長期投資はじめの一歩 の商品レビュー
長期投資とは何なのか、具体的にどういうものかという事をわかりやすい言葉で教えてくれます。 投資方針に迷った時にこそ役立つ本になりそうです。
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投信初心者の一人であるので、この世界で名前を馳せている、澤上氏の理念を学びたいと思い本書を読んだ。 残念ながら、繰り返しの多さと内容の具体性のなさに読み進めるのが辛くなってきた。共感できる点もあるが、要するに、澤上ファンドを買ってくださいってこと?これが王道と言い切る自信はすご...
投信初心者の一人であるので、この世界で名前を馳せている、澤上氏の理念を学びたいと思い本書を読んだ。 残念ながら、繰り返しの多さと内容の具体性のなさに読み進めるのが辛くなってきた。共感できる点もあるが、要するに、澤上ファンドを買ってくださいってこと?これが王道と言い切る自信はすごいが・・ 一つのシュミレーションとして、30才から月5万の積立(年間で60万)したとしよう。実際にはかなりきついと思うが、これを、仮に30年間積立てとして、本当に、氏の言うファイナンシャル・インデペンデンスに到達するだろうか?かなり無理がある。要するに、元から貧乏な人には、所詮無理だという事。 澤上氏も認めている通り、この世界では生き残るのは至難のワザ。かなりの幸運に恵まれないと勝ち残れない気がする。よく、アクティブかインデックスかで議論になるが、なかなか難しところである。
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自分のできる範囲内で、預金以外のいくつかの金融商品と関わってきましたが、この25年を振り返ってみると、一番成績が良かったのは、適度な額の積立貯金だったというのは笑い話のような結果です。 外国籍の投資ファンド、ヘッジファンド、金貯蓄、個別株式(日本・中国)等ですが、ある期間だけは...
自分のできる範囲内で、預金以外のいくつかの金融商品と関わってきましたが、この25年を振り返ってみると、一番成績が良かったのは、適度な額の積立貯金だったというのは笑い話のような結果です。 外国籍の投資ファンド、ヘッジファンド、金貯蓄、個別株式(日本・中国)等ですが、ある期間だけは良かった、ドル換算で見たら良かった等、例外もありますが、私の得た財産は「経験」というものが一番大きいです。 何冊か資産運用の本を読みましたが、私に合っていそうなのは、応援したくなる企業を長期で投資する、というスタイルでした。米国の投資の神様や、この本の著者である、澤上氏もその様な考えをされています。 株式の世界はよく「ゼロサム社会」だと言われますが、市場規模が大きくなれば、この本のポイントである「プラスサム」にもなり得ると思います。この本の面白かったのは、帯に書かれている通り、「投資の勉強は無駄、それより応援する企業を見つけなさい」というメッセージです。これを参考に私も応援したくなる企業を自分の目で探してみたいと感じました。 以下は気になったポイントです。 ・個人金融資産1708兆円(2015.3)のうち、48%以上にあたる826兆円を預貯金に眠らせている(p50) ・投資のプロとか、百戦錬磨の経験者といわれる人ほど、成績は残せていない(p60) ・投資とは、安く買って高く売るだけ、だが勉強をすればするほど、「安いときに売って、高値で買ってしまう」(p63) ・一株当たりの利益が高くなるころには、株価は下り坂。利益が低くなるときに株価が上がる。株価は先行指標性がある(p67) ・中途半端な知識で分散投資すると、むしろ危険である、また、よく知らないものには手を出さない(p72) ・70年代前半の世界的なインフレと83年までの高金利で、債券価格はボロボロであった(p78) ・景気や金利の大きなうねりを先取りして、株式→現金→債券→株式へと切り替えていくのが長期投資の基本(p80) ・日本の景気が上がって来たら、株式を徐々に売り上げて現金比率を高めていく(p82) ・本当の分散投資とは、時間分散であり、けして現時点における投資判断で、資産配分を固定させてはいけない(p83) ・相場暴落時など、皆が売っているときほど、これはと思う企業を応援する価値がある(p118) ・現在の世界人口は72億で、2050年の96億人に向かって、毎日16万人ずつ増えている。この需要を支えるのが企業であり、それを応援するのが長期投資である(p125) ・世界で何が起こっても、ずっと応援したい、と思える企業を選ぶのがポイント(p128) ・預金600兆円を保証するための預金保険機構の資金は2015年3月末で、2.2兆円(p185) ・投信は、信託銀行が信託財産として預かることになっているので、自行の経営内に入れることはできない。信託財産として預かるだけだから、信託銀行がつぶれても全く問題ない。銀行預金より安全とかいう次元でない(p187) ・どの投信も、設定後1年から2年経過すると、大量解約の嵐となる。投信の販売サイドが次々に出てくる新ファンドへ乗り換えるので(p189) ・投信という商品を提供する運用会社よりも、販売する証券会社、銀行、郵貯のほうが力関係が上なので、販売しやすい商品をだしてくる(p191) ・日本を代表する投信が46本リストアップされていて、1万円を上回っているのは10本のみ(p205) ・ヘッジファンドは低金利のいまがピーク、レバレッジがかけられるのは、この十数年、世界的に異常なほど金利が低くて借金しやすいから(p230) 2015年11月15日作成
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