14歳からの宇宙論 の商品レビュー
アインシュタイン、ホーキンスなどがどんな功績を残してきたか等も分かりやすく書いてあります。 私たち人類が生まれる前の原点として宇宙のことを知ることは大切だなと感じました。 ただ宇宙なので全てにおいて桁が大き過ぎて時々頭がポカンとしてしまうところもありました((^_^;)
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宇宙についての大人向けの本を読んでたんだけど理解できなさすぎて、この本にすがり付いてみました。めちゃめちゃわかりやすくて面白かった。 特に「ブラックホールは物体を吸い込んでるのではなく、重くて沈んでるからそこに物体が転がり込んでくる」ってことが衝撃的だった。 光時計だけよくわから...
宇宙についての大人向けの本を読んでたんだけど理解できなさすぎて、この本にすがり付いてみました。めちゃめちゃわかりやすくて面白かった。 特に「ブラックホールは物体を吸い込んでるのではなく、重くて沈んでるからそこに物体が転がり込んでくる」ってことが衝撃的だった。 光時計だけよくわからなかったのでYouTubeで解説を観たり、新しいことを知るってやっぱり面白いなーと思わせてくれた本でした。
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初めて宇宙について書かれたものを正面から読み通した。難しくて分からないところも多々あったが、分かりやすい例えを多く用いて説明してあったので、中高と物理、化学の勉強を全く放棄していた自分でも最後まで楽しんで読めた。 これをきっかけに、宇宙のことをもっと知っていきたい。
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よく聞くけれど説明できない相対性理論、ビッグバン理論、インフレーション理論、超ひも理論といった理論やブラックホール、素粒子、ダークマター、ダークエネルギー、宇宙は無から生まれたのかといった用語についてわかりやすく解説されています。 個人的に一番なるほどと思ったのは光とは電磁波の一...
よく聞くけれど説明できない相対性理論、ビッグバン理論、インフレーション理論、超ひも理論といった理論やブラックホール、素粒子、ダークマター、ダークエネルギー、宇宙は無から生まれたのかといった用語についてわかりやすく解説されています。 個人的に一番なるほどと思ったのは光とは電磁波の一種で波長の長さによってエックス線、紫外線、光(可視光)、赤外線、電波に分れるといったことでした。 また超ひも理論については著者の佐藤先生が専門ではないため、むしろ簡潔で分かりやすく書かれておりこの書籍で初めて理解できました。「閉じたひも」「開いたひも」「ブレーン」の図は秀逸です。 14歳で理解できるのか少し疑問ですが、興味がある方なら何とかなるのではないでしょうか。図鑑を読みながらこの書籍を読むとかなり理解が進みます。 この次は宇宙論や量子論関連の新書にチャレンジしてみたいと思います。
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インフレーション宇宙論を提唱した宇宙物理学者、佐藤勝彦氏による中高生向けの宇宙論解説書。宇宙の構造や始まりについて概要を俯瞰できる内容。宇宙論について知るためには、ビッグバン宇宙論までについては、科学史的な観点からもサイモン・シンの「宇宙創成」が詳しくて面白かった。インフレーショ...
インフレーション宇宙論を提唱した宇宙物理学者、佐藤勝彦氏による中高生向けの宇宙論解説書。宇宙の構造や始まりについて概要を俯瞰できる内容。宇宙論について知るためには、ビッグバン宇宙論までについては、科学史的な観点からもサイモン・シンの「宇宙創成」が詳しくて面白かった。インフレーション宇宙論以降の宇宙論については、佐藤勝彦氏の「宇宙論入門」に詳しく解説されているが、読み進める途中で理解が追い付かなくなってきたので、中断中。先に本書を読んだ方が理解しやすいと思う。 序章 宇宙はなぜこんなに魅力的なのか 第1章 宇宙はどんどん大きくなっていた! 第2章 昔の宇宙はミクロの火の玉だった! 第3章 宇宙は「倍々ゲーム」で膨れ上がった! 第4章 宇宙は「無」から生まれた!? 第5章 宇宙は無数にあった!? 第6章 宇宙は将来どうなるのか?
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わかりやすかった。おもしろかった。そして、宇宙論への興味の限界を感じた。理論の世界に行き過ぎると、やはり面白くないな・・
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現在高2の長男が宇宙物理をやりたいと言い出している。ふつうの高校からはドロップアウトし、毎日何をしているのかもわからない状態。進学はしたいし、そのためには勉強もしないといけないことは分かっているようだが、行動はともなっていない。けれど、夢をもつこと自体は悪いことではないし、何かや...
