京都の道はややこしい の商品レビュー
そう、京都の道はややこしいのです。 東西南北の道だけだと過信していたら、いつの間にやらどこかに迷い込んでいます。 この本片手に、京都の道を歩きたいです。
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京都の道の名前は地元の方でないと読めないものが多い。 まず浮かんでくるのが「烏丸通」だ。「からすまるどおり」と読んでしまうが、正しくは「からすまどおり」だ。 「る」なしがポイント。 そう言えば、京都にはキラキラネームのような名前がある。 それは「雲...
京都の道の名前は地元の方でないと読めないものが多い。 まず浮かんでくるのが「烏丸通」だ。「からすまるどおり」と読んでしまうが、正しくは「からすまどおり」だ。 「る」なしがポイント。 そう言えば、京都にはキラキラネームのような名前がある。 それは「雲母坂」と書いて「きららざか」と読む。子供の名前でありそうだが、江戸時代の『山州名跡志(さんしゅうめいせきし)』によると、坂の辺りを夕雲が覆い都から見ると雲が生ずるように見えたことに始まる。 もはや何でも使うようになった言葉がある。それは「カリスマ」と「天使」だ。希少価値があったような気がするが、今では誰でも名乗れるようだ。 そんな天使だが、京都には「天使突抜通(てんしつきぬけとおり)」という名前の通りがある。 豊臣秀吉が新たに設けたもので、正式には東中筋(ひがしなかすじ)通という。平安遷都からある五条天神宮の境内を分断した、道を敷いてしまった。 この五条天神宮には、天からのお使いとして大国主命(おおくにぬしのみこと)と協力して、国づくりに尽力した少彦名命(すくなひこのみこと)を祀っている。 平安遷都の際、桓武天皇が奈良から呼び寄せて、都の守護を託した。 当時は天使の宮、または天使社(てんししゃ)と呼ばれていた。後鳥羽院の時に五条天神宮と改められた。 ニュースを見ると、国内外から観光客が来てにぎわっている。今度、京都に行くときは、地名にも気をつけながら観光したいなあ。
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<目次> はじめに 第1章 歴史の不思議が詰まった道 第2章 ご利益がひそむ道 第3章 魔界に通じる道 第4章 変な道 <内容> 京都の道をキーワードに京都を覗く本。「姉三六角蛸錦…」と京都の東西の道を覚える歌があるが、碁盤の目のように広がる市街地の通り。その両側にはい...
<目次> はじめに 第1章 歴史の不思議が詰まった道 第2章 ご利益がひそむ道 第3章 魔界に通じる道 第4章 変な道 <内容> 京都の道をキーワードに京都を覗く本。「姉三六角蛸錦…」と京都の東西の道を覚える歌があるが、碁盤の目のように広がる市街地の通り。その両側にはいわくのある寺社仏閣、古跡などがゴロゴロ転がっている。京都に行くと、こうした道を歩くのだから、時代順や地域で寺社仏閣ばかり紹介するよりも効率のいいガイドブックとなっている。道は市街地だけでなく、伏見や長岡京や愛宕や大原への道もある。読めば京都に行きたくなる!
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