鬼さん、どちら の商品レビュー
webで一話試し読みで興味持ったので。 「じゃあこれアドバイスだけど、出てってくんない?」が面白かった。 あと最後が予想外だったのもよかった。
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有永イネさんの作品『鬼さん、どちら(2015)』を観読了。有永イネさんの作品は・・今年の7月に読んだ「さらば、やさしいゆうづる(2012)」以来です。 いやー、今回は・・”差別”を・・考えさせられる物語だったな・・・・うん。傑作。
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全1巻 三千人にひとり頭に突起の出来る「鬼」がいる日常、差別問題から浮き彫りになる人間の醜さ、優しさが胸を刺す作品
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「強くて脆い、醜くて美しい人間のすがた」 頭に角が生えている「鬼」のいる世界。彼らは三千人にひとりの確率で生まれ、「先天性頭部突起症」と認定を受け暮らしていた。鬼でない者は鬼に様々な種類の偏見を持ち、鬼は「可哀想な者」扱いされる自身を縛っていく。何ひとつ超常的な力を持たない鬼た...
「強くて脆い、醜くて美しい人間のすがた」 頭に角が生えている「鬼」のいる世界。彼らは三千人にひとりの確率で生まれ、「先天性頭部突起症」と認定を受け暮らしていた。鬼でない者は鬼に様々な種類の偏見を持ち、鬼は「可哀想な者」扱いされる自身を縛っていく。何ひとつ超常的な力を持たない鬼たちの存在により、日常生活に潜む様々な負の感情が引っ張り出される。恐れによる思い込みや小さな優越感などの厄介さに、心当たりがある人も少なくはないだろう。簡単に解決しない問題から自由になるにはどうすればいいか。シリアスに、時に温かくその術を教えてくれる作品です。各話のタイトルも秀逸(kuu)
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深い。 ほんとに微妙な人の感情を描写していて共感もし、ちょっと痛くもあり、ほんとに「鬼さん、どちら」と問いかけられてるようでした。 「鬼」というのはいろんなもの置き換えて考えたら自分もあちらだったりこちらだったり…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
年の瀬に面白い漫画にぶち当たり続けてて大変幸せ。ツノが生える『先天性頭部突起症』の人間がいる世界と差別を、突起症の少女とその周囲の人々とともに描いた連作。チクチクと心にクるシーンが多いが、ラストは笑って終わる形に収束するのが良い。そして百合だ。傑作
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なんというか今の現代の行き過ぎた24時間テレビなどの障害を持った人がうんぬんして感動、みたいなものを遠まわしにディスってるなと感じました。僕は障害を持ってる方を差別したりはしませんが、24時間テレビの障害者の方を持ち上げまくってお涙頂戴みたいなのが非常に大っ嫌いで、最初から可愛そ...
なんというか今の現代の行き過ぎた24時間テレビなどの障害を持った人がうんぬんして感動、みたいなものを遠まわしにディスってるなと感じました。僕は障害を持ってる方を差別したりはしませんが、24時間テレビの障害者の方を持ち上げまくってお涙頂戴みたいなのが非常に大っ嫌いで、最初から可愛そうだとかそういうレッテルを貼ったようなところが好きになれないのです。その気持ちをこの鬼さんどちらは代弁してくれたと思ってます。物議を醸すような内容ではありますが非常に面白かったです。
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マイノリティである鬼の少女と空気読めない系少女の友情にほっと息をつく。「なんで、全員正しくなくちゃいけないんですかね」
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