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15歳はなぜ言うことを聞かないのか? の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2019/06/23

思春期の脳の可塑性は高い。一貫して語られるのは、思春期までの子どもが如何様にも成長可能であるという、脳神経科学を根拠とした論。個人的には、不安定な思春期を過ごす子どもが増えてきた昨今、思春期の年齢が人工光源や食物などから押し下げられていることによる精神的な揺らぎが原因であることや...

思春期の脳の可塑性は高い。一貫して語られるのは、思春期までの子どもが如何様にも成長可能であるという、脳神経科学を根拠とした論。個人的には、不安定な思春期を過ごす子どもが増えてきた昨今、思春期の年齢が人工光源や食物などから押し下げられていることによる精神的な揺らぎが原因であることや、なぜか大人数でいると悪ふざけするバカな男子中学生の脳構造が明らかになったことは、その理解に繋がったと感じる。許容の範囲は、理解の範囲に比例して広くなると思う。実際、子供の問題行動を知識として脳の構造から引き起こされている生物学的な行動の一つだと認識するだけでも、イライラが減る。なくならないが、減るってところが、やっぱり私も未熟だなあと思うところです。

Posted byブクログ

2017/12/17

 視聴覚や言語の獲得など、3才までが脳成長の臨界期と言われてきたが、さらに高い報酬や成功につながる第2の成長が思春期に起こるらしい。  成長と自己制御のバランスがくずれるこの時期に、一見理解不能な行動が高まる。  「アクシデント・ハンプ」と呼ばれる男子の死亡率増加や、婚姻届などの...

 視聴覚や言語の獲得など、3才までが脳成長の臨界期と言われてきたが、さらに高い報酬や成功につながる第2の成長が思春期に起こるらしい。  成長と自己制御のバランスがくずれるこの時期に、一見理解不能な行動が高まる。  「アクシデント・ハンプ」と呼ばれる男子の死亡率増加や、婚姻届などの公的記録ともひもづけて、不可解さの科学的な検証を試みる。  親、教育現場や社会政策が適切に関わることで不慮の事故を予防し、さらなる飛躍を提言する本。

Posted byブクログ