「エルマーのぼうけん」をかいた女性 ルース・S.ガネット の商品レビュー
今年6月に100歳で亡くなったガーネットさん。実はこんなにも有名な児童書『エルマーのぼうけん』を、私はまだ一度も読んでいない。どうしてこの本を読もうとと思ったかというと、SNSで発信された追悼写真のガーネットさんが、おばあちゃんとは思えないような、とてもカラフルで素敵な服を着てい...
今年6月に100歳で亡くなったガーネットさん。実はこんなにも有名な児童書『エルマーのぼうけん』を、私はまだ一度も読んでいない。どうしてこの本を読もうとと思ったかというと、SNSで発信された追悼写真のガーネットさんが、おばあちゃんとは思えないような、とてもカラフルで素敵な服を着ていたからだ。どんな方なのだろうと興味深々で読んだ。 子ども向けに平易な言葉で書かれている本なので、とても読みやすい。子どもの頃に出会ったすべてのことが、ガーネットさんの心の糧になっていた。そして大人になっても生き生きと幸せに暮らすことができたのだ。 それはいいことばかりではなかった。しかしその度に謙虚に支えてくれる大人がいたり、物語好きの豊かな感性が彼女を救ってくれた。 子どもの時にこの本を読むと、生きる上での色々なヒントをもらうことができるだろう。そして大人の私も、多くのヒントをもらった。読み終えた時、感動で目が潤んだ。 著者の前沢さんは『野生のロボット』の訳者でもあり、流れるような文章、子どもたちへの温かい語りかけが素晴らしかった。 さあ、これから『エルマーのほうけん』を思いっきり読もう。人と比べることはない。思い立った今が一番受け入れる準備ができていて、決して遅くはないのだ。
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「エルマーのぼうけん」懐かしい本だ。 ルース・S・ガネット はこの本しか書いていないんだって! それにしてもいい人生だ。 そして、心に残るのは「家族は作るもの」ということか。 常に前向きに物事を考え、人とも物事とも関わっていく。 学校も素晴らしかった。昔読んだ「超学校」のような?...
「エルマーのぼうけん」懐かしい本だ。 ルース・S・ガネット はこの本しか書いていないんだって! それにしてもいい人生だ。 そして、心に残るのは「家族は作るもの」ということか。 常に前向きに物事を考え、人とも物事とも関わっていく。 学校も素晴らしかった。昔読んだ「超学校」のような? 生きていく力を育てる、そんな学校があったらなあ。
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22才で「エルマーのぼうけん」を書き、その後も作家になりたかったわけではなく、12人の子の親になりたかったと言い、7人の子の母となり、80才を過ぎても元気にイキイキと過ごすルースさん。 若い頃もアクティブに行動していて、その生き方は素敵。
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「エルマーのぼうけん」の作者ガネットさん。なんて奔放で自由で温かい精神をもった人なんだろう。あのお話は想像力豊かで子どもの心を持ち続けるガネットさんだから生まれた物語。ひとりの作家の生き方についての読みものとしてもすごくおもしろかった。子ども向けにわかりやすく書かれているし、ぜひ...
「エルマーのぼうけん」の作者ガネットさん。なんて奔放で自由で温かい精神をもった人なんだろう。あのお話は想像力豊かで子どもの心を持ち続けるガネットさんだから生まれた物語。ひとりの作家の生き方についての読みものとしてもすごくおもしろかった。子ども向けにわかりやすく書かれているし、ぜひ子どもたちに読んでほしい。作家を身近に、物語を身近に感じるきっかけにもなるんじゃないかと。こういう本はもっと増えてもいい。
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恵まれた子ども時代、ユニークな学校教育、豊かな経験がガネットさんの感性と主体性を育んだとわかる。 親の離婚さえも、愛してくる家族が増えたと捉えられる前向きな人。 生活を楽しみ、ユーモアを持ち、幸せな気持ちでいられる。そんなガネットさんが書いたおはなしだから、楽しさが伝わってくる。 エルマーのおはなしは、わたしの中にいる「こどものわたし」が書いたという。こども時代を楽しんだことがよくわかる。 ガネットさんは子どもの頃、親にガムを禁止されていたそうだ。(その理由が、ガムは町を汚すもとだから!) けれど思う存分ガムを食べてみたいと思っていたので、エルマーにはたくさん持たせてあげたかったとか。 作者ってこんなところに想いを込めたりするのですね。 『エルマーのぼうけん』が出版される前、編集者が試しにある学校で子どもたちに読ませてみたら、子どもたちはおもしろいと大喜び。けれど担任の先生は、「こんな物語を書くなんて、この作者は少し頭がいかれているのではないでしょうか」ですって! その先生『エルマーのぼうけん』がそのあと世界中で読みつがれ愛されているのを知ったら驚いたでしょう。 『エルマーのぼうけん』はエルマーがりゅうの背中に乗って飛び立つところで終りになっている。 ガネットさんは『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』と続きを書くことで、エルマーもりゅうも無事に家族のもとに戻してあげたかったという。 「行きて帰りし物語」ですね。
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エルマーシリーズに引き続いて読みました。 エルマーの生みの親ルーシー。彼女の子供時代の様子や、時代背景が彼女の口から語られているのを読めるのは貴重だと思います。
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来日記念パネルディスカッションに行く。 ありがたく予習。 「エルマーのぼうけん」シリーズの作者へのインタビュー本。 生い立ちからこれまでについて。 紀伊国屋ホームページの赤いベストを来た、いたずらっぽい表情のままの人なんだなぁ。 両親ともに元雑誌記者で、恵まれている。 はじめのほうを読んでいて、やっぱり環境とか教育の大切さを知る。 ガネットさんの通っていたシティー・アンド・カントリースクール、今だって日本にはこんな小学校はないんじゃないかな。 教えてもらうのではなく、「みんなで考えること」がほんとうに重視されている。 考えることが自分の人生を切り拓いていくことだと、この本の随所で感じた。 エルマーシリーズの挿し絵はお継母さん、地図の文字はご主人の作だとか。 子どもが七人もいることにも驚いた。 いわゆる「作家」とは一味違う感じで、すてきだ。 どんな話が聴けるだろうか?
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