ギブ・ミー・ア・チャンス の商品レビュー
荻原浩氏の描く人物は 自虐的というかマイナス思考というか 「卑下」するところ がどうにも受け入れがたい
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夢を叶えようとする人たちが、挫折や失敗を繰り返しながらも前を向こうとする話を8編集めた短編集。 それぞれの主人公は、夢を叶えるには年齢的にも才能的にも難しそうな人ばかりで、厳しい現実にさらされる。 それでも、一発逆転を狙って背水の陣で進もうとする姿は、時には痛々しくもあるけれど...
夢を叶えようとする人たちが、挫折や失敗を繰り返しながらも前を向こうとする話を8編集めた短編集。 それぞれの主人公は、夢を叶えるには年齢的にも才能的にも難しそうな人ばかりで、厳しい現実にさらされる。 それでも、一発逆転を狙って背水の陣で進もうとする姿は、時には痛々しくもあるけれど、心からがんばれと応援したくなる。 辛い経験が結果的に吉となり笑いに代わる元相撲取りと、ロックバンドのボーカルから売れない演歌歌手となった女性の話が、とくに印象に残った。 現実の世界において、どれほど涙ぐましい努力を重ねても、それが報われるとは限らない。それでも、くじけずに前進しようとする姿勢は貴重であり、たとえ成功はしなくても得るものは大きい。 どの話にも、わずかながらでも希望の光が灯っているところに、弱者に対する作者の優しさや温かみが感じられる作品集だった。
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8つの短編集。いずれも、現状に何かしらの課題を持っている人が、何かしらのプチ解決につながっていくようなもの。 特に深く心に残るという作品ではないが、どれも職業背景などがしぼりこまれていて、純粋にエンターテイメントとして楽しめる。 元相撲取り、演歌歌手、漫画家、CA、ゆるキャラ、モ...
8つの短編集。いずれも、現状に何かしらの課題を持っている人が、何かしらのプチ解決につながっていくようなもの。 特に深く心に残るという作品ではないが、どれも職業背景などがしぼりこまれていて、純粋にエンターテイメントとして楽しめる。 元相撲取り、演歌歌手、漫画家、CA、ゆるキャラ、モデル、小説家の卵、漫才師。
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夢を追ったり、再起をかけたりする人たちの短編集。 著者ならではの、クスッと笑えるポイントが満載で面白かったです。 ・元相撲取りの探偵 ・ロックグループのボーカルからアイドルを経た演歌歌手 ・漫画家デビューを目指す人気漫画家のアシスタント ・観光列車の客室係りをする元CA ・人気の...
夢を追ったり、再起をかけたりする人たちの短編集。 著者ならではの、クスッと笑えるポイントが満載で面白かったです。 ・元相撲取りの探偵 ・ロックグループのボーカルからアイドルを経た演歌歌手 ・漫画家デビューを目指す人気漫画家のアシスタント ・観光列車の客室係りをする元CA ・人気の出始めたゆるキャラの中に入る市役所職員 ・テレビの中の世界に憧れ上京したぽっちゃり女子 ・ミステリー作家を目指す主婦 ・お笑い芸人を目指すコンビニ店員 それぞれに悲壮感はあるものの、明るい未来が感じられるような終わり方が良かったです。 演歌歌手の話が一番好き。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人生の再起をかけた物語。 荻原浩のテイストがたっぷり詰まった短編集。笑いあり、でも、ちょっとホロっとしたり。それぞれの短編の主人公の先が気になるような、応援したくなるような、そんなお話。
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探偵に転職した元相撲取り、売れない演歌歌手、デビューにたどり着けないマンガアシスタント・・・いろんな職業でもがいている人たちの「ギブ・ミー・ア・チャンス!」が響く短編集。 どの人も痛々しい独白口調なのでちょっと読んでて辛かった。 こちらも他人事じゃないし^^;
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ええー!ピクスタでいいの、表紙。それにピクスタとしかかかなくていいの、撮った人の名前とかいるやろ。 内容はちょっといま気分じゃなかった。ユーモラスとかどうでもいいっていう気分だったので。 表紙ピクスタなのもだいぶちょっとないわって思ってるし、読み返さないと思う。一話目の探偵のがい...
ええー!ピクスタでいいの、表紙。それにピクスタとしかかかなくていいの、撮った人の名前とかいるやろ。 内容はちょっといま気分じゃなかった。ユーモラスとかどうでもいいっていう気分だったので。 表紙ピクスタなのもだいぶちょっとないわって思ってるし、読み返さないと思う。一話目の探偵のがいちばんおもしろかった。
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「探偵には向かない職業」 「冬燕ひとり旅」 「夜明けはスクリーントーンの彼方」 「アテンションプリーズ・ミー」 「タケぴよインサイドストーリー」 「押し入れの国の王女様」 「リリーベル殺人事件」「ギブミーアチャンス」 8篇の短編集。 しょっぱなの元相撲取りの探偵ってい...
「探偵には向かない職業」 「冬燕ひとり旅」 「夜明けはスクリーントーンの彼方」 「アテンションプリーズ・ミー」 「タケぴよインサイドストーリー」 「押し入れの国の王女様」 「リリーベル殺人事件」「ギブミーアチャンス」 8篇の短編集。 しょっぱなの元相撲取りの探偵っていうのが 設定は面白いのだけど、無理があるっていうか 残念な感じだったのだけど その他は概ね楽しめた。 方向が間違ってても、才能がなくても 頑張ってる人って読んでて元気になる。 元スチュワーデスの話が一番切実で グっと来た。
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本当何というかちょうどいい話を書く人だなあと褒め言葉なんですが、思います。短編集ですが、全てクスッとできて、うまくまとまってて、好きです。
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人生で、もう1歩の飛躍を求める人たちのお話。 表題作でもある「ギブミーアチャンス」が1番好き。 コンビニ店員をやりながらお笑いを目指すって、 ちょっとステレオタイプすぎる気はするけど。 でも、こういう人、好きだな。 元ACのおねーさんは、痛すぎるけど、ラストに ちょっとニヤリ...
人生で、もう1歩の飛躍を求める人たちのお話。 表題作でもある「ギブミーアチャンス」が1番好き。 コンビニ店員をやりながらお笑いを目指すって、 ちょっとステレオタイプすぎる気はするけど。 でも、こういう人、好きだな。 元ACのおねーさんは、痛すぎるけど、ラストに ちょっとニヤリ。 市役所勤務なのに、着ぐるみの「中の人」になって しまうお話も、かなり笑える。いいわ~。 ま、どこかのゆるキャラを思わせる設定もありますが、 そこはご愛敬。 どの作品の主人公も、「自分はこんなものじゃない」 という思いを抱えて、ひねくれるのでなく、前向きに (前向きすぎるのも考え物?(笑))頑張っているから 読後感が爽快。
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