現在高2の長男が宇宙物理をやりたいと言い出している。ふつうの高校からはドロップアウトし、毎日何をしているのかもわからない状態。進学はしたいし、そのためには勉強もしないといけないことは分かっているようだが、行動はともなっていない。けれど、夢をもつこと自体は悪いことではないし、何かやりたいことをもつのもよいだろう。いまは長い充電期間と思いながら、いつかは行動に移すであろうことを期待しながら、自分の持っている本を長男の部屋の本棚に並べたり、宇宙ユニットなどの案内を見せたりしている。そんな中で本書を発見。まあ、最終章はいつも通りスケールが大きすぎて圧倒されるだけなのだけれど、宇宙が晴れ渡る話とか相対論の復習ができた。寝る前の10分読書なので、真空の相転移とか、ホーキングが半球を使って特異点を回避した話とか、ほとんど理解することができなかった。長男はこれをどう読むのか。というか、読むのか。最初のマンガだけか。サイモン・シンの「宇宙創成」も上巻の50ページくらいのところで止まっているようだし。本書の話から離れる。そもそも、私は大学附属校から外部受験をした。まわりは、ほとんど受験勉強をしていない中で、1人で(たいしてやっていないけれど)勉強をした。まあ、物理や数学が好きだったのは確かだ。高2のころ突然本を読むようになった。フリーマン・ダイソン「宇宙をかき乱すべきか」がきっかけで、ハイゼンベルグ「部分と全体」などにも手を付けた。オッペンハイマーとかフェルミの伝記を読んで、原爆の製造について考えた。この段階でどうも物理学自体より物理学史に興味があったのかもしれないが、自分の中では素粒子論をやりたいと決めていた。クォークとか、カミオカンデとか、陽子崩壊とか、名前を聞くだけでわくわくした。結局大学では数学や物理の基礎からついて行けず、研究者の道はすぐにあきらめたのだけれど、それでも好きなのに変わりはない。大学受験とか大学での勉強は、やはり好きなものがあって、誰かに強制されるものではなくて、また大学の名前に左右されるのでもなく、自分の好きなことを好きな場所でするのがいいと思う。パートナーは田舎の公立進学校出身で、けっこう勉強をさせられていたようだ。でも、音楽という好きなものがあって、その勉強をするための受験勉強であったのは同じだ。ただ、勉強の仕方がずいぶん違う。いまの高校生を見ていると、強迫神経症的に勉強をしなければいけないと思わされているような気がしてならない。パートナーにもそれに近いものがあったのだろう。私は自由気ままに自分のペースで勉強していた。親は自分の通って来た道で判断して子に伝えることしかできない。子どもにとって、両親の言うことがくい違うというのはどんなものだろうか。最終的には自分で考えて、行動に移していくしかないが。けれど、好きで、好きなものがあるから、やりたいことがあるから勉強する、というようであってほしい。好きこそものの上手なれだ。
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自分なりに纏めると、 武器:相対性理論 アインシュタインの宇宙モデル:「宇宙は一定の大きさを保っている」「宇宙は永遠不変の存在である」 ↑反対意見 武器:望遠鏡 ハッブルの法則→「銀河までの距離に比例して、銀河の後退速度が速くなる」→宇宙が膨張している ↓後にアインシュタインもハ...
自分なりに纏めると、 武器:相対性理論 アインシュタインの宇宙モデル:「宇宙は一定の大きさを保っている」「宇宙は永遠不変の存在である」 ↑反対意見 武器:望遠鏡 ハッブルの法則→「銀河までの距離に比例して、銀河の後退速度が速くなる」→宇宙が膨張している ↓後にアインシュタインもハッブルから説明を受け、自らの宇宙モデルを撤回。 膨張宇宙説(ルメートル):一般相対性理論→「かつての宇宙は超高密度の小さな固まり(宇宙卵)だった」。空間や時間が生まれたのは「宇宙の始まりの直後」である。 ↓ルメートルの宇宙卵というアイでは画期的であるが、温度について触れていなかった。 武器:原子核物理学 ビッグバン宇宙論(ガモフ)→超高密度かつ超高温 ↓ビッグバン宇宙論の強力なライバルとなる理論 定常宇宙論(ホイル):「宇宙は膨張しているけれど、一定(定常)である」←「真空から新たな物質が生まれてくれば、宇宙は一定の密度を保てる」 本理論の魅力は、宇宙の始まりを考えなくてよい点。「宇宙は永遠の過去から永遠の未来まで、変わらずに存在する」 ↓当時は、定常宇宙論の方が優勢。「宇宙に始まりがある」という理論は受け入れがたかった。 武器:電波天文学 ビッグバン宇宙論の正しさを支持する「宇宙背景放射」が発見される ↓ビッグバン宇宙論が抱える問題 特異点問題:本論では、過去にさかのぼると、宇宙は小さくなり、逆に宇宙の温度や密度はどんどん高くなる。宇宙が生まれた瞬間は、宇宙は一点になり、宇宙の温度や密度は無限大になる(特異点)。特異点では、相対性理論を含めあらゆる物理法則が成立しない。なぜなら無限大という数字は実在せず、正しい計算をしたり、法則を導いたりすることができない。 ↓特異点問題は解決できていない。 「無から宇宙を創る」というアイデア 武器:量子重力理論←量子論と一般相対性理論を融合させた理論で、まだ建設途中の理論。 宇宙創成論(ビレンキン):最初の宇宙はエネルギーゼロ、大きさゼロの無の状態(無と有の間おをゆらぐ状態)で生まれたり消えたりしている。ある時突然、宇宙はトンネル効果によって極小の大きさを持った存在としてボッと現れる。 無境界仮説(ホーキング):「宇宙が虚数の時間という特殊な時間に生まれたとすれば、宇宙の始まりは特異点にならない」。虚数の時間が実数の時間に変わった時が、トンネル効果の「トンネルを出た」瞬間に当たり、ミクロの宇宙が姿を現す。 あと、太陽の未来に関して、太陽の直径が現在の150倍くらいに膨張して、太陽の大きさが現在の金星の軌道くらいまで広がるといった話を読んで、どんだけスケールがデカい話なんだと、ものすごく興味がわいた。そうなると地球の温暖化現象なんて可愛すぎます。 これ以外にも興味深い話が多く、宇宙論初心者の私にとっては、いい勉強になりました。
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