東京者がたり の商品レビュー
2023/03/12 YouTubeで玉袋筋太郎が思い出語ってるの見て涙出た。 喧嘩の理由が俺のほうがお前のこと好きだとか.... 最後の対談の写真もすごい良い。
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図書館借り出し 地図つけて欲しかったな 鶯谷ね ラブホ以外で行ったことないけど、地図片手に散策してみたい
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1967年江戸川区生まれ、西村賢太さん。その生きざまは、私小説で伺ってます。今回はエッセイの形で。「東京者がたり」、2015.10発行。巻末に、同年生まれの玉袋筋太郎さんとの対談があります。15歳で家を出て、最初に住んだ鶯谷の根岸の里、いい思い出だったみたいです。三畳の間、月8千円。上野~鶯谷~日暮里~十条~赤羽、いいところですものね(^-^)
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東京にまったく縁のない地方出身の私にとって、とてつもなく退屈な時間であった。 西村賢太が持つ稀有で特有な雰囲気のする随筆集にもなっていない。 久方ぶりの講談社からの依頼であったらしいが、企画的には失敗だろう。 だが、芥川賞候補にあがり、選考結果当日での一文「ダークグレーのスーツ...
東京にまったく縁のない地方出身の私にとって、とてつもなく退屈な時間であった。 西村賢太が持つ稀有で特有な雰囲気のする随筆集にもなっていない。 久方ぶりの講談社からの依頼であったらしいが、企画的には失敗だろう。 だが、芥川賞候補にあがり、選考結果当日での一文「ダークグレーのスーツ、濃い青色のワイシャツ、赤色系のネクタイのいでたちで、手にはジュラルミンのアタッシェケース(中身はなにも入っていない)」で笑ってしまった。本を読んで哄笑したのは久しぶりだ。 こういった人間味溢れる西村賢太が堪らなく好きである。
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なるほど、北町貫多の影が見え隠れするエッセイ。 僕にとっての東京ならば、取り上げるのは、田無、三鷹、吉祥寺、新宿、早稲田、池袋、町田、銀座、御徒町、渋谷、浅草あたり。でも、多摩地区に関しては、『そこを東京扱いするな。カッペめ』と面罵されそう。 あとがきの対談で、田無や保谷を西東京...
なるほど、北町貫多の影が見え隠れするエッセイ。 僕にとっての東京ならば、取り上げるのは、田無、三鷹、吉祥寺、新宿、早稲田、池袋、町田、銀座、御徒町、渋谷、浅草あたり。でも、多摩地区に関しては、『そこを東京扱いするな。カッペめ』と面罵されそう。 あとがきの対談で、田無や保谷を西東京市と名乗るのはいかがなものかというくだりがあったのだが、これに関しては同意。田舎から出てきた当時の僕にとっては、東京都下という私鉄沿線のゆるさが住み心地良かったのだ。
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西村さんの小説はとても好きだけど、この本の最後の対談は不快(これを載せる意味あるかな)。これ以上田舎者が東京に入ってこないようにするために、東京は日本から独立するというのはどうでしょう。
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「私小説の背負う宿命を悪く無視し、不自然さと偶然のみをたたみかけた中途半端に陳腐な青春ムービー。」自らの著作を映画化した「苦役列車」の西村評である。短い言葉でまこと見事に本質を射抜いている。本書は著者自身が生き抜いた東京を舞台としたエッセイ。どの項も心境の変化と状況の変化が丹念に...
「私小説の背負う宿命を悪く無視し、不自然さと偶然のみをたたみかけた中途半端に陳腐な青春ムービー。」自らの著作を映画化した「苦役列車」の西村評である。短い言葉でまこと見事に本質を射抜いている。本書は著者自身が生き抜いた東京を舞台としたエッセイ。どの項も心境の変化と状況の変化が丹念に綴られている。小説で描ききれなかった部分がさりげなく補われており、小説との微妙なシンクロも魅力の一つ。随所に小さな発見があり、驚いたり感嘆したり。後楽園球場にはじまり、隅田川、蒲田、早稲田、・・・・・新宿二丁目の病院、そして、聖地芝公園で終結する。著者のこれからの人生を暗示するようで興味深い。真実のみが持つ迫力に、今回も心をすっくとと立ち直らせられた。
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