手に取っていなかっただろう。 最近よくある、何でも「めでたしめでたし」にされる本とは一線を画し、昔話ならではの冷たさがきちんと残っている(「アリとキリギリス」ならぬ、「コオロギとアリ」然り)。
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みじかいおはなしがたくさんはいっていて、いろいろよめるのがいい。コウノトリとキツネは、やりかえすおはなしだった。
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短編集なのでベットサイドでの読み聞かせにおすすめです。 物語はイソップ物語を基にした寓話なので、おなじみの話が殆どです。その中から選ばれた13話が素敵な挿絵とともに収められています。 教訓的な内容なのですが、動物や鳥が主人公になっているせいか、押し付けがましくなく子供もすんなり聞...
短編集なのでベットサイドでの読み聞かせにおすすめです。 物語はイソップ物語を基にした寓話なので、おなじみの話が殆どです。その中から選ばれた13話が素敵な挿絵とともに収められています。 教訓的な内容なのですが、動物や鳥が主人公になっているせいか、押し付けがましくなく子供もすんなり聞き、受けとめているようです。 手許に置き、何度となく読みたくなるお話です。
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