ゆめにっき の商品レビュー
わたしとあなた。 それはコインの裏表のように何よりも強く存在を認識できるが、決して顔を合わせることはできない。 フリーゲームの『ゆめにっき』が小説となったもの。 過去に実況プレイ動画で拝見はしていたが、作者の構想が小説に落とし込まれている?でOKなのかな。 深く理解しようにも...
わたしとあなた。 それはコインの裏表のように何よりも強く存在を認識できるが、決して顔を合わせることはできない。 フリーゲームの『ゆめにっき』が小説となったもの。 過去に実況プレイ動画で拝見はしていたが、作者の構想が小説に落とし込まれている?でOKなのかな。 深く理解しようにも、序盤、中盤は核心が全く見えずに、奇妙な夢の世界が描かれている。 終盤になり、ようやく物語の輪郭が見え始めるのだが、曖昧さは回避できずに終わる。 生きる、生かす、死ぬ、殺す。 嫌悪や罪悪感、犠牲や罪の更に奥の意識へ。 潜在的無意識に手を伸ばす。 最後に幸福が待っているなら読者としてもありがたい。
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