背徳の婚姻 の商品レビュー

浅見茉莉(著者),蝶野飛沫

2016/07/04

血のつながらない兄と妹のお話。

かっこいい兄のことを好きだったけど、それは家族としての愛だったヴィヴィアン。
兄のアンドリューはヴィヴィアンを妹ではなく、恋人として好きだったわけで、いきなり兄が自分をそういう対象とみていることを告げられたら、かなり驚くと思います。

とはいえ、ヴィヴィアンがアンドリューに恋人としての愛情を感じてからは、もうちょっと前向きになって欲しいのに、なんだか終始ウジウジしていて、なんかちょっといらっとしました。
勝手に思い込んで、飛び出して、危険な目にあうとかありがち。

これはヴァニラ文庫ですけど、執着具合からすると、アンドリューはソーニャっぽいかなって思いました。