ごー・れむ(1) の商品レビュー
ほんわかもしている一方で、スパイスも効いていて、笑いが止まる事はない 代表作である『魔界から来たメイドさん』でも感じている印象だが、さくらえびちま先生は絵柄とネタのマッチ具合が実に好い 適当・・・と言ったら、先生に失礼だな。そう、しゃちほこばっていない、と言うのがしっくりくるかな...
ほんわかもしている一方で、スパイスも効いていて、笑いが止まる事はない 代表作である『魔界から来たメイドさん』でも感じている印象だが、さくらえびちま先生は絵柄とネタのマッチ具合が実に好い 適当・・・と言ったら、先生に失礼だな。そう、しゃちほこばっていない、と言うのがしっくりくるかな、そんな絵柄がちょっぴりブラックなネタを引き出している 一話目の一本目から、いきなり、インパクトがある。まさか、女の子が、悪霊を叩き潰すとは・・・・・・ また、ファンタジー系が得意でもあるのだろう、さくらえび先生は(ここで切っていいのかな、ペンネーム) 人外キャラが実に活き活きしている。女の子の可愛さや完成度の高さで言えば、ももせたまみ先生の『私設花野女子怪館』が上ではあるが、個人的にはももせ先生の背中が見えてくるくらいには、こっから伸びるんじゃないかな、とさくらえびちま先生には期待を寄せさせてもらっている ヒロインはタイトル通りで、土から作られた魔導人形、いわゆる、ゴーレムだ しかも、性格が天然ほわほわ系。良く言えば猪突猛進な美少女w ゴーレムだけじゃなく、マンドラゴラやヴァンパイア、ワーウルフ、ドッペルゲンガーなど、西洋妖怪のメジャーどころも登場しており、内容がどんどん濃くなっていく また、もう一人のヒロイン、巫亜子ちゃんが体の内に土地神を秘めているもんだから、悪意を持つ様々な人外に狙われる羽目になってるって設定も、ベタだが、作品に安定感を持たせてくれている これから、彼女らはどんなトラブルに巻き込まれ、その中で人と人外の絆は強まっていくのか、楽しみだ 個人的にお勧めの話は、巫亜子ちゃんの親友、弓美ちゃんがメインを張る番外編「ゆみみの冒険!?」だ。弓美ちゃんの、霊と仲良くなるためなら手段を択ばず、笑顔でグイグイ行けちゃう彼女の個性は、実にファンタジーコメディ向きだ。そんな彼女と縁を結んだ髭切殿ことヒゲさんの本編登場と、コメディらしからぬ活躍をするかもしれない日が楽しみだ この台詞を引用に選んだのは、弓美ちゃんの可愛さ、人の良さ、懐の深さを表すと同時に、友情ってのはこれと言った特別な理由で成立するものだ、としみじみ思ったので。たまたま、友達になったのなら、そこには意味のある必然性が宿っているのだろう
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